2011年3月31日木曜日
2011年3月30日水曜日
2011年3月29日火曜日
ハナマルユキ
ここ茨城から、伊豆に向かった日、安全を見て、午前四時に出発しました。
順調に車を走らせることができて、チェックインが午後三時というのに、午前九時にはもう伊豆にたどり着いていました。
というわけで、途中の海岸で、時間をつぶしながら、行きました。
猫は、初めての遠出に興奮しきって、肉球に汗をかいていますが、実は犬にも問題があります。
祖母犬アルシは、糖尿病の合併症で、白内障が進み、昨年八月に、まったく視力を失いました。しかも秋に、お客さんについて出たテラスから、三メートル下に落ちて、命はとりとめましたが、骨盤を複雑骨折してしまいました。
手術は危険だということで、安静にして、骨が固まるのを待ったのですが、ちょっとよくなったら、段差のあるところを歩いたりして、骨は、レントゲンで見ると、ずれてくっついてしまっています。
人間ならたぶん、腰が痛くて仕方ないところですが、いたって元気で、一日二回のインシュリン注射は欠かせませんが、家にいる限り、不自由なく歩きまわっています。また、砂浜を歩くのが大好きで、絶えず呼びかけていないと、遠くにまで行ってしまいます。
母犬うなぎは、身体が柔らかいので大丈夫だと信じていたのですが、先日、まさかの椎間板ヘルニアになりました。
これで、死んだ孫娘犬の小春も含めて、犬は全員が椎間板ヘルニアにかかったことになります。
幸い、症状は軽かったので、薬を飲みながら絶対安静にして進行を抑え、さらに二週間は安静にして様子を見ようとしているときに、地震にあいました。目を離すと走ったりするので、目が離せません。
やれやれ。
というわけで、わけのわからない猫と、介護の必要な犬二匹がいるのに、海岸にいるとなると、歩いてみずにはいられない私です。
漁船が数隻しか停泊できないような、小さな漁港の脇の、夏には賑わうのかしら?と思えるような、小さな小さな砂浜で、つやつやとした、美しいタカラガイを拾いました。
ハナマルユキという名前のタカラガイでしょうか?
2011年3月28日月曜日
ホウレンソウ
Gさんが、新鮮なホウレンソウを持ってきてくれました。
今回、茨城産のホウレンソウは出荷停止措置が取られていて、行き場を失っています。
3月15日には、放射性物質が茨城県はおろか、東京、神奈川を包み、静岡県にまで達していますから、ここいらにも降ってきたのは、確かですが、農薬多用の野菜と比べて、どちらが危険かと問われれば、どっちもどっちです。
農薬はもちろんのこと、化学肥料も使わないでつくる有機野菜は、それまで化学物質を使っていた畑なら、三年くらいしないと、土壌から化学物質が抜けないと言われています。
みんな、黙々と土づくり、野菜づくりをしていたのに...。
このホウレンソウは、Gさんがつくったものではありません。他の方がつくったものを、Gさんが大量に引き受けたものです。
美味しくいただきました。
2011年3月26日土曜日
練習用ゴルフボール
福島第一原発の、三号機が爆発して、放射線量が上がった日、息子に促されて、東京の息子の家に避難しました。
しかし、二部屋しかないマンションの居間に、犬二匹と猫を連れて長居するのは難しく、一旦帰宅し、犬猫も泊まれる格安のホテルを探して、再度家をあとにし、静岡県伊豆に一週間ほど避難しました。
犬は、一緒に出かけるのに慣れていますが、猫は慣れていません。
息子の家に泊まったとき、トレイと猫砂を買いましたが、そんなものを使ったことはないので、その夜は一度も排泄しませんでした。
さて、ホテルの部屋で、猫はうろうろして、夜じゅう鳴きっぱなしです。そして、疲れてしまって、昼はベッドの上で、何時間も爆睡です。
閉塞感を紛らすには、戸外の空気を吸うことが欠かせません。
しかし、猫は一度姿を隠したら、二度と出てこないだろうから、外に出るときは、洗濯ネットに入れたり、犬のリードを使ったりしていました。
