2018年4月30日月曜日

朴の花


ホオノキを植えた位置は、作業棟の真西にあたります。
作業棟の二階から眺めようとしても、足尾山への眺望を遮ってしまうため、邪魔者扱いされてはいますが、なんとかこれまで伐られずに、元気にしています。
ちなみに、この写真に見え隠れしているのは筑波山です。


花は、一斉に咲かないで、次々と咲くので、


長く楽しめますが、どれも高いところです。


こちらは、我が家で芽生えた実生一号です。
手の届くところに二つ、つぼみを見つけましたが、たぶんこの木に咲く、初めての花ではないかと思います。


一昨日の朝はつぼみだったのが、昼には開いて、顔を近づけると、とてもいい香りがしました。


それが、次の日(昨日)にはもうこんなでした。


固いつぼみだった方は、一日経った昨日はほころび始めていました。


実生一号は、さしあたり、今年の花は二つだけのようです。

実生二号は、昨年O.Yさんにもらわれて行きました。
そのあと、三号を見つけたのですが、元同僚のIくんが遊びに来た時、草を刈ってくれるというので、
「このあたりを刈ってね。これとこれは残して」
と事細かく指示しておいたのに、
「こっちもやっておいたよ」
と、お願いした範囲を広げて刈ってくれたのを見たら、三号はあえない最期を遂げてしまっていました。






2018年4月29日日曜日

キランソウ


のっぺらぼうの場所(我が家の敷地ではない)の草を刈っていたら、


キランソウのようなものが見えました。
刈り終えてから、目印に残していたヒメジョオンを目当てに行ってみると、


どこからやってきたんだろう?
刈られていじけた篠竹やヒメジョオン、草イチゴなどが生え、地表すれすれの地下では、葛が勢力を取り戻そうと虎視眈々と狙っているような場所に生えていました。


美しいね、キランソウ。
金瘡小草は、学名が Ajuga decumbens Ajuga 、別名は地獄の釜の蓋 (じごくのかまのふた)というのだそう、すごい名前です。


どんどん増えて、キランソウ畑になるといいけれど、そうはいかないでしょうね。

ちょっと離れると目立たなくなり、


景色の中にうずもれてしまいます。







2018年4月27日金曜日

今年は咲きそう


草を刈払い機で刈るとき、ここだけ残しました。
一昨年植えたホタルブクロです。ホタルブクロは傾斜地が好きと聞いて、ここに植えましたが、昨年は咲きませんでした。


でも、今年は咲きそうです。


根で増えるのか、花が咲かなかったのに、今年はさらに小さな苗が増えています。


ハルジオン、ヒメジョオン、キュウリグサなどなどごちゃごちゃ生えているので、丁寧に抜いてやりました。


残ったのは、全部ホタルブクロです。
楽しみだなぁ。
今年こそ、濃い色のホタルブクロも、買いに行きたいものです。





2018年4月26日木曜日

かわいいなぁ


今年初めての、カナヘビちゃんです。


この辺りを行ったり来たりしていたようで、何度も遭遇しました。
トラにご用心!





2018年4月24日火曜日

半日影

益子の城内坂通りに、いつも鉢植えの野草を素敵に並べている焼き物屋さんがあります。
野草というものは、一年中きれいに咲いているわけではありません。むしろ花の咲かない時期の方が長いし、草によっては一年の半分近く、地上部分が枯れてしまうものもあります。
ところが、その焼き物屋さんは、いつの季節にも、美しい花を咲かせた鉢だけを、店の周りに配置よく、しかも山のように並べているのです。


並べた鉢は売り物ではありませんが、珍しく、店頭でイチゲの鉢を売っていました。
増えすぎたから、というのです。
イチゲは一華と書きます。素敵な名前です。
  

真っ白な花が、枯れる前には、真ん中の部分が色づきますが、それも素敵です。

「地植えしたら増えますよ。半日影がいいです」
その半日影というのが曲者です。しかも、これから葉が枯れて、地表からは消えるそうです。下手なところに植えたら、忘れてしまいます。
二輪草は、半日影に植えたのに篠竹にやられて、あちこち動かしているうちに、消えました。


エビネも何度か移動して、ここに落ち着きましたが、覆っているドウダンツツジが育ちすぎて、自力で日の当たる方に越してきたのは花をつけましたが、


奥に残ったものは、去年も今年も花をつけませんでした。


タツナミソウや、ジュウニヒトエのように、居心地のいい場所を求めて勝手に移動する草はいいとして、イチゲはどこに植えたらいいのでしょう?

