2015年5月31日日曜日

お邪魔花


雨上がりの朝のマツヨイグサです。
いつも、通路に生えるので、邪魔にされます。


今年も生えればいいところには生えないで、生えても邪魔にされるところにばかり生えましたが、来年のための予備軍も通路にはびこっています。


「やっぱり抜いちゃうよ」
抜かなくても、踏まれて折れたりいじけたりする将来が待っているのですが、困ったものです。


花は可憐なのですが。




2015年5月30日土曜日

地面を被覆するかな?


季節がくると、何とかなるものです。
冬の間は、ちゃんと生き残るかやきもきしたヒメイワダレソウが元気よくのびています。
真ん中、上寄りに見える大きな葉は、他の草ではなくて、ヒメイワダレソウの葉ではないか?これからどんどん伸びて、地面を覆う日も遠くないような気がします。


何気ない花もかわいい。
上に伸びないで横に伸びるところが、私の希望とぴったり合致しています。






2015年5月29日金曜日

ドクダミ、頑張り過ぎ!

やっと、土間コンクリートを打つための準備が整ってきました。
室内になる部分は、土間コンクリートを打って、その上に木の床を貼ります。深い軒の下になる部分はコンクリートを薄く打って、その上にアスファルト仕上げです。
室内には草が生える可能性はゼロですが、アスファルトを敷くところは、アスファルトを突き破ってドクダミやスギナが生えてくる可能性大です。そのため、砕石の下に防草シートを敷くことになりました。
けっこう雑草の丈が高くなっているので、ざっとむしります。


大好きな八重のドクダミは、すでに移植していますが、元生えていた場所には、砕石を敷いて突き固めたところにも、石の隙間を縫って、びっしりと一面に茂っています。


おや、逆境に打ち勝つために変異したのか、花びら(実際は総苞片、そうほうへん)に赤い色がついている花があります。


しかも、一つや二つではありません。


何ものにも生存を邪魔されない場所でも、赤い点が残るかどうかわかりませんが、何本か赤い点のあるドクダミを移植しました。 


これが普通の姿。


ときおり、葉っぱとのあいのこのように緑が混じるものもあります。







2015年5月28日木曜日

駆除してしまった


先日、材木置き場を片づけていたら、大きな蜂が飛んできたので見ていると、目の前の棚の下にぶら下がっている徳利形の巣に入って行きました。
徳利形の巣は、オオスズメバチのあの丸い巨大な巣の初期段階です。

陶芸家のIさんによると、徳利形の巣は、女王蜂が一匹だけで拵えるそうです。
それだけで、過労で力尽きて死んでしまう女王蜂も多いそうで、丸い大きな巣は、そのあと、たくさん育った働き蜂が参加してつくります。

我が家では、これまで徳利形の巣は、軒下で何度も見ましたが、大きな丸い巣になったことは、幸い一度もありませんでした。というわけで、一匹で飲まず食わずで頑張っているという女王蜂に免じて、そのままにしておきました。

そのことを5月25日の「山椒とアゲハ」のコメント欄に書いたところ、kuskusさんから、オオスズメバチの巣は危険だから、働き蜂が育つ前に駆除した方がいいとのコメントをいただきました。
働き蜂がどこから来るか、私にはあいまいだったのですが、kuskusさんによると、中で女王蜂が卵を産みつけて、働き蜂を育てているというのです。


それは怖い!
俄かにオオスズメバチの敵となって、駆除することにしました。
夫が、長い鉄パイプの先に新聞紙を丸めてつけ、点火して巣を焼く準備をしています。


新聞紙から十分火があがってから、


巣の下に当てます。


巣は、見る見るうちに燃えて小さくなり、やがてばらばらと燃えかすが落ちました。


そして、周りが燃え尽きました。


中にはこんな蜂の巣があったのですね。
まだ腰が引けていて、ちょっと遠くから写しました。





2015年5月27日水曜日

アオスジアゲハ


庭に出ていた夫が、
「落ちてたよ」
と拾ってきたのは、アオスジアゲハでした。

「どうしてこんな姿で落ちているの?」
と聞きたい気持ちですが、触角の先が一つなくなっているので、バランスが崩れてしまったのでしょうか。
タマムシは拾ったら集めていますが、その他は、死んだ虫を集める気はありません。蝶で言えば、むしろ幼虫の方が好きです。
でも、すぐ捨てるのもと置いておいたら、二、三日はこのままでしたが、


ある朝見たら、羽を閉じていました。
「わからないよ、蝶ちょさん」

今日は埋めてあげましょう。






2015年5月26日火曜日

白い、白い


ヤブデマリが終わり、エゴの花が終わったと思ったら、寂しくなるひまもなく、ウツギが真っ盛りです。


あそこも真っ白、ここも真っ白、さわやか。


スイカズラも、いい匂いをただよわせています。


もう黄色くなった花も混じっています。
中国では金銀草というのではなかったかしら?


