2011年7月30日土曜日
憧れのジャケツイバラよ!
一週間ほど前、ジャケツイバラの切られた跡をのぞいてみました。
滝へと続く道の、真ん中辺りにこんもり見えるのが、かつてジャケツイバラの絡みついていた、低い樫の木です。
そのときは、新緑色の、マメ科の葉があちこちに見えたので、こぼれ種から苗が何本か生えているのだと思いました。
今日は、その苗を掘らせていただこうと、土のう袋とスコップを持ち、軍手に長靴姿で行ってみました。
「あらっ」
あれからたった一週間しか経っていないというのに、ずいぶん大きくなっています。
しかも、草をかき分けてみると、若い苗が谷川のこちら岸に生えているのではなく、向こう岸から登ってきているようです。
反対側にまわってみました。
やはりどの枝も、谷川近くに生えている、元の株から登ってきているようです。
引っ張ってみると、ずるずるつながっています。
なんという生命力。
この一週間というもの、
「どこへ植えようか」
と、あれこれ考えていたのですが、この成長のスピードにはたじたじです。
見上げると、冬にたけさんに切られた枝がそのまま樫の木に絡みついていて、引っ張ってもびくともしません。
この様子では、夏が過ぎる頃には、枝は樫の木まで到達し、陽にあたっていよいよ成長し、来年の春にはきれいな花を見せてくれるでしょう。
若葉は、頼りなさげですが、刺も硬くなってきているし、ジャケツイバラ恐るべしです。とても、互角に渡り合える相手ではないことがわかりました。
我が家にお迎えするのは、きっぱり断念しました。
2011年7月29日金曜日
トウアズキの引越し
ホームセンターの、観葉植物売り場で、ガラスの小鳥を見つけました。
ワンコインで買える値段、中国製です。
底には、キャップがついていて、中に小さなものを入れることができます。
これまで、は、タイガーバームや白上標油膏の空き瓶に入れていたトウアズキ(Abrus precatorius)を、
移し替えてみました。
阿字ヶ浦の砂も入れて、残りの一つには、貧弱なナンバンアカアズキ(Adenanthera pavonina)を入れようとしたのですが、地震で落ちたときにきつく閉まったのか、木の棒で叩いたくらいではビンの蓋が開かず、諦めてしまいました。
ちなみに、私のお財布のストラップは、トウアズキです。
ビンに入っているのはインドで拾ったもの、ストラップのはペルー製という違いはありますが。
2011年7月27日水曜日
今年のセミ
毎年、ケヤキの木には、たくさんのニイニイゼミの抜け殻が残されますが、今年は見ません。どうしたのかしらと思っていたら、NHKラジオの、夏休み子ども科学電話相談室で、今年はセミが例年に比べると少ないようだが、どうしてなの?という質問が寄せられていました。
その回答によると、今年は、ほぼ全国的にセミの少ない年のようです。
自然界の営みは、実は一定ではなく、とくに昆虫は大発生する年もあれば、少ない年もあるそうです。
それでも、家のまわりの木々で、毎日セミが鳴いています。
そして、コブシの木をはじめあちこちに、ミンミンゼミの抜け殻が残されています。
と、コブシの根元を見たら、ニイニイゼミの抜け殻が残されていました。どうして、ケヤキではなく、今年はコブシに登ったのでしょう!
