2012年2月29日水曜日

ヒメグルミ


ヒメグルミがこんなに素敵だとは、知りませんでした。


オニグルミの一種らしいのですが、植えると芽が出てくるでしょうか?


もっとも、以前植えて、ずいぶん大きくなったクルミの木は、まだまだ実のなりそうな気配がまったくありません。
このうえ、ヒメグルミを植えてみても、実の生るのはいつのことやら。


それにしても、紡錘形のアメリカのクルミを、取っておかなかったのが残念です。
いつの時代でしたか、スーパーマーケットで殻つきのクルミを買おうとしたら、紡錘形のクルミが一番一般的(安いという意味)だったのに、今では全然見かけません。

いつでもあると思って、全部割って食べてしまいました。



2012年2月28日火曜日

ネパールの飾り物


三十年も前にカトマンズで買ったネックレスです。
ガラスのビーズもついていますが、装飾のほとんどは、木の実、貝殻、そして猪の歯などです。


ネパールは、海から遠く離れた内陸国です。
それなのに、一つのネックレスに貝殻が五つも使われています。

いくら、彼らが貝殻を好んでいるといえ、たかがお土産のネックレスに、そんなにはるばる運ばれた貝殻を使うこともないのにと思ってしまいます。


もしかしたら、このネックレスは、海のあるインドでつくられ、ネパールに輸入されたのでしょうか?
でも、輸入するなら、ネパールに需要があるはずです。
いったい誰が買うでしょう?

ネパールのお金持ちが、こんなもの(失礼)を買うとは思えませんし、だからといって庶民が買うとも思われません。
やはり、外国人向けのお土産ものとしたら、わざわざインドから輸入しなくてもと思われます。
それに外国人だって、喜ぶでしょうか?
私は妹たちにお土産に買って帰ったのに、いらないと言われてしまいました。


もしかしたら、ネックレスではなくて、呪術に使うものかもしれません。
それなら、貝殻がついていても、不思議がないような気がします。 

 
以上、巻貝、二枚貝、巻貝の蓋など、五つの貝殻でした。


木の実は、針金を通して留めているのもありますが、多くはいちいち台をつくって、それをはかせて紐に編み込んでいます。


台は木の実に合わせてつくり、木の樹脂を中に入れて、接着させています。







イノシシの牙のついているのもありましたが、これは歯でしょうか?
歯にしては、脆そうです。


小さいこれなんかは、貝だか歯だかわかりません。





2012年2月27日月曜日

犯人は誰?




たった一本しかない、たいせつなたいせつなブナの木。いったいどこのどいつが、こんなにしたのでしょう。
もっとも太い幹の一本に穴を開けていました。


クヌギやコナラはよく穴を開けられ、枝も折れてしまいますが、数がたくさんあるので気にしていません。

ところが、ブナはこれっきりです。
かといって、穴に殺虫剤を入れるのも、気が進みません。


葉芽は、いちおう元気そうなので、もう少し様子を見ていましょうか。
まあ、保険として、ブナをもう数本買っておくのが一番良さそうです。


2012年2月26日日曜日

花芽がない!



作業の合間に、ケヤキの木の下でお茶にしていました。冬が長い長いと言いながらも、 少しずつ寒さが緩んでいて、外で座っていても平気です。
のんびり、コブシの木を見ていました。以前住んでいたところから移植した木です。

「あれ、コブシの花芽があんまりついてない」
「あんまりじゃなくて、ほとんどついてないじゃないか」


毎日見ている木ですが、見過ごしていました。
花芽は、ほんの数えられるほどしかついていません。


思い当たる理由があります。庭の整備です。昨年は、コブシのまわりをあちこち掘り返して、石を敷いて、サツキやタマリュウを植えました。

コブシは、根を浅く張り巡らせます。こんなところまでと思うくらい遠くにまで、細い根を伸ばします。木の半径5メートルのどこを掘っても根に行き当たるくらい、根を敷き詰めます。
サツキを植えるために5センチも掘ると、コブシの根にぶつかります。しかたなく根を切ると、肉桂のような甘い香りがします。


ここに来てから稚苗を買ったピンクの花を咲かせるコブシも、ロマのように行方定まらずで何度か移植され、今はそのすぐ横に仮設の作業小屋があり、枝がぶつかっているという劣悪な条件下で生きています。


それでもこちらは、例年どおりの花芽をつけています。

もし、大きい方のコブシの木が枯れそうなら、最後のひと花を咲かせたはずです。
少ししか花芽をつけていないということは、エネルギーを最小限に使って、回復しようとしている証拠、来春はたくさんの花を咲かせてくれるものと信じて、今春は少ない花を愛でようと思います。


2012年2月25日土曜日

きったないやつ



コンクリート打ちの型枠をつくるため、古い型枠をひっくり返していたら、
「なに、これ?」
虫の家だと思われますが、犬の抜け毛を集めてつくったとしか思えないような、むさくるしい家です。


そろそろブヨが、うるさくつきまとってくるようになりました。
今日は雨。梅のつぼみはまだ閉じたままです。

2012年2月24日金曜日

冬空のデイゴ


近所の畑のアメリカデイゴです。
冬が来る前に、毎年切られて、ビニールですっぽり覆われていましたが、今年はジンジャーや月桃の枯れた茎で覆ってあるだけです。


二本のうち、一本は風で覆いの枯れ草が飛ばされて、裸の幹を寒風にさらしていました。


いったい、この寒い冬を、これで乗り切れるのでしょうか?

