2012年3月5日月曜日
聖書の中の植物
仏教やヒンドゥー教の聖なる植物があれば、キリスト教に関する植物もあります。
キリスト教の聖書には、新約聖書、旧約聖書合わせて、100種以上の植物の記載があるそうです。
『Beautiful Plants of the Bible-From the Hyssop to the Mighty Cedar Trees』(美しい聖書の植物-ヒソップ(アガスターシェ属の香りのある植物の総称)から巨大杉まで。David Darom著、PARPHOT発行.、イスラエル)には、そのうちの80種以上が写真つきで紹介されています。
写真(印刷?)があまりよくないのが、ちょっと残念ですが。
副題になっているヒソップは、シナイ半島のおもに岩場に咲き、お茶にしたり、オーブン料理のスパイスとして使う草です。
そしてこれが、副題の巨大杉、レバノンスギです。
その堅牢な材から、レバノンスギは強さの象徴とされ、エルサレムに最初に建てられた寺院も、二番目に建てられた寺院も、レバノンスギで建てられたそうです。
聖書の中で、最も重要な七種類の植物は、小麦、大麦、ワイン(ブドウ)、ザクロ、オリーブ、ナツメヤシ、イチジクです。
これは、想像に難くありません。
どれもシナイ半島で栽培できるものであり、重要な食物です。
これと豆があれば、十分生きていけそうです。
食物としては、上記七種類のほかに、ソラマメ、レンズ豆、ひよこ豆などの豆類、ネギ、タマネギ、ニンニクなどの野菜、リンゴ、クワ、プルーンなどの果物、アーモンド、クルミ、ピスタチオなどのナッツがありました。
写真上はアーモンドの花、中はピスタチオ、カシの実(どんぐり)、アーモンド、クルミ、下はピスタチオが生っているところです。
とげのあるような、乾燥地に生える植物が多い中で、おやっと思ったのが、水辺の植物たちです。
葦、ガマ、パピルスなどがありました。
もっとも、シナイ半島からエジプトはそう遠くはありません。
実は、私は栽培種のバラが苦手です。どうも好きになれません。
でも、ハマナス、いばらなど、野生のバラは大好きです。
聖書にある野生のバラも、とても素敵でした。
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