ガマズミはもうおしまいです。
毎年、花はよく咲きますが、日陰なので、ほとんど実は生りません。


足元では、ユキノシタが木に咲く花に負けじと、白い花を松明のように掲げています。
家の周りでは、まだまだ白い花たちの饗宴(共演)が続いています。





2015年5月25日月曜日

山椒とアゲハ


今年も山椒の実を摘む季節になりました。
せっせと摘んでいたら、


おやっ、そこにいるのは、アゲハさんじゃぁござんせんか。


我が家には、植えた山椒は一本しかありませんが、勝手に生えたのが、四、五本、小さいのも合わせると十本近く生えています。
そのわりには、ほとんどアゲハの幼虫を見ることはありません。鳥か何かに食べられてしまっているのでしょう。


アゲハの幼虫のいる枝を避けて、せっせと実を摘みます。


しかし、摘むたびに枝が動くのが気に入らなかったみたい、


アゲハの幼虫は枝先から枝元へと移動します。


で、こんなところに落ち着きました。
こんなところに落ち着いていいのかなぁ。いくら保護色とはいえ、目のいい鳥には丸見えです。


山椒は300グラムくらい摘んだところで、やめました。
これから、実だけを外すのが時間がかかるし、そういっぱい食べるものでもない、もはや昨年の倍も摘んでいます。
 

山椒の実には、三つかたまっているもの、二つのもの、一つだけのものがあります。
二つのものが一番多く、一つだけのものは、もう一つの実が成長しなかった結果のようです。





2015年5月24日日曜日

「雉も鳴かずば撃たれまい」
という言葉を知っていましたが、八郷に来てからしばしば実感するようになりました。
突然大きな声で雉が鳴き、驚いてそちらを見ると雉が目に入ることが、よくあります。危機が迫っているわけでもなく、連れ合いを呼んでいるわけでもなく、餌などをついばみながら、無駄鳴きをしているのです。

昨日も、突然雉が鳴きました。


見ると、雄雉が、桜の苗を植えてイノシシ除けをして、草も刈り残していたあたりで、のんびりと餌をついばんでいます。
もっとも、これくらい大きいと猫に狙われることもないので、巣から遠いところで鳴いて、巣から目をそらさせようとしているのかもしれません。あるい雉の母と子が、別の方向で餌とりの訓練をしているのかもしれません。

余談ですが、イノシシ除けの紐は切られてぶらさがっています。


しばらく土の中の餌をついばんだら、雉は茂みに戻って行きました。

ときおり、危機が迫った鳴き方をしている時もあります。雉の一番の敵は人間ですが、このあたりには家が増えて、漁師さんが来なくなったので、雉は安心して子育てしているようです。







2015年5月23日土曜日

シロスジカミキリ

伸びてしまった草を抜いていました。自分の手が草を放るので目の前を通り過ぎたとき、軍手をはめた手に何かくっついていたような気がして見直したら何もついていません。
「おかしいなあ、ついていたみたいだけれど」


草を放った方を見たら、シロスジカミキリが落ちていました。
やっぱり私の手について、移動したのです。


けっこう気温も高いというのに、動きは鈍く、じっとしたままです。
 

それにしても、虫らしい顔つきをしていました。





2015年5月22日金曜日

エゴのシャワー

エゴの花の咲く季節になりました。
こんな時は山に行ってみます。


エゴの花の絨毯が出現しています。


頭上を見上げると、ずいぶん遠く、花も見えないような場所に、大きなエゴノキがありました。
 

この時期だけ、山にはエゴノキがたくさんたくさん生えていることがわかります。


それにしてもいつも不思議に思うのは、五弁の花と六弁の花が、当たり前のように混じり合っていることです。







2015年5月21日木曜日

桑の実

万能木工機、テーブルソー、ほぞ切り機などの大型工作機械は、ビニールハウスの仮設作業小屋の中に設置し、小型機械も使ったあとはここにしまっています。
仮設作業小屋は、作業棟の建設にかかってから現在のところに移設したものですが、移設以前はそこは畑で、桑の木も植えてありました。

桑の木は、最初の二年ほどは実がたくさん採れ、ジャムにして重宝しましたが、三年目くらいから熟れる前にほとんど腐る(かびる)ようになりました。
手の施しようもなかったので、仮設作業小屋をつくるときに切り倒し、何本も実生で生えていた、小さな木も全部切りました。


ところが、ビニールハウスの中でもお構いなしというか、むしろ喜んで、あまり管理が行き届かないところでどんどん大きくなります。


「やれやれ、切らなくっちゃね」
となにげなく見ると、


桑の実が熟れています。


いつも熟れる寸前に腐っていたのに、腐っているのは一粒もありません。
雨に打たれないのがよかったのでしょうか。
  

十年ぶりくらいに、我が家で採れた健康な桑の実を見ました。
この西洋桑の実が腐りはじめてから、もともと養蚕に使っていた桑の木ももらって来て、庭の一角に植えました。道路の拡張工事をしていたところを通りかかり、道路際に残っていた桑の木を掘り返していたのを、譲ってもらったのです。
ところが、残念ながらこれも熟れる前に腐って、これまで収穫できたことがありません。


その、養蚕に使っていた桑の実です。
ビニールハウスではないので、まだ実は青いのですが、今年のお天気の加減はどうだったか、腐らないで熟れるでしょうか?