タマカンアオイも移動させてやらなくてはなりません。 花の咲かないエビネも移りたいでしょう。
半日影でも、西日が当たる場所は植物は嫌うし、半日影だと思っていても日陰になったり、一言で半日影と言ってしまいますが、難しいものです。





2018年4月23日月曜日

都忘れ


ずっと前に母が運んできたミヤコワスレ、咲き始めが色が濃くて、一番素敵です。
 

本物の方がきれいな色ですが、なかなか色よく写せません。


「住めば都」とか、「都忘れ」とか、「都」の方がいいということが前提の言葉ですが、心底、「都市」ではない方がいいと思ってしまいます。








2018年4月22日日曜日

網針、針

遠方から客人がいらっしゃったので、一緒に益子に遊びに行きました。
陶器店などを楽しく巡った後、蔵の戸車を取っておいてくれるように頼んでおいた、古道具と古本のお店、内町工場に寄りました。


すると、竹の網針がありました。
網針(あばり)とは、漁網を編んだり、繕ったりする道具です。そして、面白いことに、全世界共通の形をしているのです。
その昔、プノンペンのメコン川沿いの、西洋人がやっているおしゃれな雑貨店で、竹の網針を見たことがありました。もっと濃いあめ色になったもので、大小三つほどありました。
欲しいと思って訊くと、ディスプレイ用で売らないとのこと、その時からずっと気にはなっていましたが、自分でつくったの以外、竹の網針を見かけたのは初めてでした。


プラスティックの網針は、織物の道具として、ずいぶん昔から持っているものです。
大小二種類、それぞれ10本ぐらいずつあるですが、どこかに紛れて、見えなくなっています。


そのプラスティックの網針をまねて、私がつくってみたものです。


私がつくったのと、漁師さんがつくったのを比べると、真ん中の針状の部分の太さが違います。漁師さんがつくったものの方が糸がたくさんかけられます。


糸は、表と裏から交互に針にかけていきます。
そして、少しずつ解きながら、編んでいきます。


別の話ですが、先日、稲わらでつくった菰(こも)やさんだわらを縫い合わせて、叺(かます)や俵を編む針を、息子が持ってきてくれました。
以前住んでいた場所から引越ししたとき、小さいものですからなくしてしまったのかとあきらめていましたが、どうやら部屋に残っていたようでした。
祖母の家にあったものなので、見つかってほっとしました。


網針一本50円、申し訳ないようなお値段でした。

そうそう、のらさんが若狭の浜で拾った韓国製の網針は、モビールになって、毎日ゆらゆらしています。





2018年4月20日金曜日

今年の藤棚


おおばぶどう園に行くことがありました。
フジの花は、咲き始めたでしょうか?


「ちょっとまだ、早すぎたかしら?」
手前の方には、花も葉も見えませんでしたが、


奥に行くにしたがって(幹から近い?)、咲き始めていました。
枝によってずいぶん違うものです。


このフジの木は、白い花の木に、ピンクの花の枝を接木したものだそうです


「あっ、実が残っている」


よく見ると、あちこちに種が落ちていて、何か所にも芽を出していました。
  

白い花ノ木にピンクの接ぎ木をした種から生えた木には、どんな色の花が咲くのでしょうか?
  

樹齢100年の木はまだまだ、元気です。


フジの種はただ平べったい種に見えますが、片方が膨らんでいて、片方がほぼ平らです。


つるつるの種と、しわの入った種があります。


それにしても、広いお家と敷地。ぶどう畑も含めると、5000坪(もっと?)くらいあるのでしょうか。
お二人だけで(植木屋さんは頼んでいるそうですが)、とってもきれいにしていらっしゃいます。