2019年6月5日水曜日

鬼灯


もう十年も前に、Bさんにいただいたほおずきです。
「そこいらに、ほおずきがあるだろう。掘っていきなさい」
と足の悪いBさんが帰りがけに声をかけてくれたのは、何もないけれど、何か土産を持たせたいという気持ちだったのでしょう。


Bさんの家のほおずきは、背の高い雑草に埋もれて、それでも生き延びようと長い茎をくねらせて、光を求めていました。
茎が長すぎたので、その年は上部は切り取って、根だけを植えました。


それが、次の年から毎年、忘れずに出てきて、少しずつ株を増やしながら、秋には赤いほおずき提灯をぶら下げてくれます。


そろそろ、実が生り始めました。


植物をいただくのは、買うより嬉しいことです。
毎年、くれた人を思い出しながら、眺めてしまいます。












2 件のコメント:

  1. 姐さんこういう状態でほおずきが出来るのですね
    初めて知りました。
    白いピラカンサの花が赤い実になるのと同じですね。

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  2. 昭ちゃん
    実のでき方、何か面白いでしょう?
    それにしても、ほおずきは、イヌホオズキも含めてみんなかわいいです(^^♪
    自然の営みは、素敵ですね。

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