Nさんに会ったとき、
「ビーツをつくった?」
と訊きました。昨年、KMさんにいただいたのがおいしかったので、今年も食べたいと思っていたからです。
「つくったけれど、すごく小さいの。失敗しちゃった」
ビーツはもっと寒い地域の作物です。12月は暖かかったし。
八郷は、盆地の底が山の中腹より温度が低いなど、いろいろな気候が入り混じっているため、リンゴ、ビーツなど南限の作物や、ミカン、レモンなど北限の作物が入り混じる面白い土地です。
いただいたビーツです。
茎はつややか、小さく刻んで炒めて、ふりかけにしようと、とってあります。
オーブンで、180度で、30分くらい焼きました。
黒い点が見えるのは、箸が通るかどうか突き刺してみた跡です。
むくと、ねっとり重く、おいしそうです。
蒸かしたジャガイモ、ゆで卵と一緒にサラダにして、おいしくいただきました。
もちろん、ドレッシングをかけて混ぜたあとは、ジャガイモもゆで卵も、ビーツ色に染まりました。
2015年12月28日月曜日
2015年12月25日金曜日
2015年12月24日木曜日
2015年12月23日水曜日
桜の枝から
二年くらい前から、古い山桜の大きな枝が、強風で折れてぶら下がっていました。
高くて、しかも足場の悪いところだったのでそのままにしておいたら、とうとう腐って落ちました。
落ちた枝を見ると、きのこがびっしりとついています。
気持ち悪いくらい繁茂していますが、一つ一つ見ると、なかなかおしゃれです。
グラデーションといより、繧繝彩色(うんげんざいしき)のようです。
蝶が集まっているようにも見えます。
ちょっと色は白いけれど、カワラタケでしょうか。
下面もカワラタケに似ています。
あれっ、赤い色も見えます。
こちらもきれい。
桜の木から、桜より濃い色のきのこが生えました。
ハカワラタケでしょうか?
高くて、しかも足場の悪いところだったのでそのままにしておいたら、とうとう腐って落ちました。
落ちた枝を見ると、きのこがびっしりとついています。
気持ち悪いくらい繁茂していますが、一つ一つ見ると、なかなかおしゃれです。
グラデーションといより、繧繝彩色(うんげんざいしき)のようです。
蝶が集まっているようにも見えます。
ちょっと色は白いけれど、カワラタケでしょうか。
下面もカワラタケに似ています。
あれっ、赤い色も見えます。
こちらもきれい。
桜の木から、桜より濃い色のきのこが生えました。
ハカワラタケでしょうか?
2015年12月22日火曜日
パッションフルーツ、その2
樵のかとうさんの家に行ったら、家の南側一面を、パッションフルーツが覆っていました。
玄関も、パッションフルーツのすだれをくぐらないと入れません。
かとうさんは、雨が降らない限り、仕事を休みません。木を切ってもらいたい人が、いつでも大勢待っているからです。
とはいえ危険な仕事、ときおり休んだ方がよいに決まっています。
「雨の日はお休み?」
「雨の日は下見とか、打ち合わせ」
これから、西高東低の晴天続き、ちょっと心配です。
その日もお留守でしたが、後で電話で聞いたら、
「二株あるんだけど、霜が降りたから、今年は越冬できないかもしれない」
なんと、霜が降りる前に株を掘りあげて、室内で越冬させるのだそうです。
年中家にいても面倒なのに、年中家にいないのに、そうやって毎年パッションフルーツを育てているなんて、きっと何か思い入れがあるに違いありません。
実はたくさん生っていましたから、花もたくさん咲いて、見事だったことでしょう。
かとうさんは、越冬させられなかった年は新しい苗を買ってもパッションフルーツを育てるらしいので、来年は、お花見に行きたいと思いました。
パッションフルーツの花が大好きですが、手をかけて育てる自信はありません。
パッションフルーツはアメリカ大陸原産ですが、カンボジアの田舎で、野生化して雑草になっているのを見たことがありました。
ちょっと花も実も小さめでしたが、熱帯ではまったく手をかける必要なく育っていました。
2015年12月21日月曜日
2015年12月20日日曜日
ハナニラ
犬のアルシを埋葬したとき土を動かしたので、ハナニラの球根が広がりました。
そうか、ハナニラの分布を広げたいときは、球根を掘り起こして丁寧に植え替えたりしないで、ただ掘り返せばいいのです。
ハナニラは小春の碑の前だけに植えていたのですが、ほぼぐるっと、取り巻くように広がりました。
土が見えているところはシラン、枯れた葉や実を刈り取ってみたら、もう芽が出ています。
