2010年8月27日金曜日
干しナス
火曜日にいただいたナスを、まだ一口も食べてないのに、また木曜日にナスをいただきました。
今回も、M+Kさんにもおすそ分けしましたが、大量に残っています。
「今年は天候のせいでナスが採れない」と話していた人がいましたが、どういうこと?
火曜日にSくんにいただいたナスも、少し減りましたが、まだまだ残っています。
小さそうなのは、冷蔵庫に入れてある糠床に漬けることにしました。しばらくかき混ぜていませんが、冷蔵庫ですから大丈夫でしょう。
久し振りに開けてみたら、んぐぐぐ~っ。古いナスが入っていて、腐っていました。
糠床の表面には少しカビが生えていましたが、中は何でもないようです。ただちょっと酸っぱい。
母に電話してみたら、「もう長い間糠漬けなんてしないけど、私だったら全部捨てて、新しい糠床をつくる」と、にべもないお返事。
だめでもともとと、6本ばかりそのまま漬けてみました。
今度は、取り出すのを忘れないようにしなくてはなりません。
その後、糠みそ臭い手で、病院に行きました。
今週の月曜日に刈り払い機で、基礎工事のために掘ってあるところを草刈りしていたのですが、草で地面がよく見えなかったせいで右足を踏み外し、くじいていました。いろいろ予定があったし、痛さも耐えられるくらいだし、足も動くので、そのうちよくなるだろうと、そのままにしていたのですが、夫が病院で見てもらえとききません。
夫は怪我をしやすいたちで、結婚後も、4回手術、入院しています。
「アキレス腱が切れてるよ」、と院長先生。「ええっ」。
「痛かったでしょう」、「まあちょっと。昨日は、家中大掃除したんですが」、「わぁ、我慢強いなあ」。
というわけで、即ギブス+松葉杖となり、来週早々に入院手術して、2週間も帰れないことになりました。
ナスはどうする?
とりあえず、30個ほどは、切って乾燥させ、干しナスにすることにしました。
今夜は、ナスカレーをたくさんつくりましょう。
痛いのは我慢して歩けましたが、ギブスに松葉杖というのは不便です。腰が痛くなってきました。
というわけで、書き込みも2週間ほどお休みします。
残暑厳しい折。皆さまも健康にはお気をつけください。
2010年8月26日木曜日
玉虫
居間の一角に、置いてあったお盆と笊。中で3、4日這い回っていた虫が動かなくなりました。
玉虫さん、ごめんなさい。命をいただいてしまいました。
玉虫の一生は、そう知られてないようです。ケヤキの木の中で幼虫時代を過ごし、成虫になってからは、時々ケヤキの葉を食べるとも、何も食べないともいわれています。
セミほどではありませんが、成虫になってからは短い命のようです。
せっかく生まれてきたのですから、ぶんぶんと大きな羽音を立てて、ケヤキからケヤキに、ケヤキからセンダンにと飛び回りたかったでしょうけれど、自然に命を終えた後に、亡骸をいただこうとすると、
こんなになってしまいます。
地表をうごめく掃除屋が精勤で、まず頭をとり、最後にはこんな姿になってしまって、とても美しい姿のままでは見つけられないのです。
玉虫をコレクションしているわけではありません。
我が家にいた玉虫は、喉から手が出るほど欲しそうにしている人がいたので、あげてしまったのです。
今度は、玉虫に関心のないお客さんばかりくることを、祈っています。
2010年8月25日水曜日
こうして、子孫は残っていく
この季節、草も伸びますが、野菜もどんどん育ちます。
元同僚だったSくんが、売り物にならないジャガイモと、採れ過ぎたナスを持ってきてくれました。持つべきものは、古きよき友です。
野菜をたくさんいただいたら、できるだけ、近所におすそ分けしたいのですが、限度があります。
ジャガイモの場合、農家のほとんどがつくっています。ちよさんちには十分あるし、イノシシにやられてしまったたけさんでさえ、小さいジャガイモは、面倒がって食べません。
木工家のM+Kさんに目いっぱいおすそ分けしても。たくさん残りました。
でも、ジャガイモは保存が利きますから、そう慌てることはありません。光に当てないようにしておきさえすれば、数ヶ月は大丈夫でしょう。
ナスは保存が利きません。
たけさんも、ちよさんもナスを育てていて、いつもくださいます。そんなところに、化学肥料も、もちろん農薬も使っていないナスだからといって、持っていくわけにはいきません。これも、M+Kさんだけにおすそ分けして、いっぱい残りました。
緑色のナスは、私はタイを思い出しますが、Sくんは赴任していたラオスを思い出すでしょう。味噌炒め、焼きナス、タイ風サラダ、いろいろやってみていますが、腐る前に食べきれるかどうか。
そんなわけで、我が家で育っている野菜には、種類も数も少ないのに、なかなか手が回りません。
「あっ、オクラを採ってない!」と気がついたときは、もう手遅れです。オクラは硬くなり、キュウリよりも大きく育っています。
