2014年2月4日火曜日

熱帯の木の実、その後


虫喰いのサキシマスオウは、虫がまだいるかもしれないと、念のため穴を下にして、机の上に置いておきました。


数日後、ひっくり返してみたら、虫の糞としか思えないものが落ちていました。
「げっ、虫は見たくない!」
即、冷凍庫に入れようかと思ったのですが、
「待てよ」
思い直して、流しで穴に水を入れ、なんども振ってみました。ところが、サキシマスオウの実ってどうなっているのでしょう?種もなく、木屑のようなもの(虫が喰いちぎったもの?)だけ少量出てきました。

最後にちょっと大きめの木屑をピンセットで取りだしたら、中が空っぽになりました。とうとう虫は出てきませんでした。
きれいになった実を冷凍庫に入れて、そのことは一件落着でした。


ところが、次の日だったか、その次の日だったか、サキシマスオウの実を置いてあった机の上を、見慣れない虫が歩いていました。
「こんな虫が、あんな糞をする?」
虫に関する知識はゼロで、見当もつきません。糞の太さは1ミリくらい、虫の長さは5ミリくらいでした。
もちろん、糞も虫もゴミ箱に行きました。


さて、拾った時は全部閉じていた(名前は不明)は、冷凍庫に入れたもの以外は、全部開いてしまいました。
閉じていた方が、ずっときれいだったのに.....。


実が開いて種が落ちて、どんどん増えていきますが、種は実ほど魅力がありません。

一週間ほど経ってから、冷凍した実を、取り出してみました。
完璧で、姿は全然変わっていませんでしたが、永久に冷凍しておくわけにいきません。
 

テープでぐるぐる巻きにして、常温に置いておくことにしました。


なんとか、拾ったままの姿でいて欲しいのですが、拷問のよう、植物にしたらいい迷惑に違いありません。


それから一週間、なんとか開かない形のまま乾燥しているようなので、半年ばかりこのままにしておくつもりです。


生のまま、採ったり拾ったりした実たちも、乾燥してきました。


ゴバンノアシは褐色になり、いい感じです。


生り口の方は、完全に乾燥した実のように、皺しわとなってきました。


花がついていたところには、取り除いたつもりのアリマキが残っていましたが、生きてはいないようです。




4 件のコメント:

  1. ご無沙汰しています。
    ガムテープで縛ってある波打つ曲線の美しい実いいですね。
    まだ図鑑でしか見たことがありません。
    いつか拾ってみたいです。

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  2. Tomokiさん
    お久しぶりです。駆け足でタイに行ってきました。
    この実は最初は貝のようにぴったり閉じていたのですが、開くのが止まりません。
    きっと、最初はころころと転がって行って、遠くで開くつもり、傾斜地に強い実かもしれません(笑)。

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  3. 長らくご無沙汰していますw。
    この波打つ曲線の美しい実、正体はPterospermum pecteniformeみたいです。

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  4. Tomokiさん
    ブログではお久しぶりです。Pterospermum pecteniformeのあまりいい画像が見つかりませんでしたが、だいたいわかりました。テープを貼っておいたら、開きませんでした(笑)。Pterospermumは、葉もおもしろいのですね。葉も拾ってくればよかった。
    タイの田舎で一ヶ月ぐらいぼーっとしたいのですが、犬猫を飼っている身としては身動きとれません。
    いろいろ手のかかる犬猫を夫に押しつけて一人で行くってわけにも行きませんしね(笑)。

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