この貝を、浜ではなく益子の古道具屋の「内町工場」で見かけたのは、お正月のことでした。
小皿の代わりにするのにちょうどいいと、レジで値段を聞いたら、
「全部で100円でいいですか?」
もちろん、大満足でした。
そして、帰ってからブログだかfacebookだかで、宮崎のmmerianさんが、同じころ、同じ貝を浜で拾って、高く掲げている写真を見ました。
貝図鑑で見ると、これはツキヒガイという名前の貝で、その名前の由来はと言えば、左殻が濃赤色、右殻が淡黄色なので、月と太陽になぞらえているとわかりました。
とすると、これらは全部右殻です。
すべすべしていて、触ると気持ちよく、静寂な印象です。
でも、生きているツキヒガイの写真を見ると、殻と殻の間から、触角みたいなのをいっぱい出していて、その間には光る眼がいくつもあって生命力にあふれており、全然印象の違うものでした。
英語では、saucer scallop(ソーサーホタテ)と呼ぶそうですから、やっぱり殻がお皿に見えたのでしょう。
ホタテより美味だそうです。
砂を乗せた写真で月日貝と気づいていました。私は福岡でお日様のほうだけ1枚拾ったことがあります。古道具屋さんで見つけたなんてラッキーですね!
返信削除のらさん
返信削除そうなんです、こっそり砂を乗せていたでしょう?じつはサンゴかなぁ、骨かなぁ、そのお店にもっと珍しいものも一緒に並んでいました。四角い平らな薄い貝を立てて並べたようなものです。
今日になって気になって、行ってこようかとも思いながら外仕事などしていて、途中の動物病院に寄って薬をもらってくれば、遊んでばかりという後ろめたさもないし(笑)、などとまだ、ぐじぐじしているところです。あれはなんだったんだろう?
子どもの頃に、砂浜にツキヒガイが落ちていたので沢山拾ったのだけれど、持って帰るとなると重たくて1個だけにして捨てたのを今までも覚えています。ほんのりお月さま色で子どもの目から見ても綺麗な貝でした。ハマグリも獲れたけれど今はダメですね。
返信削除mmerianさん
返信削除それって生きたツキヒガイですか?すごいですね。
ハマグリは私も浜で拾った経験があります。なんか顔を上げる間もないほど、ハマグリもアサリもざくざくいたような。
私たち(くくってごめんなさい、笑)が子どものころでさえそうだったんだから、浜に近い人しか食べなかった昔は、貝天国だったんでしょうね。