「栗を買ってくる」
この時期、我が家では 圧力釜で茹でた栗をよく食事代わりに食べています。夫はお米が大好きですが、お米を食べると血糖値が上がると信じ込んでいて、そうめんやお蕎麦なら大丈夫、栗ならもっと大丈夫と思い込んでいる節があります。
「どれだって、少量なら同じようなものでしょう?」
「いやいや、お米を食べた次の日は血糖値が高い」
そう言って、お蕎麦や栗はたっぷり食べるのです。
栗を買いに行った夫が、アケビも買ってきました。
「これ好きだろうと思って」
「えっ、私買ったことないけれど」
近くに生っているものを食べることはありますが、私が食べるのは皮だけ、買ったことは一度もありません。
仕方がない、料理しましょう。包丁で半分まで切り込みを入れて、種とそのまわりを取り除きました。中身は夫に、
「食べてみる?」
と差し出しました。
おそらく販売用に栽培しているアケビで、皮がとても肉厚です。
詰めものとして、豚肉少々、ネギ、インゲン、シイタケ、しょうがを細かく切ったものを用意しました。
炒めて、しょうゆで味付けして、中身を取り除いたアケビに詰めます。
フライパンで焼くだけで火が通るのかどうか心配でしたが、山形の郷土料理なのでオーブンを使わないでやってみました。蓋をして時間をかけて皮に火を通しました。
1つを4つに切って、二人で一つずつ食べたのですが、夫はアケビの皮をちょっと残していました。では、何のために買ったのか? ちょっと目を惹かれただけに違いありません。
「これって、なんだったっけ?」
「えっ!」
アケビだということも知らずに買ったのでした。
今日は残ったアケビをオーブンで温めなおして食べてみようと思っています。

1 件のコメント:
おはようございます。
今年はまだアケビを食べていません。近所になっていたアケビは猿かなんかに食べられているし、山にはクマがいる可能性があって一人では行く気になれないので、今年は無理かも。
特にアケビを食べなくちゃというこだわりもないんですけど、春さんの作る料理を見てたら食べたくなってきました。
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