コブシの木の下の、夫が敷いたばかりの石の間には、いくつものセミの穴が見えます。
おやっ。
コブシの幹には、カマキリの卵に似た、おかしなものもくっついています。
昨日やっと、今年は特に少ないというヒグラシの声を聞きました。
2011年7月26日火曜日
合板の住人
母屋のコンクリート打ちから、六年くらいとっておいた使いふるしの合板を、作業棟の基礎をつくるときずいぶん再利用しました。しかし使わなかった合板の一部が、置き場所の屋根が壊れて雨が入り、腐ってしまいました。
小さく切ってあるものですし、すでに二度ばかり使ったものですから、そう惜しくはないものです。合板置き場を石置場として利用することになったので、取り壊して、腐ったものは焼きました。
これは、きのこでしょうか?合板に生えていました。
田舎暮らしで、びっくりしたことの一つが、きのこの種類の多さです。
こんなきのこ、見たこともありませんでした。
板と板の間で、蟻は天文学的な数の卵を育てていました。
合板を刳り抜いて、ぬくぬくと休んでいたのは、コガネムシの幼虫でしょうか。
火あぶりにはせず、土の中に埋めてやりました。
ムカデ、ゲジゲジ、チャバネゴキブリ、ミミズなども棲んでいて、突然の災難に大騒ぎでした。
2011年7月25日月曜日
草刈りしていて、見ぃつけた♪
昨日は、村の草刈りでした。
私たちの班は、林道とお不動さまの参道、距離にして三キロくらいでしょうか。
一年に一度刈るだけですから、とくに林道の方は鬱蒼としていましたが、人足30人弱、半日ですっかりきれいになりました。
カメラを持って行きましたが、みんな忙しく働く中、写真は撮れませんでした(笑)。
お不動さまの駐車場の溝の中で見つけた、ビー玉ほどのスーパーボール。まだ落とされて間もないのか、しっかり弾みます。
アスファルトの道路の上に積もった落ち葉が土になったところに生えていた、オトコナエシです。刈り取りましたが、捨てるに忍びなくて、持って帰りました。
それにしてもオミナエシ(女郎花)は、お女郎さんの簪から名づけられたのだとわかりますが、オトコナエシって、いったい何でしょう?
2011年7月24日日曜日
2011年7月23日土曜日
ルナリア
随分前に母にもらったルナリア、我が家では決してたいせつにされているとは言えません。
こぼれ種から、あちこちに芽を出し、ひっそりと命をつないでいます。
春に芽を出しているのを見つけられても、いつも無視されます。花も無視されます。さらに、刈払い機で刈られたり、場所が悪いと引っこ抜かれたりすることもあります。
コンクリートの型枠を外す仕事をしていたら、刈り残された貧弱なルナリアが残っていました。まわりにはすでに落ちた、実や種がばらばら転がっています。
種を守っている莢が、必ず黒ずんで汚らしい色になるところはいただけませんが、扁平な種はかわいくて、葵の葉のような形をしています。
そして、莢も真ん中の一枚だけは美しく、絹のように光沢があり、光も通します。
緑色の実がなっているところもかわいいのですが、積極的に愛でる気持ちもなかなか湧いてきません。
たぶん、一ヶ所決まったところに生えるのではなく、毎年勝手気ままに動いてしまう植物が、私はそんなに好きになれないのかもしれません。
これからも、ルナリアの自立生活は続きそうです。
2011年7月22日金曜日
カラスウリの芋
やっぱり手の施しようがありませんでした。
ちよさんの畑との境に植えたベニカナメに、ゴマ色斑点病が、一部出はじめました。
他所の生垣を見ていても、その前の二年と比べると、昨年から流行り方のスピードが鈍っている感じがしていましたが、やはりベニカナメは、ゴマ色斑点病からは、なかなか逃れられないようです。
というわけで、二週間ほど前に何本か切り倒しました。
今回の台風で、久しぶりにまとまった雨が降りました。
土がいつもより柔らかくなっているのではないかと、この際、木の根を掘り起こしておくことにしました。
すると、出てくるわ、出てくるわ、ほんの二メートルくらい線状に掘っただけのに、カラスウリの根がこんなに採れました。
中には、サツマイモと見紛うほどの立派な芋もあります。ただ、比重はサツマイモと違って、とっても軽いのですが。
カラスウリは、花も実も種も好きですが、ちょっとのさばりすぎています。何も無いところでは、刈払い機で切られてしまうので、みんなでベニカナメの足元に逃げ込んでいたのです。
根は埋め戻さずに、干からびていただくことにしてました。
ベニカナメは成長が早く、あっというまに大きくなりました。いつも、刈り込みが間に合わなくて、手入れが大変でした。今度は、もっと低くてうっとうしくなく、成長もほどほどのドウダンツツジを植えることにしようかと思っています。
昔は、成長の早い木を植えて、早く大きくなあれと思っていた時期がありましたが、今はのんびりした木の方が好きです。
ただ、どうせ枯れるベニカナメですから、今から全部切り倒すという選択肢もあるのですが、元気な木を切ってしまう気には、なかなかなれないものです。