しかし、リードは、すぐに上手に抜けることを覚えてしまいました。
困りました。
そんなとき、浜辺で、練習用の、ひものついたゴルフボールを拾いました。打ってもボールが紐からちぎれないよう、しっかり結びついています。
首輪に結びつけると、いい感じです。紐が長いので猫も嬉しいし、ボールが手に残るので安心です。
「大きな苦しみや悲しみには、小さなよいことや嬉しいことがつきもの」、というのは、インガルス一家の口癖です。今回の、小さな嬉しいことは、野生児のトラが、トレイでうんちやおしっこができるようになったことでした。
ホテルは、屋外の犬用トイレに出やすいし、あちこちにビニール袋やタオルが備えてあって、快適でした。
しかも、電話で受けつけてくれた人の手違いで、格安の被災者料金で、猫は無料でした。
3月11日の地震
2011年3月11日金曜日
2011年3月10日木曜日
いったい、どうなる? 夫の拾いものPⅡ
昨日の午前と午後、二ヶ所からいただいてきた石で、入口辺りはごった返しています。思ったより石が大きく、思ったより数があったようでした。
つぎはユンボで、石を片づけます。ダンプトラックは、昨日のうちに返してしまいました。
ユンボを借りているあいだには、石だけではなく、コンクリート打ちにじゃまになる植木や土も、動かさなくてはなりません。
しかし今、季節は年度末。
建機リースのお店では、ユンボ貸し出しの需要が高く、借りられるのは、昨日、今日と明日の三日間だけです。
いきおい、夫は焦らざるを得ず、朝から働き通しで、ピリピリしています。
入口付近に、せっかく根づいていたドウダンは、じゃまになるので全部掘り上げられてしまいました。
石はあちこち動かされ、埋められ、並べられています。見たところ、あたりは大惨状です。
誤って掘り返されて、電線を入れたパイプでしょうか、ちぎれたり、むき出しになったりしているところもありますが、私は見て見ぬふりをしています。沈黙は金、触らぬ神に祟りなしです。
石は、あちらこちらに置かれるので、うかうかできません。
まだ芽吹いていませんが、いろいろなものが植えてあるので、ひやひやです。
大切な七段花は、安全な場所に、自主避難させました。しかし、七段花のまわりのシュウカイドウは諦めました。また、買ってくる以外なさそうです。
今日もお天気で、助かりました。
2011年3月9日水曜日
2011年3月8日火曜日
2011年3月7日月曜日
土の巣
いつも、窓枠に巣をつくっている、このお方、土蜘蛛だと信じていたのに、ネットで調べてみたら、土蜘蛛というものは、この世に存在しないのだそうです。
ではあなたは誰?
ハチの仲間?それとも他の虫?
集団で住むのではなく、幼虫の個室です。
今回は、田んぼで拾った石を、庭の片隅に積み上げていたのを、別のところに動かそうとして、平たい石の裏側で見つけました。
陶芸家のTさんは、あるとき、この巣を焼いて、しかも釉薬までかけたのを展示していました。
とにかく、ちょっと油断すると、どこにでもこの巣をつくられてしまいます。
地下室に、ダンボールに入れた品々を保管していたとき、箱をよく閉めておかないと、あちこちに巣をつくられて、閉口したこともありました。
2011年3月6日日曜日
カニの骨
日本人はカニ好きです。
一世帯(二人以上)の一年間のカニ消費量の平均は750グラム、消費量一位の鳥取県では、なんと4600グラムも食べているそうです。
ということは、我が家は平均値を下げている存在にほかなりません。
カニを買うこともなければ、外食でカニを食べることもない生活をしています。
そんな我が家ですが、カニの缶詰をいただきました。
缶詰だから、まあぼちぼち食べればいいやと思っていましたが、卵好きの夫が、卵を炒めるときのお供に、みんな使ってしまいました。
カニ缶のなかで、「ズワイガニの爪」缶の中に入っていたのが、この薄い羽のような骨(?)です。あまりズワイガニを食べたことがないので、初めて見ました。
