2013年12月31日火曜日

切れっぱし


何を切ったものだろう?
私が切ったのではないことは確かです。


拾ったときから鳥に見えました。


どこへも行かず、我が家でじっとしているのだから、なにも拾えないよね。
でもこれ、喜んで取っておきました。



2013年12月30日月曜日

パイナップル


フィリピンから来た小さなパイナップルです。


葉は、切り落として、とりあえず水を張ったお皿に入れておきます。
今度時間のある時、適当な鉢を見つけて植えてやり、暖かくなったら土に降ろします。


上下を切り落として、厚めに縦に皮をむいて、残ったとげとげと固いところは、東南アジア風に、斜めの線で切り除きます。


全部取り除いたら、こんな姿になります。


八つ割りにして、芯を取って、小口から切ろうとしたら、あらっ、まだ黒いものが残っています。
途中までほじくり出して捨てていましたが、気になって取っておいてみました。


写真に撮って拡大してみたら、立派な種でした。
パイナップルの種って、変なところにできるのですね。知りませんでした。


2013年12月28日土曜日

暖か色


つくばいの脇のトサミズキが、今頃紅葉しています。


周りはすっかり冬景色だというのに。
 

しめ縄も飾ったというのに。



2013年12月27日金曜日

立つ猫


机の上を片づけていたら、20年くらい前の雑誌と新聞の切り抜きが出てきました。
職場の机の厚いビニールの下の置いたり、どこかに貼っていたこともあって、セロファンテープの跡がついている猫の写真です。
捨てる気はしないけれど、飾るところもない、そうだ、データにして取っておく方法があると写真に写したのですが、やっぱり捨てられません。

喧嘩する猫。


もう一枚の新聞の切り抜きの猫は、いったい何をしているのでしょう?
これは同じものを母も切り抜いていて、笑ってしまったものです。

両方合わせてみると、どこかに立って暮している猫がいるような気分になります。




2013年12月26日木曜日

コゲラの木


ひろいちさんの畑の桐の木は、この冬着られる予定になっています。
強風に脆く、倒れたら我が家に迷惑がかかるからというのが、切られる理由です。

以前、プノンペンに住んでいたとき、街路樹のタマリンドが倒れて歩行者が怪我をして、以後、一斉に短く刈り込まれてしまったことがありました。
アパートの窓は緑いっぱいだったので、当初はとてもがっかりしましたが、緑の替わりに、芸術大学や王宮が見えるようになって、それはそれで楽しめました。
今度も切られても別の楽しさが見つかるでしょうか?


桐の木にはいくつもの穴が開いていますが、真ん中の穴は新しそうです。
桐は自然に生えやすい木、勝手に生えた木が、運が良ければどこででも大きく育っています。この木たちが切られても、この木に集まっていたコゲラたちは、何とか新しい木を見つけられるでしょう。




2013年12月25日水曜日

開花


タマネギモドキの花が開きました。


今、茎は1メートルくらい。これから半年は咲き続ける気です。



2013年12月23日月曜日

ヤマモミジ


散歩道の山側に生えている小さなヤマモミジが、きれいに、今頃色づいています。
 

カエデの紅葉は、木に残っているときはときに強すぎると感じることもありますが、落ち葉になると断然素敵です。





益子に、庭にカエデばかり植えている陶器屋さんがあります。
葉が散ったあと、白砂のところは掃いて、築山のところは落ち葉を残してあって、長い間風情ある庭を楽しんでいらっしゃるようです。



ところが、我が家のようにコブシの葉がいっぱい落ちると、風情があるどころか汚いので、全部掃き集めなくてはなりません。
そんなことまで考えて庭づくりしているのかと感心しますが、コブシはコブシで春一番に花を楽しませてくれるので、文句は言えません。


2013年12月22日日曜日

ヤブコウジ


母の好きなヤブコウジ。
いしださんちの、切った枝などを置く、いわばゴミ置き場に生えています。
ときおり、抜いて我が家の藪に植えてみるのですが根つきません。


すみれと同じように、勝手に生えるのは好きですが、管理されるのを嫌がる植物です。
「家に来れば、かわいがってあげるのに」
そう声を掛けるのですが知らんぷり。
毎年冷遇されているのですが、今年もつつましく実をつけています。



2013年12月21日土曜日

トレビス


しばらく前にこうじさんからトレビスをいただきました。
トレビスはヨーロッパが原産のキクニガナの一種だそうです。名前はよく聞くけれど、あまり食べる機会のないチコリもこの仲間です。


初めてお目にかかりました。
レタスのように生食しますが、ちょっと固めなので、キャベツのように細く切って使っています。


それにしても、造形的にとっても美しい野菜です。




2013年12月20日金曜日

ハート


道端で拾った、年月が経ってアスファルトから洗いだされた石。
小指の爪ほどの大きさの石ですが、ハートに見えて拾いました。
眼鏡をかけてよく見ると、ハートの形でないことがわかりましたが、でもなんとなくハートに見えます。



