2025年9月14日日曜日

ヒメイワダレソウ、いろいろ

昨年、長男の住む糸島に行ったとき、町はずれの4人がやっと座れるくらいの小さなコーヒーショップに行ったことがありました。そこでコーヒーを飲むというより豆を売ったりテイクアウトが中心の店でしたが、店の前の畳2枚ほどの小さな庭に、ヒメイワダレソウのような植物がびっしりと育っていました。
「あら、ヒメイワダレソウかしら?」
「栽培種でクラピアって言うんだ。ヒメイワダレソウよりびっしりカバーするよ」
と息子。
「今年はあまり踏んでないからちょっときれいじゃないんでけれど」
と若い女性の店主。
クラピアは、踏めば踏むほどきれいに広がるのだそうです。


我が家のヒメイワダレソウもちょっと背が伸びてほわほわして徒長のように見えたとき、「そうだ、踏んだ方がいいんだった」と思い出し、それまで踏まないように石を置いていたのを無視して、極力踏むようにしていたら、今年はきれいに広がりました。

ところで、ネットでヒメイワダレソウと検索すると、外来種のリッピアというのが出てきます。そして、リッピアは繁殖力が強いし、冬場は汚いので植えない方がよいと書いてあります。
わぁ、紛らわしい!


我が家のヒメイワダレソウは、そんなに繁殖力はないので、リッピアではなさそうですが、外来植物のようです。その昔、母が苗を運んできたジュウニヒトエも、紫の花が咲くのは外来種らしいと知って、驚いたことがありました。
見慣れた庭の植物たちが、じつは世界を股にかけて繁殖しているのを知ると、そんなものだろうと思ったり、ちょっと複雑な気持ちになったりします。








2025年9月13日土曜日

クズの絨毯


 桜、エゴノキ、フジ、椿、ノウゼンカズラなどの花びらの絨毯はおなじみですが、これはクズの花の絨毯です。


小川の向こうの個人の家の木にまつわりついたクズ。厄介な植物とはいえ、花はてんぷらにしたらおいしいし、花びら酒は薬になるし、お茶にもなります。


その花も、そろそろ終わりを迎えています。


2025年9月12日金曜日

つかまっちゃった!


雨が上がり、夫が置いていた傘を干そうとして、ビニール傘の中に蝶が入っているのを見つけました。


おっ、ウラギンシジミです。


そのまま、傘のひだを裏返してみたら、恨めしそうな顔でこちらを見ていました。
干そうと傘を広げたら、ウラギンシジミは瞬時に飛んで行ってしまいました。







 

2025年9月11日木曜日

トカゲ


庭で久しぶりにトカゲに出逢いました。
すぐ葉の陰に隠れてしまって、全体を移すことができませんでした。

トカゲで思い出したのですが、先日世田谷美術館に野町和嘉さんの写真展を観に行ったとき、砧公園でイグアナを散歩させている人がいました。頭が大きく、全長80センチくらいだったでしょうか。イグアナは犬にほえられたり、飼い主さんに歩くよう促されても頑として留まっていたりと、ほほえましい風景でした。
以前、メキシコ在住で何匹ものイグアナやカメなど飼っている人のブログを見ていましたが、日向ぼっこさせたり、産卵させたり、嚙まれたり、ブログを見ているだけで大変そうでしたが、日本で飼うのはもっと大変なことだろうと思いました。





 

2025年9月10日水曜日

尾花沢スイカ


夏の間、せっせとスイカを食べ、ラグビーボール状のスイカも、2度食べました。でもこのスイカ、やっぱり甘さが足りません。しゃきしゃき感も今一つでした。


それに比べると、小玉スイカの大玉(?)は甘い! それに赤いところも皮近くに迫っていて、ごみが少量しか出ません。

何度かネットで山形の「尾花沢スイカ」のサイトをのぞきました。スイカ好きの母が尾花沢スイカが大好きだったのです。ところが尾花沢スイカはブランド化してしまったのか高級品になっていて、買えませんでした。


9月に入って街のスーパーマーケットで尾花沢スイカを目にしました。値段もそこいらのスイカと違わなかったので、もちろん買ってきました。


期待はいやが上にも高まりましたが、期待が高すぎたのか、味は普通でした。まぁ、尾花沢スイカにもピンからキリまであるのかもしれません。
山形のスイカはこれからなので、また食べるチャンスがあるかな?





