去年は出なかったのに、今年は錆病が出たのか、トチノキは早々と葉を茶色くさせています。
今年せっかく、初めて実が生ったのに、
「風通しが悪いのかしら、残念だなぁ。伐る以外ない?」
と、思いながら、牛飼さんのところを通ったら、我が家ほどではないのだけれど、牛飼さんの家のトチノキも、葉は茶色くなっていました。
先日、お客さんがあったとき、
「早々と色づいていますね」
と言われたので説明していたら、きこりのHくんが、
「暖かすぎるんじゃないですか。八郷の山には、ホオノキは自生しているけれど、トチノキは自生していませんよ」
と教えてくれました。
山一つ越えた栃木県の温度が、八郷より低いのは知っていましたが、それがトチノキに影響しているとは、思ってもみないことでした。
栃木は、トチノキがたくさん生えていることが県名の由来です。
とはいえ、茨城県でも、植栽したトチノキはあります。
先月行った古河にも文学館のわきにりっぱな木がありましたし、八郷にあるフラワーパークや、つくばの植物園にもあります。
茨城県より南の、千葉県の下総御料牧場跡にも、古くて大きなトチノキがそびえ立っています。
なにより、我が家のトチノキの親木は、そう遠くない植木屋さんの庭でこんもりと茂り、今年も木全体にたいまつを灯したように花を咲かせていました。
せっかちに伐ることを考えずに、しばらく様子を見たいと思います。
木が葉を落とすときって、こんなに一気に茶色くなるんでしたっけ?うちのウメは紅葉とかしないで、緑から茶色くなったものが順々に落ちていって、いつの間にか裸というイメージですね。
返信削除hiyocoさん
返信削除茶色くなるのが早すぎるから、普通じゃないですよ。
カビが足元で越冬するらしいので、昨冬、落ち葉はせっせと集めたのですが、割ってない玉切りの木が転がっていて、それがかびの温床になっている可能性があります。
もう、薪は三年分くらいあるから、ついつい太い木は割るのをさぼってしまって。木はどんな木でも、足元をすっきりさせておけば病気にかかりにくいみたいです。
トチが健康に紅葉するときは、黄茶色っぽくなって、それはそれは素敵です(^^♪