2017年4月2日日曜日

とうとう、出逢いました!


久しぶりに海に行きました。
ひたちなかの海もいいけれど、たくさんの漂着物が期待できる、鉾田市の大竹海岸に行きました。


強風で打ち上げられてしまったのか、魚たち。


命を落としてしまった鳥たち。


風化し続けている、3.11の流木たち。
いろいろなものが転がっています。


遠目にも、カエル浮きが四つばかり見えました。
ずいぶん歩いたので、一つ目のカエル浮きまで行ったら帰ろうと決めて歩いたのですが、着いたら欲が出ました。もう一つ行ってみようと。
  

そしたら、まさかのココヤシがありました。
波崎ではときおりココヤシが拾えると聞いたことがありました。波崎はココヤシの拾える北限だとも聞いていました。
それなのに、波崎より北の大竹海岸にありました!


いったいどこから来たのでしょう?
フィリピン?それともヴェトナム?
 

家に帰って、中で固まっていた果肉を掻き出して洗ってみたら、お茶の水博士のような髪をした、気難しいおじいちゃんが現れました。
「長旅ご苦労さま。我が家でゆっくりしてね」




 




8 件のコメント:

  1. おめでとうございます。
    念願がかないましたね。
    ご自分で拾われたものは格別ですね。

    もちろん波崎よりも北でも見つかります。
    黒潮の反流もありますが、対馬暖流の枝流が津軽海峡を抜け南下しますので。

    北海道の稚内近くにもココヤシはやってきますよ。

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  2. 願っていたのですね!よかったですねー。私には「なんだよぉ」とぼけたおじいちゃんに見えます(笑)。

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  3. Shigeさん
    ありがとうございます。そうか北海道まで行っているのか。やるなぁココヤシ。

    柳田国男、島崎藤村、石井忠先生ときて、それにぼんやりあこがれて、ココヤシはやっぱり私が日本の浜を歩く(めったに歩きませんが、笑)原点だと、今になって思われます。
    実や種類と言えば、ビーチコーミングの皆さんはモダマなど豆類を喜ばれているようですが、モダマを知らない頃ならいざ知らず、私にはココヤシの方が嬉しかったです。拾ってみたら、気難しそうな顔をしているのにも、笑ってしまいました。でも、次はモダマですね(笑)。
    果肉は腐っていて、ちょっと機械油の匂いがしていましたが、ドライバーをつっこんで崩して吐き出させました。

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  4. hiyocoさん
    拾うには、基本的にはやっぱり石が好きですが(笑)、南方からはるばる旅をしたものにはロマンがありますよね。しかも、東南アジアで慣れ親しんできたありふれたココヤシとあれば、最高です。
    繊維が残っているのもよかった、遠く長く旅した感がにじみ出ています。縄文遺跡あとから、ココヤシの器が出ているというのもロマンですね。昔の人は一体何だと思ったんだろう?
    ココじいさんは、穴に鼻を近づけると油臭いにおいがしていましたが、お口の中を掃除して、乾くのをお待ちです(笑)。

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  5. こういう漂着物を見つけると、海は陸以上に「どこか遠いところ」に
    つながっているなぁと感じさせますね。
    しばらく前から春さんのブログにコメントが送れなくなってしまっていたのですが、
    あれこれやってみたので今回は届くかなぁ?

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  6. kuskusさん
    そうだったんだ!なんか面倒そうでごめんなさいね。
    私自身は最近、ブログが書きやすくなっているのですが(前は面倒だった)、疑り深いやつですね。かといって今更プロバイダーを変えるのも面倒だし...。

    先日、ひたちなかの方に行ったとき、大洗でもいいやと思って寄ってみたけれど、ゴミもない(笑)。それではと、以前、kuskusさんに教えていただいた大竹海岸に行きました。もう夢中で歩いたけれど、まだ端から端まで歩いていません。今度は一人で行ってみます。ご一緒します?笑。
    前も今度も、行きは大洗方面から南下、帰りは最短距離を目指しましたが、道がごちゃごちゃしますね。堅倉のあたりに出るかなと思ったのに、355のカインズの交差点のすぐ近くに出てしまいました。まあ、誰もいない田舎道を走るのは気持ちよかったけれど。

    ココヤシ、ロマンがありますね。

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  7. こんにちは。

    ♪名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ・・・汝はそも波に幾月
    椰子の実じいさん、どこから来たんでしょうね。
    プカプカ浮いた椰子の実の下に、魚がタムロしたり…想像が広がります。

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  8. meeさん
    そうそう、その歌です。柳田国男が愛知県の伊良湖崎で見つけた話を島崎藤村が詩にしたというものです。
    『新編漂着物事典』で、石井忠先生は、玄界灘で、数十年にわたって700個も拾われたと書いてあります。
    ココじいさんも、一波、二波と、長い年月をかけて旅してきたものと思われますが、それにしてはフジツボなどついていませんでした。
    でも残っていた果肉がしっかりしていたから、ジュース用に乗せて置いた船から落ちたものではなさそうだし、いったいどこからやって来たのでしょうね。

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