 

2025年9月9日火曜日

ワイルーロ


ウォーリードールを買ったら、おまけとしてワイルーロがついてきました。
「あれっ、南米のワイルーロってトウアズキではなかったかしら?」
2粒の実は、よく見るとナンバンアカアズキに似てはいますが、桁違いの大きさ、長いところで20ミリもあります。
久々に「軽井沢ジャムこばやし」の 「世界の木の実」を見てみました。すると、南米ではトウアズキだけでなくナンバンアカアズキもワイルーロと呼び、そのナンバンアカアズキも木の種類がいろいろあるのか、実の大きさもいろいろのようです。


手前がおまけでいただいたワイルーロ、左のナンバンアカアズキの何倍もある大きさです。そして右がトウアズキ、後ろのビンに入ったのは、タイのクラビで拾った小さい実のナンバンアカアズキです(ビンの蓋が開きません)。
ナンバンアカアズキの皿には1つ色の深いのが混じっています。


年月を経て色が深まった、友人Kのお土産です。
小さいものなのに、50年以上、よくなくならないで手元にあったものです。もし、インドやパキスタンに実の大きい種類のナンバンアカアズキがあったら、ナンバンアカアズキを容器にした象牙(象の骨)の象は、おそらく200匹は入ったことでしょう。






2025年9月4日木曜日

夫が拾った虫たち


夜、夫と私のデスクの間においてある台に虫が2つ転がっていました。
ゴキブリだと思い、「きゃぁぁ!」と声を上げかけて、夫に、
「なによ、これ?」
と訊くと、
「あぁ、拾った」
と落ち着いています。


明るくしてよく見たら、確かに1匹はタマムシ、1匹はミドリカミキリでした。
「タマムシは玄関で拾った。もう一つは、なんだか知らないけれどデスクの上に転がっていた」
とのことでした。


タマムシはおなじみですが、ミドリカミキリはあまり見かけません。
どうして、家に入ってきて死んでいるの?
小学生の頃の昆虫採集にはホルマリンを使い、それでも月日が経ってから標本箱を開けてみるのが怖かったけれどカミキリくん、このままで腐ったりしないの?







 

2025年9月2日火曜日

クヌギだった!

 


日曜日に、野町和嘉さんの写真展を観に、世田谷美術館に行きました。
世田谷美術館は内井昭三さんの設計で、1986年に完成開館したもの、あのころはまだ手仕事が生かされていて、最近の建物とは違う、随所に手作り感のある建物でした。


世田谷美術館は砧公園の一角に建っていて、緑豊かですが、中庭に素敵な大木がありました。
「なんだろう?」
木姿ではわからず、葉っぱを見てもよくわかりませんでした。
案内板を見ると、なんとクヌギでした。我が家の周りのクヌギも、枝を横に張っているものがないわけではありませんが、普通、主幹を切ったりしないので、クヌギはまっすぐ伸びるものとしか思っていませんでした。
シンボリックな、とても幸せなクヌギでした。







2025年8月30日土曜日

後の祭り


生きているタマムシを見つけました。死んだタマムシと足の位置が全然違います。
普通、タマムシは片時もじっとしていません。ぶんぶん飛び回ります。これは弱って死にかけているに違いない、作業が終わったら拾いに来ようとそのままにして、草刈りなどしていました。

30分ほどして行ってみたら、タマムシは影も形もありませんでした。
「虫網をかぶせておけばよかったなぁ」
後の祭りでした。





 

2025年8月29日金曜日

狂い咲き


コウホネが次々と咲いたのは6月のことでした。
最後の方は茎がしっかりしないで悲しい形で咲いたりしていましたが、久しぶりにしっかりと咲きました。
お客さまは、ちょっと紋が違うようですが、シジミチョウでしょうか?





 

2025年8月27日水曜日

「おれの木だ!」

トサミズキが覆い茂って暑苦しいので、枝を払いました。
枝を払わないと花がいっぱい咲いてきれいなのですが、下の金魚のつくばいが息苦しい感じになってしまいます。


 ほぼ切り終えたところで視線を感じて、見ると大きなカマキリでした。
「これ以上切ることは許さん!」
「はいはい」


暑い日々、カマキリに出逢うとつい頬が緩んでしまいます。






2025年8月26日火曜日

今年のセミ


そろそろセミの声が切れ切れになり、夜は秋の虫の声が聞こえるようになりました。
玄関あたりに残されたセミの抜け殻です。


毎年のことですが、母屋の梁にはたくさんの抜け殻が残されています。


もちろん、コブシの木をはじめ、植木にもたくさんの抜け殻が残されています。


そして、コブシの木の下には、風で落ちたのかたくさんの抜け殻が.....。


今年はセミが少なかった、まったくセミの声を聞かなかったなどの声を耳にしますが、我が家のセミは平年通りでした。






 

2025年8月25日月曜日

キアゲハに見えるけれど


建設中のf邸に落ちていたキアゲハ、でしょうか?
これはほぼ現物と同じ色、とっても黄色が強い個体でした。
裏返した写真も撮ればよかった。





2025年8月24日日曜日

外来種だけれど

常磐高速道路で、岩間から北へ、浪江まで行ったら、あれは福島県に入ってだったと思うのですが、道路の両側の法面が、タカサゴユリだらけになっていたところがありました。
ちょっと素敵な風景でした。


我が家のタカサゴユリはちょっと盛りを過ぎていますが、元気に咲いています。


歩くところに生えているのは、どうせ何度も接触されるのかいじけるのであらかじめ抜いていますが、邪魔にならない場所にしっかり生きています。





 

2025年8月23日土曜日

カマキリの捨てたもの


あちこちでカマキリの抜け殻を見ますが、どれも傷んでいます。これは、もしかして私が踏んだものでしょうか?