ニガウリも、採り遅れました。下のニガウリは、収穫したときは上のと同じような緑だったのに、時間とともに黄色い部分が増えて、二日ほどで見事な黄色になってしまいました。
しかたない。割りました。
種取りする気はなかったのに、種が取れてしまいました。上のニガウリも、早く食べなくちゃ。
オクラも、これでは硬すぎて食べられません。やっぱり種取りしましょうか。
オクラは、「100円ショップの種だけど、多すぎたから苗を持って行く?」と整体師のKさんからいただいた苗です。育苗ポットには、蒔いたのをKさんも忘れていたエビスマメの苗が半分以上混じっていて、オクラは今年は、たった三本しかありませんでした。
そんなオクラなのに、ちゃっかり子孫を増やしてしまうなんて、オクラも隅に置けません。
2010年8月24日火曜日
サルトリイバラの実
朝、散歩していたら、サルトリイバラの実が落ちていました。
見上げると、そこここに実がなっています。
小さいころ、サルトリイバラの実をリンゴに見立てて遊びました。花屋さんの店先に並ぶほど赤く色づくと美味しくないのですが、このくらいの色のときは、しゃりしゃりして、ちょうどリンゴのような味がします。
かつては、子どもが口にできるような植物が山にいっぱいありました。
赤松のヤドリギは、もう長い間目にしていません。小さな小さな緑の実を、ガムがわりに噛みました。
ヤドリギは、山で一年分の薪を切り出してくる秋の終わりに採れたのでしょうか。木を切り出した人が、短く切った松を、木製のネコ車に積んで縄をかけ、その上に、子どものために取っておいたヤドリギの枝を挟んでいるのを見かけるたびに、うらやましく思ったものでした。
私は祖父母と暮らしていましたので、木は人を頼んで切り出してもらっていましたから、ヤドリギとは無縁でした。学校に、得意そうに、そしてたいせつそうに持ってきた友だちにせがんで、少し分けてもらう以外、高いところに生えているヤドリギを手に入れる方法はありませんでした。
ナツハゼ(Vaccinium oldhamii、私の育った倉敷ではガンスと言いました)は、ちょっと酸っぱいけれど、子どもには、秋が来るのが待ち遠しい木の実でした。極々最近、ナツハゼがブルーベリー(Vaccinium cyanococcus)の仲間だったと気がつきました。
きれいに下草が刈られた秋の山に、きのこ探しに行って、行きあうままにナツハゼを食べながら、きのこを探して歩き回るのは、本当に楽しいひと時でした。
私の育ったあたりには、アケビはありませんでした。アケビは、大きくなってからであった味です。
2010年8月23日月曜日
夢の跡
今年はまだ、生きたクワガタやカブトムシにお目にかかっていません。
とくによく樹液を出すクヌギがある年は、昼間でもみんなで群がっているのでよく目にしますが、そんな木のない年は、朝早く起きないと見られないようです。
一方、一夏を楽しんだ後、地に落ちて、生物循環の世界に入った虫たちは、いやというほど目にします。
このクワガタ、顔の大きさからすると、かなりの大物だったようです。
カブトムシも固い頭や足だけが残されて、空っぽにされています。オスも、
そして、メスも。
まだ、掃除屋さんに見つかっていないオニヤンマも落ちています。まもなく掃除屋さんに見つかって、明日の朝あたりには、羽だけ残っていることでしょう。
カラスウリの花も一夜咲いて、朝には落ちています。
一度、咲いているところを見に来たいと思いながら、イノシシや狸に出会うのが嫌で、見ていません。
2010年8月22日日曜日
2010年8月21日土曜日
ステンレスのねじ釘
春先はともかく、夏ともなると、いつも植物の勢いに負けてしまいます。はっと気がつくと、あっちもこっちも草ぼうぼう、見苦しいことこのうえなしです。
一念発起して、夫と二人で二日間、庭仕事に専念しました。
庭の草を刈り、伸び放題だったスモモなど果樹は、自己流で剪定、風通しをよくしました。
繁茂しすぎて汚らしくなってしまったコクマザサの植え込みは、思い切って根元近くからばっさり切ってしまいました。
おや、笹の根元から、台所の窓を取りつけたとき落とした、ステンレスのねじ釘が見つかりました。
台所の窓を設置したのは2年以上前のことですから、ずいぶん風雨に晒されたはずなのに、さすがステンレス製、まったく傷んでいません。
やっぱり少し高くても、外回りにの工事にはステンレス釘です。
コクマザサは、二ヵ月後、でなかったら来春には美しく生え揃うはずですが、どうでしょう。
2010年8月20日金曜日
サトイモ全滅です
一度、何者かに襲われて、被害にあったサトイモですが、頑丈な柵をつくったおかげで、残った株はすくすくと育っていました。脇からも小さな芽がいっぱい出て、とても大きくなっていました。
ところが今日、なんと柵が体当たりされて傾き、サトイモは全滅していました。
犯人は誰?