ライチーといい、アボカドといい、幼いころはともかく、ある程度の大きさになると多少の寒さもものとせず生き残る熱帯の木に、驚かされます。



2012年2月23日木曜日

サルノコシカケ


あーぁ、サルノコシカケが生えてしまいました。
ここは、生えてはいけないところです。
テラスから階段を下りてきて、ちょっと渡り廊下のようになっているところの、土台にしている松の木です。

ご近所のすずきさんが、山の松が枯れそうなので、自分で切るなら、松を持って行っていいと言ってくれたのは、もう六、七年前のことでした。
Sくんも頼んで、何日かかかって夫が切り出した20本ほどの松は、半年ほど寝かせてから製材所に運び、材に引いていただきました。

それからまたしばらく乾燥させ、表面を焼いて、土台にしました。
ただ、そのときすでにマツクイムシが入っていたのもありましたが、必要量ぎりぎりだったため、短い土台などには、傷んだものも使ってしまいました。
サルノコシカケが生えてしまったということは、弱りかけていた材は、表面を焼くだけでは腐るのを食い止められなかったということでしょう。


サルノコシカケも、裏から見ると、きのこらしいひだひだがありました。



2012年2月22日水曜日

南の海のタカラガイ


mmerianさんからソテツを送っていただいた時、一緒に、タカラガイが入っていました。宮崎の浜で拾われたタカラガイです。

左から、アヤメダカラ、キイロダカラ、シボリダカラです。


全部、初めて見たものでしょうか?
頭はごちゃごちゃになっています。


上段は以前送っていただいたもの。
左から、ハツユキダカラ、オミナエシダカラ、カモンダカラでした。

いまのところ貝は、拾ったとき別にまとめて、ブリキの箱に入れています。
そろそろタカラガイはタカラガイという風に、貝別にまとめてみたい気もしますが、標本をつくっているわけではないので、いちいちラベルなどつけないとしたら、ごっちゃごちゃになりそうです。

「でもその方がいいだろうか?」
悩む日々です。



2012年2月21日火曜日

猫の仕事

猫は忍び足で歩くといわれていますが、トラはいつも、足音を立てて歩きます。
それでも、状況によって、足音が高い時と、低い時があります。

おやっ、いつもより高い、ハイヒールで闊歩するような足音が、廊下をこちらにやってきます。
「ん、あやしい」
振り向いてみたら、案の定、口に小鳥をくわえて、得意そうにやってきました。


食卓の下まで来ると、小鳥を投げ出して、横たわり、
「どう!、また捕ってきちゃった」
と、得意げです。

さんざん遊んだあと、小鳥が動かなくなったら興味がなくなって、ただ見せびらかしに来たのです。

 

小鳥は、シロハラでしょうか?可哀そうなことをしました。
一昨日のことでした。
 

昨日、用事があってお隣を訪ねると、庭にモグラが転がっていました。
この家には、トラの永遠のけんか相手ハラがいます。ハラの仕業に違いありません。
もう一匹、ミューもいますが、ミューはハラのように活発な野性児ではなくて、おとなしい猫です。

トラとハラは、会えば必ず喧嘩をする仲です。どちらも傷をつくっていますが、ハラがひっかき傷程度で済んでいるのに比べて、トラは縫ってもらったり、切って膿を出してもらったりするために、もう二度も医院に行っていますし、数日間、ご飯を食べられないこともありましたから、完全にハラに負けています。

一度は、顔ではなく、尻尾のつけ根を噛まれ、獣医さんに大笑いされてしまいました。敵に背中を見せる方は、弱い方に決まっているそうです。


それにしても、モグラは無念の形相です。
こんな小さな鼻と手で、寒さでカチンカチンに凍った地面もなんのその、どこまでも掘り進む働き者だったのに。

2012年2月20日月曜日

日本育ちのバンクシア


mmerianさんから届いたソテツの中に、バンクシア(Banksia integrifolia)の実が入っていました。
宮崎県の植物園で拾われたものだそうです。
「へぇ、日本でもバンクシアの実が生るんだ!」
びっくりしました。

19世紀から、乾燥地や荒れ地でもよく生育する、アカシア、ユーカリ、カリステモンなどの豪州の木たちは、世界中に散らばって行きました。
国土の森林率が5 %にも満たないエチオピアでは、生育の早いユーカリが在来の木を抑えて、もっとも一般的な木となっています。

バンクシアも、日本にまでやってきているのですね。


16世紀から、アメリカ大陸の野菜が世界に広がって、今ではそれなしではやっていけないようになっているように、そのうち世界中、豪州の木だらけになるのでしょうか。



2012年2月19日日曜日

ソテツの実



mmerianさんから、ソテツの実が届きました。宮崎県では、こんな実が拾えるのですね。

鮮やかなJAPAN RED、朱色です。
そして、ハート形です。


ハートをハートの形に並べてみました。


実は、細かい産毛に包まれています。


小さい実も入っていました。未熟な身でしょうか?


産毛を落とそうと、お風呂へ。
小さい実は全部浮きました。やはり未熟な実のようです。


小さい実は、大きい実よりしっかり産毛がついていたので、歯ブラシで、ごしごし落としました。


なんだか形が、オオミヤシ(フタゴヤシ)に似ています。


お風呂から上がった後、以前から持っていたソテツ、mmerianさんにいただいた浜辺に打ち上げられていたソテツとともに、記念撮影しました。
赤いソテツ21グラム、種のソテツ7グラムでした。