と、久しぶりにつぶれていない抜け殻を見つけました。


カマキリの抜け殻入れの抜け殻たちをぶちまけてみました。いやいや、なんでも取っておきすぎでしょう!
左上の抜け殻を除いては今年のものではありませんが、今年も何匹も、つぶれたり雨で傷んだりした抜け殻を見ています。








 

2025年8月21日木曜日

アイタケ


草を刈っていて、見つけた灰緑色のきのこです。
グーグルレンズで写してみたら、最初、キヌガサタケと出ました。
「いやいや、キヌガサタケぐらい、私でも知ってるよ」
グーグルレンズはあてにならないなぁと思い、500余ページの分厚い『日本のきのこ』を、しかたない、1枚ずつ丁寧にめくって見ましたが、該当するきのこは見つかりませんでした。
きのこの名前は難しい、不明のままUPしようと、コンピュータの画面の写真をもう一度グーグルレンズで写してみたら、今度はアイタケと出ました。
『日本のきのこ』をめくったとき、アイタケのページも見たのですが、ちょっと雰囲気が違っていたのでスルーしました。改めて説明文を読んでみると、アイタケで間違いないようでした。このところ雨が降らず乾燥しているので、本の写真と感じが違ったのかもしれません。


草を刈っていたので、写真に撮った後はそこいらじゅうなぎ倒してしまいましたが、なんとアイタケは食べられるきのこだったようです。
まぁ、食べられると知っていても、信じきれないで食べなかったでしょうから、惜しくはありませんが。


草むらにはカブトムシも落ちていました。



 

2025年8月20日水曜日

カナヘビくん


自動がんなの削りかすを片づけていたら、小さなカナヘビがいました。


猫がいて、カナヘビには申し訳ないと思っているのですが、けなげに生きています。
「がんばれ!」
猫を飼っている私には言われたくないと思いますが。

今年もイノシシが出没し始めています。まだ遠慮があって庭の深いところまではやってきていませんが、時間の問題かもしれません。

先日は、居間から外を見ていて、地下室(ドアも開けっ放しの物置)からのぞいたイタチと目があいました。間近に見るイタチは、愛くるしい顔をしています。もしかしたら地下室に棲みついているのかもしれませんが、イタチと猫との相性はどうなのでしょう? カナヘビもイタチの餌食になるのでしょうか?

自然林より人の手が入った里山の方が生物の多様性が高いことは知られていますが、人工的な建物はどうなのでしょう? 我が家は野ウサギこそ見かけなくなりましたが、アナグマやタヌキ、ハクビシン、イタチ、イノシシなどの哺乳類を見かけます。セミは林より、家の周りの石畳の隙間に地上に出てきた幼虫の跡がたくさんあり、どうしてこんなところに産卵するのかと、興味深く見ています。





 

2025年8月19日火曜日

ミョウガをたくさん食べる


我が家の一角にミョウガを植えています。
何年も花ミョウガが咲かず、庭のミョウガを食べることをすっかりあきらめていた時期がありました。


それが今年、珍しく豊作となりました。


ミョウガをたくさん食べるなら、やっぱりキムチ炒めです。


ミョウガは半分に切って薄切りにし、


キムチも刻んで、


ニンニクも塩コショウもなし、キムチだけで炒めます。


写真を撮るのを忘れて、すでに第一ラウンドが終わった後の写真、もっとたくさんあったのですが、二人で完食しました。

ミョウガをたくさん食べるともの忘れが進むと言われてきました。大丈夫かな? 昼にはそうめんの薬味にもして、盛大に食べました。







 

2025年8月16日土曜日

スイカ好き


八郷の農産物直売所には、毎年一度はラグビー形のスイカが並んでいます。
このスイカを見るといつも、普段は思い出すこともない、アメリカ東海岸の小さな町のスーパーマーケットの果物売り場が目に浮かびます。
アメリカでは、丸いスイカは目にしませんでした。


冷蔵庫に入れるために切ってみると、わぁ、皮の下の白い部分が太い! 種は大きい!
ちょっと甘さが足りないけれど、それでもおいしくいただきました。

そんなスイカ好きの私ですが、熱帯のスイカは食べたいと思ったことがありません。スイカは、日本だけで500種類もあるそうですが、熱帯のスイカはどこも、種の周りがシャキシャキしてなくておいしくないのです。
それなのに、タイやカンボジアのレストランで、デザートにと果物の盛り合わせを頼むと、そのなかに必ずスイカが含まれているのが不思議です。ほかに、おいしい果物がいっぱいあるのに.....。

ところで、スイカは肝臓にいいそうです。