ハナニラがまばらに見えるところにも、小さな芽が育とうとしています。
これは別の密集地ですが、来年耕してみたら、もっと広がることでしょう。
ニリンソウもこのくらい簡単に繁殖したらいいのに、十数年一向に増えた気配がありません。
どちらも母が運んできたものです。
2015年12月19日土曜日
作品を彩る実や種たち
小田島久則さんの個展会場の木の実たちです。
これはリースから落ちたものらしい。学名を聞いたのに、忘れました。
リスがかじった松ぼっくり。
全部写せばよかった、この倍くらいの長さのものです。ドングリは、マテバシイでしょう。
クルミ、プラタナス、丸いドングリはクヌギでしょう。
オキナワスズメウリは、いろいろな色できれいでした。
あっ、作品を写すのをすっかり忘れていました。
2015年12月18日金曜日
カエデの実
益子のギャラリー「佳乃や」の庭には、数本のカエデの木が植えてあります。
秋になって木の葉が散ったとき、コブシ、トチ、ホオノキなどの葉は、汚らしいだけですが、カエデの葉は、落ちても絵になります。
佳乃やでは、そんなカエデの落ち葉を小さな築山などにわざと残して、風情を演出しています。
さて、須知大さんの展示会を見て帰ろうとしたら、一本の葉の落ちたカエデの木に、実が見事に鈴生りに生っていました。
誰もいなかったら、こっそり頂いてきたところですが、あいにく店主と須知さんがいて(お見送りしてくれていて)、ままなりませんでした。
せめて、写真だけでも撮らせていただけばよかったのですが、建物の話をしていたので、それもはばかられました。
我が家に、どこで拾ったのか、カエデの実が一つだけあります。
カエデは園芸種がいろいろあるので、何カエデの実かはわかりませんが、『日本植物種子図鑑』を見ると、形も大きさも、ミネカエデに似ています。ただ、本に載っていたミネカエデは青森県の八甲田山に自生しているものでしたから、当然別物と思われます。
日本で拾ったカエデの実も、カエデの実としては大きいものですが、比べると、デンマークのカエデの実がどれも大きいのに驚かされます。
一番大きいものは、分果で60ミリもあります。
カエデの実はよく見ると気持ち悪い、まるでアブのようです。
これはコペンハーゲンの五稜郭で拾ったカエデの実ですが、いくつか三枚羽のものがありました。
三枚羽では、なかなか飛べそうにありません。
五稜郭のカエデは幾枝もあったので、分解してみましたがあとは手つかず、一つ一つに分解した方が片づけやすいのですが、枝つきも捨てがたいし、悩むところです。
2015年12月17日木曜日
マロニエの種
夏にデンマークで拾った種は、まだ片づけていません。カエデの種など、小さく分けたものか、このままにしたものか、なかなか決められないのです。
そんな中、、長径12ミリほどの変哲のない種があります。
なぜ、こんな種を拾ったか、それは港の広場の石畳の上で、ぽつぽつと見つかったからです。
見渡しても木などなく、どうして種が落ちているのかと思いましたが、いっぱい落ちていました。
アンに、何かと聞くと、
「あぁ、マロニエの種よ」
とこともなげに言いました。
八月でしたから、まだマロニエの実は、緑色の小さなボールでした。
葉も、花もトチノキそっくりなのに、こんな種ができるだろうか?
疑問を持ちましたが、拾ってきたマロニエの実を割ってみることもせず、いつしか枯れて汚らしくなったのか、マロニエの実は捨ててしまっています。
割ってみればよかった。ネットで簡単に調べられると高を括っていたのかもしれません。
うぅん。やっぱり信じられません。トチの実とあまりにも違います。
追記:
北海道ののらさんから、ベニバナトチノキの実の写真が送られてきました。
ベニバナトチノキは、ヨーロッパ原産の西洋トチノキ(マロニエ、Aesculus hippocastanum)と、北アメリカ原産のアメリカアカバナトチノキ(A. pavia)を掛け合わせたもので、日本には大正末に渡来して、マロニエより普及しているのだそうです。
知らなかった。
では私が街路樹に赤い花が咲いているのをときおり見るのは、もしかしてマロニエではなくて、ベニバナトチノキだったのかもしれません。
それにしてものらさん、三つの実が、別物のように見えるよ。
乾燥した実。
そして種でした。
ネットで画像を見たら、ベニバナトチノキの実は、ほとんどトチノキの実のようでした。
のらさん、ありがとう。