2025年11月30日日曜日

雀瓜

 


あちこちで、スズメウリが目立つ季節です。


いつまでも取っておきたいかわいさですが、残念ながらすぐしなびてしまいます。


レーズンをホワイトチョコでコーティングしたお菓子にそっくりです。





2025年11月25日火曜日

微小貝たち


昨日、ひたちなかの海岸で拾った貝たちです。
右上の合弁の貝は、海岸では内側が鮮やかな黄色で目立っていたのに、家に持って帰ってみると開かないし、覗いてみても鮮やかな黄色は失われています。


一番右は、おそらく今まで拾ったタカラガイの中で一番小さいもの、長径で5ミリくらいしかありません。
よく見つけたなぁ、自分の目を褒めてやりました。


割れてしまっているタカラガイ、ビンに入れておいたら粉々になりそうなので、中を覗いただけでさよならします。






 

2025年11月21日金曜日

遅いんだよ!


しばらく前に坂道の掃除をしていたとき、今年はヤマノイモがたくさん生えてきていて、生け垣に絡まっているのを見つけました。
むかごがいっぱいついていましたが、ちょっと小さく、もう少し大きくなってから収穫しようと放っておいて、そのままどのくらいたったかしら、そろそろ収穫時かなと見たら、落ちてしまったのか、むかごは見当たりません。


少しだけ残っていたものも、しなびたり、触るそばから落ちたりしました。
あぁぁ、完全な失敗です。

ところで、石岡の和菓子屋さんで、10月に栗蒸し羊羹を売っていました。季節限定です。
大小、長いまま2種類売っていたのですが小さい方でさえ値段がやけに高く、買う決心がつかなくて小さく切ったものを買って食べたのですが、なんとアズキを使わないで全部栗でできていて、超美味でした。
こんなにおいしい栗蒸し羊羹なら、1本ものを買いに行かなくてはと思いながら時間を見つけられず、今日、やっと行ったら、あぁぁ、今年のシーズンは終わってしまっていました。







 

2025年11月17日月曜日

ケンポナシ


BOOKCAFEえんじゅのギャラリーに見たことのない実が置いてありました。ケンポナシというそうです。
「これは食べられる」
と織物教室仲間のさかいさん。


この虫こぶみたいなところを嚙むのです。
噛んでみた人みんなの感想は、
「甘い!」
「おいしい}
で、びっくりでした。
例えば、ヤマボウシの実の味だと、好き嫌いがはっきり分かれてしまいますが、ケンポナシの味は誰もがおいしいと言う味でした。もし子どもだったら夢中で噛むだろうし、サトウキビの砂糖がない時代、こんなおいしい甘さがあったのは救いだっただろうとさえ思ってしまいました。
誰も知らなかった中、キルト展をお世話してくださったNさんだけは子どものころよく噛んだとかで、Nさんは誰もケンポナシの味を知らなかったのを不思議がっていました。しかし、こんな形のものを噛んでみるなんて、考えられない。おそらく子どもが最初に噛んでみたのではないかと思います。


これがケンポナシの木です。
わりと大きめの葉っぱ、まだ実が生っているのが見えますが、


熟れると、下に落ちてしまうようです。





 

2025年11月13日木曜日

季節外れ


11月2日のこと、コブシの落ち葉を集めていたら、つぼみをつけているタカサゴユリがありました。


ほかの株はもう干からびて、種も十分できて飛び出す用意をしているというのに、花が咲くでしょうか?


1週間後に見ると、タカサゴユリは見事に咲いていました。


そして、冷たい空気にも負けず、咲き続けています。


ほかのタカサゴユリはもう種がいっぱいなのにと見ていたら、おやっ、まだつぼみのついた株が写りこんでいます。


しかも4つ。
無事に咲くでしょうか?









2025年11月11日火曜日

コニシキソウ

いろいろなところ、とくに生えてはいけないところに生えているコニシキソウを見かけると嬉しくなります。


草が生い茂っているところでは、ほわほわと生えているのに、厳しい環境では地面をはいつくばっています。


 隙あらば密生します。


踏まれるところも何のその。





2025年11月7日金曜日

ヒミズ

先代猫のトラが若いころは、毎日のように寝室にネズミの死骸が転がっていて、大迷惑したものでした。夜中にネズミと遊んでバタバタしている音で、目を覚ますこともありました。

ところがタマとマルは一度もネズミを室内に連れてきたことがありません。もっぱらカナヘビ専門ですが、3度ほどヘビを室内に連れ込んできて、私はキャーキャー騒ぐだけ、夫に出動してもらったことがありました。
そのうちの2度はおそらく同じヘビ、1度はマルの手が届かないところに逃げ込んで姿が見えなくなり、仕方なくそのままにして置いたら、次の次の日に出てきたのか、またマルに遊ばれていたところを救出して外に逃がしました。

昨日、水屋に乾いたお皿を片づけようと近づくと、足に何か触りました。


「わぁ、ヒミズだ!」
転がっていたのはモグラの仲間のヒミズでした。
ということは、半年ほど前に庭にヒミズが転がっていたのも、猫どもの仕業だったのね。ヒミズを見るたびに、小さな手でよく土が掘れるものだと感心してしまいます。






 

2025年11月3日月曜日

ザクロ


「拾ってきたよ。好きだろう?」
と夫がザクロをくれました。
日々の生活に無頓着で、何もかも忘れてしまう、というか覚えようともしていない夫ですが、ザクロを見たとき、私がザクロを好きだということを、奇跡的に思い出したようでした。
ザクロを手にするのは久しぶり、さっそく割ってみましたが、いつから落ちていたのか、一つは半分腐っていて、もう一つは全部腐っていました。
そのことを夫に話すと、あっさりと、
「じゃぁ、生っているのを採ってきてやるよ」
と言います。
「それって、泥棒じゃない」
「いや、誰も採っている気配はないね。腐っていっぱいおちているし」


というわけで、数日後、夫が約束通りザクロを採ってきてくれました。


いつ見てもきれいなルビーのような実、あっという間においしくいただきました。
中東のザクロと違って種は固いので、吐き出さなくてはなりませんでした。