ホウオウボク(
Delonix regia Raf.)はマダガスカル原産ですが、世界じゅうの熱帯の町や幹線道路の脇に街路樹として植えられている、いわばありふれた木です。
熱帯であればどこでも見かけるので、改まって実を拾おうという気になることもなく過ごしてしまいがちで、拾っても、時期が悪いと傷んでいることが多いので、すぐ捨ててしまったりします。
家にも、さがして見ると、たった一つあっただけでした。
しかも、ブログを書くはじめた初期の頃、
タイ桜や
ゴールデンシャワーとともに、てっきりUPしたことがあると思っていましたが、それすらしていなかったようです。
それほど、気に留めていない実ですが、持っているものはかなり長く、60センチあります。通常は30~50センチほどです。
中には実がびっしり詰まっていて、振ると音がします。
そのホウオウボクの実の音を生かして、魚のマラカスに仕立てているのは、国民総芸術家のメキシコ人です。
ただ遊べるだけではなく、飾って楽しむようにつくられています。
ホウオウボクは生育条件によって、実の大きさが違います。
それにしても、メキシコの実はずいぶん短いものです。 尻尾のあたりは切ってあるとはいえ、30センチ以下、こんなに短い実はあまり見たことがありませんが、メキシコでは普通にあるようです。
魚に乗っているイグアナは、何でつくったのでしょうか?
こんなふうに、暮しを楽しむ暮らしをしたいと思っても、日々流されてしまっています。
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