2015年12月18日金曜日

カエデの実


益子のギャラリー「佳乃や」の庭には、数本のカエデの木が植えてあります。
秋になって木の葉が散ったとき、コブシ、トチ、ホオノキなどの葉は、汚らしいだけですが、カエデの葉は、落ちても絵になります。
佳乃やでは、そんなカエデの落ち葉を小さな築山などにわざと残して、風情を演出しています。
さて、須知大さんの展示会を見て帰ろうとしたら、一本の葉の落ちたカエデの木に、実が見事に鈴生りに生っていました。
誰もいなかったら、こっそり頂いてきたところですが、あいにく店主と須知さんがいて(お見送りしてくれていて)、ままなりませんでした。
せめて、写真だけでも撮らせていただけばよかったのですが、建物の話をしていたので、それもはばかられました。


我が家に、どこで拾ったのか、カエデの実が一つだけあります。
カエデは園芸種がいろいろあるので、何カエデの実かはわかりませんが、『日本植物種子図鑑』を見ると、形も大きさも、ミネカエデに似ています。ただ、本に載っていたミネカエデは青森県の八甲田山に自生しているものでしたから、当然別物と思われます。


日本で拾ったカエデの実も、カエデの実としては大きいものですが、比べると、デンマークのカエデの実がどれも大きいのに驚かされます。


一番大きいものは、分果で60ミリもあります。


カエデの実はよく見ると気持ち悪い、まるでアブのようです。


これはコペンハーゲンの五稜郭で拾ったカエデの実ですが、いくつか三枚羽のものがありました。
三枚羽では、なかなか飛べそうにありません。


五稜郭のカエデは幾枝もあったので、分解してみましたがあとは手つかず、一つ一つに分解した方が片づけやすいのですが、枝つきも捨てがたいし、悩むところです。






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