「そんなものまで拾って」と、夫は絶句していましたが、乾燥すると、なかなか素敵な感じになりました。
カニが嫌いなわけではありません。
小さいころ、瀬戸内海の子持ちワタリガニは大好物でした。
タイのプーダム(マングローブガニ)のカレー炒めは、今でもときどき、無性に食べたくなります。
どうも、夫婦して、北方系のカニにはあまり食指が動かなのかもしれません。
2011年3月5日土曜日
ミシンの部品
いつだったか、我が家の焚き火場に、ずっしり重い、機械の部品のようなものが落ちていました。
「なんだろう?」
拾って、しばらくながめていました。
夫にたずねると、あっさり判明、
「ミシンを台につけていた金具だよ」、ということでした。
足踏みミシンは、使うときだけミシンを上に引き出し、使わないときは、ぶら下げて収納しておくのですが、重いミシンをいつも支えておくため、頑丈な部品が使われていたものと思われます。
これは、祖母の足踏みミシン(の一部)でした。
家ができるまでと、地下室に保管しておいたのですが、残念なことに、湿気で木部がだめになったのです。
最初は、思い切って捨ててしまおうかと思ったのですが、祖母に申し訳なくて、分解して、脚はケヤキの甲板をつけたテーブル(飾り台)にしました。
そのとき、傷んだ木部は燃やしたのですが、夫の話だと、この金具が外せなかったので、木と一緒に燃やしたとのことでした。
機械ですら、昔のものは、なにか重厚な雰囲気を漂わせています。
捨てるつもりだったミシン本体も、やっぱり捨てられなくて、とってあります。
置くと、下に出ている機械の関係で、ちょっと斜めになるので、何か台をつくらないと不安定です。
明治末から大正はじめのシンガーミシンは、日本ではないところでつくられたもののようです。
木部をダメにしたのは本当に残念でしたが、木部は無垢ではなく、大変複雑な張り合わせになっていて、それが湿気でばらばらになってしまったので、どうにも救いようがありませんでした。
2011年3月4日金曜日
2011年3月3日木曜日
2011年3月2日水曜日
2011年3月1日火曜日
キノコ
山道に散歩に行くと、蛤のような形のものが落ちていました。キノコです。
何日たっても、見たところは同じ感じ、全然枯れません。
裏返してみると、上半分、木に着いていたところが見えます。木の方がもろくなって、キノコはあえなく落ちてしまったようでした。
キノコを見ると、近くに住むキノコ写真家のIさんを思い出します。
どこへ流れて行くのかわからない水洗便所を嫌って、屋外で用をたすこと、連続5000日以上という強者で、お尻を拭くのに紙も使わず、葉っぱを使います。仕事で東京へ行くことも多いのですが、東京にもいっぱい適当な場所があると言います。もちろん、土をかけて、きれいに埋めてしまうそうです。
ときどき、「ウンチの話」の講習会も開きますが、キノコをはじめ、菌の役割を熟知している人だからこそのうんちくが聞けます。
その昔、ラオスのヴィエンチャンからカムアンまで、車で移動していたときの話。女性四人は、お手洗いに行きたくなると、運転手さんに、「お花を摘みたいんだけれど」と言って、停めてもらっていました。
帰り道で、同乗のタイ人男性が、「ここより、あっちの方にもっときれいな花があるじゃないか」と言うので、びっくり。
「えっ、今まで気がつかなかったの?」
大笑いしましたが、それからは、「花を摘む」たびに、「大きな花かい?小さな花かい?」と混ぜ返され、大騒ぎの楽しい旅でした。
当時はラオスには舗装道路がなくて、ヴィエンチャンからカムアンまで二日の行程でした。冷房車もなくて、窓を開けて走るので、みんな髪も顔も赤土の埃で真っ赤っかに染まりましたが、舗装されている今は、楽ちん楽ちん、数時間で辿りつけます。
話が脱線してしまいましたが、キノコはこの桜の木についていたのでしょうか?