2009年10月17日土曜日

フウセンカズラ


花木センターに生垣用のドウダンを買いにいきました。掘ってくれるのを待つあいだに、ぶらぶらしていると、外の空き地に、こぼれ種なのか、フウセンカズラが実をつけていました。茶色くなっている実もあったので、いただいて破いてみると、ハートの顔のついた、あの丸い実が、2粒、3粒ずつ入っていました。

ずっと昔、初めてカンボジアに行ったときのこと、農村の道端で、野生のフウセンカズラがゆれているのを見たときには、びっくりしました。どんな草木にもルーツがあるのはあたりまえですが、自分が大切に育てたことのあるものが自生しているのを見ると、なんだか不思議な気分になります。
タイで初めて雑草としてオジギソウを見たときも、やっぱり「ひゃ~あ」と驚いていまいました。母が毎年のように初夏になると買ってきていた、なじみのオジギソウが、田んぼの畦など、どこにでも、しかも一年中生えています。

他にも、ノボタン、スイカ、アロエ、グロリオサ、シクラメン、こんにゃく、ナス、稲などなど、いろいろな国で、いろいろな自生種を見ました。

そうそう、韓国では、泊めていただいた農家で、田んぼの雑草である小さなゴボウのキムチをいただいたことがあります。葉つきのままで15センチほどのゴボウを、切らずにそのままキムチにしてあって、とても美味でした。
「日本にも生えてんじゃないの」と言われ、しばらくはさがしてみましたが、どこにもありませんよね。

来春には、久し振りにフウセンカズラを蒔いてみます。

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