我が家から、1キロほど裏山に向かって登ったところに滝があります。壁状になった岩や階段状になった岩の上を、岩に沿って折れ曲がりながら30メートルほど流れ落ちる滝で、木立に囲まれていることもあって、夏はあたり一帯が涼しくて、すてきな場所です。
石のことはよくわからないのですが、粘板岩でしょうか、平行に筋が入ったり、板をずらして重ねた感じの大きな岩が、滝の周りにもそそり立ったりしています。
犬の散歩で、毎日のように訪れているのですが、先日、水の中をふと見たら、丸い石があるのに気がつきました。欠けてそこいらにいっぱい落ちている石はみんな薄くて角張っているので、丸い石があるなんて、これまで思ってもみませんでした。
滝の上は、もう小さな流れで、しかもすぐ消えています。ですから、この石は遠く旅して丸くなったのではなく、滝の下の、滝つぼとも言えないほどの小さな小さな浅い水溜りの中で転がっているうちに丸くなったものに違いありません。
とすると、いったいどれほど前から、水溜りの中で流れに打たれていたのでしょうか?明治?、それとも江戸?
左上は普通に落ちている小石、左の下は、ちょっと角が取れて丸くなりかけたかなという小石、これからつるつるすべすべになるには、時間のかかることでしょう。
上のレンガ色のは砂岩のようです。こちらを先に見つけ、もっと目を凝らしたら、黒くて丸い石がありました。
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