2015年9月9日水曜日

ミツバチの暮し


初めていらした守谷のOさんから、蜂蜜をいただきました。
もう、20年も西洋ミツバチを飼っていらっしゃるそうです。

ミツバチの減少が問題になっています。
Oさんはその原因の一つとして、除草剤や殺虫剤の多用をあげていらっしゃいました。
近年は、売りものの野菜や果物だけでなく、自家用の果物に農薬を撒いたり、田んぼの畦に除草剤を撒いたりする人が、確かに増えている気がします。
いつだったか市街地の道路わきで、老夫婦が、ほとんど草もないところに除草剤を撒いているのを見たことがあります。敷地に草を生やしてはみっともないという意識が強い世代の人たちが高齢化して、必要以上に撒いてしまっているのでしょう。

最近の農薬は無臭なので、蜜蜂が知らずに触り、巣にもどると、運ばれた毒によって弱い幼虫からやられていくそうです。

以前、ミツバチを飼っていたkuskusさんが、養蜂の難しさは、スズメバチからどう守るかということだと言っていました。そのことをOさんに聞いてみると、以前は大変だったけれど、スズメバチ除けが開発されたので、最近では格段に楽になったとのことでした。

スズメバチは、たった数十匹でミツバチの巣を襲い、何万という蜜蜂を皆殺しにします。
スズメバチ除けを使う以前は、Oさんは蜜蜂の巣箱をほぼ5分おきに点検して、うろうろしているスズメバチを見つけたら網で捕獲し、網の上から割り箸ではさんで焼酎の中に落とし、生きたままで焼酎漬けにしていたそうです。
スズメバチ酒は万能薬になります。
「最近は、スズメバチが近づかないので、酒があまりつくれなくなって」 


さて、左はニセアカシアと栗の花、真ん中の薄い色のはニセアカシアだけ、右は生協の百花蜜です。

「冬前には、やはり砂糖水をなめさせて、栄養を蓄えさせるのですか?」
と、私は聞いてみました。冬場には花が咲いていないので、秋のうちにたっぷり栄養を摂っておく必要があるのです。
「いやいや、もともとミツバチは冬に備えて蜂蜜を蓄えるのだから、人間が欲張って蜂蜜を獲りすぎないで、十分残してやれば、砂糖をやるは必要ありません」
「そうなんだ」
長年の疑問が氷解しました。









6 件のコメント:

  1. 栃木で大雨との報道がなされていますが、大丈夫でしょうか?
    ブログも更新されてるので、大丈夫とは思うのですが・・・。

    はちみつ、濃縮されたものなので、農薬や除草剤の影響など、もろに受けるのでしょうね。

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  2. Shigeさん
    ありがとうございます。そちらこそ、台風が上陸したんではないですか?
    朝起きて、瓦から落ちる雨がポツンポツンではなくつながっているーと思いましたが、呑気にしておりました。
    鬼怒川は氾濫しているようですが、近くの小さな川も氾濫して、スーパーの駐車場あたりは池となり、道路が通れないようです。もっとも小さな盆地のこと、すぐ引くと思います。
    ありがとうございました。

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  3. 無事で何よりです。鬼怒川の氾濫の救助の様子、ドキドキしながらテレビ見ました。

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  4. hiyocoさん
    ありがとうございます。実は息子たち一行が月曜日から来ていて、毎日雨で、出かけるのも限界で家でうろうろしていて、家じゅう人だらけで(笑)、テレビを見る機会もなく、先ほどその来ている子の母親が大丈夫?というメールをよこして、初めて鬼怒川の氾濫も知りました。
    家の建設がいよいよ木工事に入って、今日鬼怒川と小貝川にはさまれたプレカット屋さんから材木が届くはずでしたが、交通渋滞しているとのこと、雨の中届けられてもと、明日に延期してもらったところでした。
    七時になったらニュースを見てみます。

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  5. スズメバチ除けというのは巣箱の入り口に取り付ける金網でできた箱状のもののことでしょうか?
    うちではそのスズメバチ除けの他にねずみホイホイのような粘着シートを併用していました。
    最近はもっと強力なものがあるのかしら?
    うちは山中なので平地よりスズメバチギャングが多いようでした。
    うちのミツバチは花の時期も、山の下まで蜜を集めに行くので往復の飛行に時間を取られて
    ハチミツもあまり多く貯まらないので秋は全部越冬用に残していましたが、
    最初の冬は食糧不足で越冬開け
    の蜂数はすごく少なかったです。
    もちろん砂糖水もたくさん与えたのですが。
    食糧が足らなくて死んだ蜂は、口から赤い舌を出しているので判別できます。
    ミツバチの生態はおもしろく、行動を見ているだけでシアワセな気持ちになるので
    また飼ってみたい気持ちはやまやまですが、環境的には不向きだなあと
    今のところあきらめています。
    銀座やパリのオペラ座などで養蜂してるようですが、かえって都会のほうが適地なのかもしれませんね。

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  6. kuskusさん
    そこまで詳しいことは聞きませんでした。どんなスズメバチ除けだろう?けっこう最近だと言っていたし、自信ありげでした。今度機会があったら聞いてみます。
    その人は守谷の人ですが、あのあたりは平らだから、ミツバチは遠くに蜜を集めに行かなくてもいいのかしら?確かに、都会の方が農薬はないし、スズメバチも少なそうだし、ミツバチにとっては適地かもしれませんが、そうだとしたらしかし、少し寂しいですね。
    うちでは万能木工機を、地面にパレットを置いた上にビニールシートを掛け、その上に置いていますが、その台座の下にスズメバチが巣をつくっていました。穴を閉じて、ブロックなど積んで、中と外を遮断しましたが、10日以上経った今も、ときおり1、2匹うろうろしています。こんな環境では、ミツバチを飼うのも大変そうです。生きものはかわいいですけどね。

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