四本のうち、一本のパイプが大きく持ち上がって、十分すぎる隙間ができています。余った網を巻きつけておいたパイプに体当たりしたのでしょうか?どうして、一本のパイプはあんなに高く持ち上がっているのでしょう?
それにしても、掘り方、芋の食べ方はおとなしやかで、イノシシではなさそうです。
昨夜、「ぎゃぁ~」という、嫌な鳴き声を聞きました。狸?、狢?、ハクビシン?、まさかのアライグマ?
その場だけでなく、2メートルほど運んで食べた葉っぱもありました。
悔しいのは、犯人は私をよく知っているのに、私は犯人を知らないことです。また、近所でいただいたセルベスという名のサトイモも3株ほど植えているのですが、それには見向きもせず、頑丈に囲っておいた、福井県大野のおいしいサトイモだけ掘られたことにも、腹が立ちます。
「もらったから植えたけど、セルビスはやっぱり不味いのよ。狸だって食べないじゃない!なんでこのあたりの人はセルベスばかり植えるんだろう?」と、私。
「ここらの人は知っているんだよ。美味しいサトイモを植えたら狸に全部食べられるから、みんな、しかたなくセルベスを植えているんだよ」と、夫。
まさかね。
「トラちゃん。鳥ばかり獲ってこないで、犯人を捕まえてきてよ」。
2010年8月19日木曜日
2010年8月16日月曜日
2010年8月14日土曜日
ナナフシふたたび
土間の入り口の引き戸は、ペアガラスに木で枠をつけたものです。
入り口の脇には、風を取り込むつもりで、窓をつけてあります。しかし、こう暑いと、もっと風を取り入れられる戸が欲しくなります。
ガラス戸の内側には、上が障子、下が板になっている戸もあって、二重になっています。
この障子を、夏だけ風の通る戸と取り替えたら、もっと気持ちがいいのではないかと、以前骨董市で買った萩のすだれ戸を利用して、つくることにしました。
居間の日除けは、室内に設置するので、虫除けのことはまったく気にしないですみましたが、こちらは、これ一枚閉めただけで風を通そうというのですから、上と下の大きく開いた部分をどうやって雰囲気を損なわないように塞ぐか、考えなくてはなりません。そのため、入り口の脇に置いて、通りすがりに見ながら、ちらちらと案を練っておりました。
そこにナナフシ発見です。
色といい、太さといい、萩にそっくりにしています。身体の先が二つに割れていると思ったら、前足を前にまっすぐ突き出して、棒をより強調して、萩に似せているのでした。
しかし、人間の目で見ると、ナナフシが萩と平行ではないので、めちゃくちゃ目立っています。でも、他の虫たちには、たぶん目立たないのでしょう。
先日遊びに来た幼稚園児が、別のナナフシを捕まえて、テラスの上で追い回していました。ナナフシはなんとか逃げようとしていて歩き回り、以外にすばしっこいのに感心したものでした。
ところが、この萩の枝になりきっているナナフシは、微動だにしません。朝から、早6時間も一ヶ所にじっとしたままです。
2010年8月13日金曜日
2010年8月11日水曜日
カメのミサンガ
1月にタイ南部のクラビに行ったとき、浜辺でカメを編みこんだミサンガを拾いました。プラスティックのカメを、紐で8匹交互に編みこんだもので、拾ってからずっとカメラにつけていました。
写真を撮ろうと、のぞくと、「あっ、目がある!」。
私は、もともと遠視だったので、40過ぎたらすぐに老眼が進みました。最初はなんでもはっきり見えないのにいらだちましたが、それにも慣れ、今ではなにもかもはっきりしなくても平気で過ごしています。
だから、こんな小さなカメに目があるかないか、気にもしていませんでした。
裏も撮ろうと裏返してみると、「あれっ、裏にも目がある」。
そこで、めがねを二つかけて、改めてじっくりと見てみました。すると、どのカメも裏表に目があって、一匹につき合計4つの目を持っていました。
たぶん、編み込むとき、気にしなくていいように、裏表同じにつくったものでしょう。
長さ9ミリのカメはしかし、どうやって2色につくったのでしょう?タイ人の芸の細かさに脱帽でした。