2015年12月17日木曜日

マロニエの種


夏にデンマークで拾った種は、まだ片づけていません。カエデの種など、小さく分けたものか、このままにしたものか、なかなか決められないのです。


そんな中、、長径12ミリほどの変哲のない種があります。
なぜ、こんな種を拾ったか、それは港の広場の石畳の上で、ぽつぽつと見つかったからです。
見渡しても木などなく、どうして種が落ちているのかと思いましたが、いっぱい落ちていました。
アンに、何かと聞くと、
「あぁ、マロニエの種よ」
とこともなげに言いました。


八月でしたから、まだマロニエの実は、緑色の小さなボールでした。


葉も、花もトチノキそっくりなのに、こんな種ができるだろうか?
疑問を持ちましたが、拾ってきたマロニエの実を割ってみることもせず、いつしか枯れて汚らしくなったのか、マロニエの実は捨ててしまっています。
割ってみればよかった。ネットで簡単に調べられると高を括っていたのかもしれません。
うぅん。やっぱり信じられません。トチの実とあまりにも違います。

追記:

北海道ののらさんから、ベニバナトチノキの実の写真が送られてきました。


ベニバナトチノキは、ヨーロッパ原産の西洋トチノキ(マロニエ、Aesculus hippocastanum)と、北アメリカ原産のアメリカアカバナトチノキ(A. pavia)を掛け合わせたもので、日本には大正末に渡来して、マロニエより普及しているのだそうです。
知らなかった。
では私が街路樹に赤い花が咲いているのをときおり見るのは、もしかしてマロニエではなくて、ベニバナトチノキだったのかもしれません。

それにしてものらさん、三つの実が、別物のように見えるよ。 


乾燥した実。


そして種でした。
ネットで画像を見たら、ベニバナトチノキの実は、ほとんどトチノキの実のようでした。
のらさん、ありがとう。






5 件のコメント:

  1. このところ、私のブログには(技術的に)コメントできない北海道ののらさんから、マロニエの種はトチノキの種とそっくり、夕方には写真を送ってくれる、というメールが届きました。
    やっぱりね。こんなに葉も花もそっくりなのに、種だけ違うはずがありません。
    今思いついたのは、サクランボのように食べられるものの種ではないかしらということです。だったら石畳の上に散乱していても、うなずけます。
    大きすぎる気もしますが、ミラベルの種ということも考えられます。デンマークのサクランボは大きくて、とってもおいしいものでした。

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  2. あらら、独り言コメントになっていますね。早く解決するといいですね。
    夫がシャンゼリゼ通りで拾ってきたマロニエの種はトチノキの種とそっくりです。3cmぐらいあり、2年ぐらい前に拾ってきたのにいまだにツヤツヤです。最初栗だと思って、パリで冬になると道端でドラム缶の上で栗を焼いて売っていたのはこれだったんだと勘違いしました。形が違いますね~。

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  3. hiyocoさん
    そう言えば、マロニエは、英語ではホースチェストナッツ、つまり「馬の栗」、当然栗みたいに見えるはずでしたね。マロニエの種だと聞いた時に聞き返さなかったのも間違っていたし、未熟とはいえ、実を割ってみなかったのも間違っていました。
    どこかで街路樹のマロニエにいっぱい花が咲いているのを見たことがありますが、どこだったかも忘れてしまいました。
    のらさんから写真が届いたら、UPします。トチの実をつぶしたような形だと言っていたけれど。

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  4. 東京にいる頃、お茶の水の語学学校アテネフランセに通っていましたが、その前の道がマロニエ通りでした。銀座にもマロニエ通りがあるようです。明日の記事にマロニエの種載せるので見て下さいね~。

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  5. hiyocoさん
    楽しみにしています(^^♪

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