見ると、枯れ枝が落ちているばかり、
「なんだ、枝か」
しばらくしたら、またかすかに動きました。
近寄ってみたら、瀕死のカマキリでした。
雄かなぁ。
どこから入ってきて、ここで何をしているのでしょう。脚の組み方が面白いのだけれど、蜘蛛の糸もついています。
いろいろ雑用を終えて、さてカマキリは、と思い出したのは、次の日だったでしょうか。そこにはいつもの果物籠が置かれていました。
「あれっ、籠の下敷きにされた?」
と籠を持ち上げて見てもいません。
「カマキリ見なかった?」
と夫に訊きました。
「見たよ。だけど、どうしたかなぁ?今もいない?」
いません。
「外へ出してやったかもしれないなぁ。忙しかったから忘れた」
枯葉色で、いかにも長老に見えますが、カマキリの色って、終生変わらないのでしたっけ?
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