うちの桜が満開です。
うちの桜と言っても、植木屋さんに、売れ残りだからといただいたのを、他人の土地に植えているのですから、うちの桜と言えるかどうか。
毎年、少しずつ篠竹やクズを刈って開いた放棄地ですが、その向こうの急に落ちたあたりから下は手つかずで、篠竹がびっしり生えているのが見えます。
急斜面は林になっていて、その下に谷川があって、谷川の向こうが田んぼです。
植えてから、五、六年目、嬉しいのは、近づくと蜜蜂の羽音がぶんぶんとうるさいくらいしていることです。
もっとも、密蜂の写真は、一枚も撮れませんでした。
「地球から、蜜蜂がいなくなっているんだって?」
そんなことが信じられないくらい蜜蜂はたくさんいて、忙しそうでした。
「桜は一本より多い方がいい」
と、夫が昨年植えた桜です。
「どんな桜を買ったの?」
「そんなこと、知らねえ」
咲いてみたら、色の薄い八重桜でした。
確か三本植えていましたが、私が昨年、刈り払い機で二本も切ってしまいました。草が茂ってくると、まだ枝も出ていない苗は目立たなくなります。夏草にまぎれて、うっかり切ってしまったのもあり、あるのを知っていて、気をつけていたのに、
「あっ」
と思ったときは、時すでに遅し、振りまわしていた刃を止めることができずに切ってしまったものもありました。
昨年、乗っていた梯子ごと倒れて背骨を損傷してから半年、お医者さまから、見ていただくたびに、
「重いものは持っちゃいけませんよ。背中が曲がります」
と言われているのですが、刈り払い機のお許しは出て、昨日、怪我後初めて刈り払い機を使うことができました。
もっとも、1タンク(約一時間)で、疲れてしまいました。
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