2013年2月27日水曜日

サツマイモ


千葉に住む古い友人K.Hさんのもとで一年間研修してから、数年前に八郷で就農したKさん夫妻にサツマイモをいただきました。
昨秋に収穫してからずいぶん経つのに、みごとなサツマイモです。写真ではいい色に写せませんでしたが、お肌は美しくピンピンに張っています。


こちらは昨年の暮れにいただいたサツマイモたちです。
右端はGさんにいただいたもの、Kさん同様、無農薬、無化学肥料です。
あとは近所のおばあちゃんにいただいたものです。農薬はたぶん使っていませんが、痩せ地で育つはずのサツマイモに化学肥料を使ったのでしょうか?どれもすっかりしなびてしまいました。
化学肥料は、野菜の形を大きくします。ところが、それはただ水分を水増しするだけなのです。

いつか書いたことがありますが、そのことは砂糖づくりで証明されています。
フィリピンのマスコバド糖と呼ばれる、さらさらした黒粉砂糖は、サトウキビの樹液を長時間煮詰めてかき回していると、ある時を境に液体から、さらさらの黒粉砂糖に変身します。
それは、無化学肥料のサトウキビに限ってできることで、化学肥料を使って育てたサトウキビでは、水分が多いのに成分が足りなくて、いつまでかき混ぜても、さらさらの砂糖にはなりません。

長くとっておける野菜でも、その違いがはっきりわかります。化学肥料を使ったサツマイモやサトイモは、特殊な方法で保存しておくのではなく、普通に置いておくと、水分が抜けて変にしなびていくのです。
ついつい、おいしそうな、実際に食べておいしいサツマイモから食べていると、どうしても化学肥料使用のサツマイモが残ってしまいました。


右がGさんのサツマイモです。


残っていたおばあちゃんからのサツマイモの中で、もっとも張りの残っていたものが左です。見たところ、そうしわしわで固くなっていないのですが、押してみるとぶよぶよでした。

あぁあ。
Kさんからいただいたので、当分はサツマイモに困らないと、 せっかくおばあちゃんからいただいたサツマイモは、もったいなくも庭に埋めてしまいました。

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