2013年12月19日木曜日

鉈豆の収穫


生育が遅いので早めに種をまいたというのに、今年は暑さが長く続いたというのに、もう霜が降りたというのに、ナタマメはまだ緑みどりしています。


それでも、莢は丸々していて、豆ができています。


ただ、まだ水分をたくさん含んでいるので、豆は大きく膨らんでいます。


すでに乾燥した豆と比べると大きいこと。
数日放っておくと、同じ大きさにまで縮みます。



2013年12月18日水曜日

詰めもの


長年使っていた電動ハンドミキサーが壊れてしまい、新しいものを買いましたが、諸事情により、アメリカから送ってもらいました。
よその国からの荷物は、段ボールの感じがまったく違ったりして、何かと面白いのですが、今回、ハンドミキサーの箱をさらに大きな段ボール箱に入れてあり、その間には、ハトロン紙色の紙がふんだんに詰めてありました。

片づけようと詰めものを引っ張り出してみたら長い長い、もったいない長さです。
試しに皺を伸ばしてみると、20センチおきに切れ目が入っているので、何かに使えそう、取っておくのも簡単そうと全部伸ばしました。


切れ目に沿って畳んで、数えてみたら、10メートル以上ありました。
こんなに小さく切れ目が入っていて、本来は何に使うんだろう?そして、これを取っておく私は何に使うんだろう?

その昔、織物をしていたとき、緯糸(よこいと)を巻く糸巻きは、織り機をつくっているノルウェーから包装紙として送られてきたハトロン紙だけを使っていました。日本のハトロン紙は、腰がなく、すぐけば立つので使えませんでした。
紙にもいろいろあること、詰めもので思いがけず楽しんだりしました。




2013年12月16日月曜日

乗り越えられるかな?

この冬、三度目の霜が降りました。
八郷盆地は、低いところ、盆地の底がもっとも早く寒くなります。盆地の底に霜が降りるようになっても、丘の上の我が家(海抜90メートル)は暖かく、半月以上遅れてから、やっと霜が降りはじめます。

春も同じで、盆地の底は遅霜にやられやすく、小高いところでは遅霜の被害はありません。
そのため、盆地の底ではリンゴが育ち、小高いところではみかんが育ちます。このあたりはたくさんの果物の南限であり、また北限でもあるのです。


そんな我が家で、生ごみを埋めたところから出てきたアボカドの苗が霜にも負けず元気にしています。


ちょうど同じころ、室内で植えた種から出てきたアボカドは、まず徒長した姿で春を迎えました。
暖かくなってからは外に出しておき、一夏を外で過ごしました。姿の悪さは、地植えのものと比べようもありません。
この鉢のアボカド、そまま外に置いておくか、室内に取り入れるか、もう少し様子を見ます。




2013年12月14日土曜日

ホオノキの自衛


ホオノキはすっかり葉を落としています。
「そうだ、実生のホオノキの赤ちゃんはどうしたかしら?」
我が家には、ユンボ(パワーショベル)を運転して、そこいらを爪跡だらけにする人がいます。先日も、梅を植え替えたのはいいけれど、ユーカリの苗が二本とも気がつかれないでなぎ倒されていました。
幸い一本は命を取り留めましたが、一本は春になってみないとわかりません。


ホオノキの赤ちゃんはと見ると、あら立派。間違えて踏みつぶされないよう、葉を全部残していました。
「偉い!」
しっかり自衛しているのでした。


2013年12月13日金曜日

むかご


むかごは、いつもむかごご飯にしていました。
でも、それだけでは能がない、おいしい食べ方はいろいろあるはずと、空煎りしてみました。粒が大きいのもあったので、蓋をして火を通しました。


火が通ったら、塩を振り入れ、バターも少々入れました。
おつまみにしたら、美味美味。いくらでも食べられそうなおいしさでした。



2013年12月12日木曜日

フユイチゴ


我が家の入口のフユイチゴ、ジャムにするほどには生りません。


ただ、一つ、二つつまんで、冬を味わうだけです・




2013年12月11日水曜日

何しているの?


寒くなったというのに、まだぐずぐずしているカマキリ、いったいこんなところで何をしているのでしょう?


背後から近づくと、抜かりなく目はこちらを向きます。


試しに左から見ると、目が動きます。


そして、右から見ても、こちらを見ます。
「それにしても、いったい何しているの?」



2013年12月10日火曜日

笛になる実


「これなあに?」
「常緑樹だけどなにかなぁ。つくばの目医者さんのそばで拾ったんだけど」
近くのこんこんギャラリーの木工展で、おだじまさんはディスプレイにたくさん木の実を使っていました。知っている実もあれば、知らない実もあります。

「これ、欲しいなら、持ってっていいよ」
「ほんとにいいの?やったぁ」
もの欲しげに眺めていたら、私のものになってしまいました。
 

「拾った実のほとんどが穴が開いていたから、ここから種がこぼれるんじゃないの?」
そんな実があるんですね。


「これ見て。もう穴が開きそうでしょう」
確かに。
「この実は笛になるんだよ」
「へぇ」
おだじまさんが吹いて見せてくれました。

帰ってから、ダメだろうなと思いながら、穴の脇に唇をあてて吹いたら、驚くほど大きな音が出ました。犬のうなぎが驚いて、すっ飛んできて、顔をなめてくれました。


ディスプレイ用種の中には、柿の種ほどの小ささの、こんな種がありました。
アーモンドみたいだけれどアーモンドにしては小さすぎる、見たことのない種です。
「これは何?」
「あぁそれ。紙粘土が余ったから、アーモンドをつくったんだけれど、縮んじゃったんだ」
なあんだ。
こんな種もあったのかと、驚いてしまいました。