アンとイエンスの家の居間の、花瓶やスワンカローク焼きが置いてある棚(花台)の、床近くにもう一段棚があり、かつてアンが「陶芸教室」でつくった鉢がいくつか置いてありました。
床近くに置いてあったので最初は気がつきませんでしたが、鉢の一つに、石が入っていました。
取り出して眺めたら、その石たちもまた、「鳴る石」のように興味深いものでした。
「これはなんなの?」
「ウニの化石よ」
「ええぇっ」
コペンハーゲンに行くことを決めたとき、はっきり言って、そう気は進みませんでした。留守中の犬猫のこともありますが、タイだったら、自分で楽しめる方法を知っています。しかし、ヨーロッパではどうしたらいいのか、まったく想像がつきませんでした。
でも、古い大陸には、別の楽しみがあったのです。
どれも美しいけれど、これはどうでしょう!
くっきりと星型がついています。
というわけで、海へ。
ウニの化石の拾える浜には、三ヶ所くらい行ったでしょうか。
強く念じたのに、結局、ウニは一つも拾えませんでした。
でも、アンが、
「どれでも一つ好きなのを選んで持って行って」
と言ってくれました。
そう言われると迷います。一番好きなのは遠慮したいし、一番大きいのも残しておきたい。でもウニとわかるほどのものは欲しい。
というわけで、これをいただいてきました。
上から見たところ。
下から見たところ。
石浜ではなく、砂浜の海岸を歩いていたとき、化石ではないウニのかけらを拾いました。
そのときに、写真をとっておけばよかった。
石や貝殻と一緒にビニール袋に入れて、コペンハーゲンに帰って開けてみたら、粉々に砕けていました。
おお、立派なウニ類の化石ですこと!
返信削除5弁のクッキリしたヤツは、ブンブクチャガマの類でしょうね。
石灰岩の中にあったウニ化石が浜で磨耗してこんなきれいになるのはいいなぁ~!
Shigeさん
返信削除素敵ですよねぇ。山のないデンマークに住みたいとは一度も思いませんでしたが(笑)、海はどこも魅力的でした。とくに石の浜は、波打ち際で丸い石たちが寄せては返していて、見飽きませんでした。
そうか、ブンブクチャガマの類だから彫りが深いのですね。
素敵ですね!化石好きってほどじゃないけど、これは拾ってみたい!今日行ったお台場の日本科学未来館(つまらなかった)のお土産コーナーにも、モロッコ産のウニの化石がありました。ヨーロッパの東端の海沿いにあるのかな?ちょっとヨーロッパにも行ってみたくなってきました。でも長時間のフライトが耐えられない!
返信削除hiyocoさん
返信削除確かに長時間のフライトはきついです。しかも格安だったから、行きも帰りもアブダビとミラノで待ち時間が長くて。帰りなどアブダビで15時間ですよ!しばらく前なら好奇心で街に飛び出したでしょうね。でもひたすら空港のソファーに横になって寝だめ(笑)。しかもアブダビー成田は満席でした。
最後に行って化石らしきものを拾ったところでは、サメの歯の化石も出てくるようです。ウニの化石、拾いたかった!