タイのコインです。
上から10バーツ、5バーツ、2バーツ、1バーツ、50サタン、25サタンです。
右は現在流通しているもので、左は30年ほど前、家族でバンコクで暮らしていたころのものですが、まだこちらも使えると思います。
右一番上の10バーツコインができたのは、もう20年も前のことでしょうか。上から三番目の2バーツコインは、今回タイに行ったとき初めて見ました。
これらはすべて記念コインです。
タイのシンボル的な絵が描かれ、裏(表?)にはプミポン国王や、 国王の母上、子どもたちが描かれているものもあります。
そして古いコイン。製造年がなくても、額面で古さが想像できます。
これは、全部1バーツです。右上が現行、その左が、そのひとつ前の1バーツです。
下の二枚も1バーツですが、厚みがあります。
30年前は、1バーツ=約12円でしたが、今は1バーツ=約3円、1バーツの価値がなくなるにつれて薄く、軽くなっている感じです。
王様がラーマ9世でないコインも古いものとわかります。
このタイのコイン(右)は、イギリスの1ペニーのコイン(左)に酷似しています。
偶然ではないでしょう。タイのコインもイギリスでつくられたものと思われます。当時、タイは西欧各国の植民地に囲まれた緩衝地帯にあって、独立を守り通しましたが、事実上はイギリスの植民地のようなものでした。
イギリスのコインには1905年とかいてありますが、タイのコインに書かれた数字と言えば、椅子の下の「133」だけ、額面ではなさそうだし、それが何を意味するのか、ちょっとわからないところです。
イギリスの1ペニーの裏(表?)は、おなじみのエリザベス二世ではなく、エドワード七世(1841-1910年)になっています。
タイの方はラーマ五世(在位1868-1910年)でしょうか?
どちらも100年以上前の、古い古いコインです。
1サタンのコイン。
現在の最低額のコインが25サタン(1バーツ=100サタン)ですから、古さがわかります。
10サタン、ナーガ(蛇神)の意匠が素敵です。
そして、タイのコインの中で好きなのが、この像のコインです。
25サタンですから、そう古いものではないのですが。
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