東京の友人Yさんの庭に、大きな葉っぱが落ちていました。
「どの木から落ちたんだろう?」
この木、見たことがありませんでしたが、家で調べたところ、たぶんハクウンボクだろうと思います。
ホオノキの、乾燥した葉っぱは好きではありませんが、この葉は結構好きです。
裏には白くて短い毛が生えているそうですが、枯葉ではよくわかりませんでした。
大きな葉のモミジは何モミジだったのでしょう?
なかなか見事に赤く染まっていました。
猫のタマがバタバタしていたので見ると鳥をくわえていました。
「放せ、タマ放して!」
と首根っこをつかんで放さそうとするのですが、全然放しません。仕方なく頭を叩いたりしてやっと放して、さて埋葬してやろうとしていたところに夫から電話がありました。
「ヘルメットがない?」
その日はF邸の上棟の日でした。
ビニール袋に入れた鳥(ホオジロ)は高くて、タマが取れないと思われる場所に置いて、ヘルメットを探して、建設現場に届けて、さてホオジロを埋葬しようとしたらありません。絶対取られないと思ったのに、匂いがしたのでしょうか。
家じゅう探しても鳥は見つからないし、タマは悪いことをしたとは微塵も思わず、足にまとわりついてきます。
ブログを書くのを、ずいぶんさぼってしまいました。1ヵ月以上も!
訪タイの時期も悪かったでしょうね、花は咲き終わっているし、まだ種はできてないしで。
というわけで、2つのものを除いて何も拾ってきませんでした。
タイの農村での夜、やっと見つけたおそば屋さん(おそば屋さんはおもに朝食屋さん。朝に向けてスープを仕込むので、夜はなくなっていることが多い)で夕食を食べた後、暗い中で車に乗ろうとして、夫が、
「痛い! 虫に刺された!」
と、騒ぎました。
「どんな虫だった? 蜂?」
「いや、もっと短くて白っぽい虫だった」
虫が車の床に落ちたというので探したけれど、その時は見つかりませんでした。
痛がる夫にムヒをつけ、ポイズン・リムーバーで毒まで吸引して、宿に落ち着いたとき、ふと夫のズボンに、白くて丸いひっつき虫がついているのを見つけました。
「刺した虫はこんなだった?」
「あっ、そうそう」
「何だ、虫じゃなかった。よかったね」