かつて、ネムは大好きでした。木姿も好き、花も大好きでした。ところが八郷に越してきてから、そう好きでなくなりました。
どこから種が運ばれてくるのか、ネムはすぐ生えます。以前は嬉しく保護していました。ところが、大切に取り扱っても、ネムは勝手気ままです。木の生い茂っているようなところでは徒長して幹を伸ばし、見えるところは幹だけとなり、美しくも何ともありません。
ではと、陽の当たる一等地に生えたネムを大切にしていても、葉が病気にかかったり、勝手に枯れてしまったりして、いったい何を考えているのかさっぱりわかりません。
実生で勝手に生えた木は、刈り残すと2年目にはやたら大きくなり、
あっという間に幹を伸ばし、伐っても伐っても生えてきます。生け垣の中などに生えたら、始末に負えません。
ひょろひょろと不格好に高くなった木を伐り倒すと、いつまでもひこばえが出てき続けます。
ひこばえが素敵な姿に見えるときもありますが、すぐ移ろいます。
そして、大切に思われていると知ったら、すぐ枯れたり、葉が病気になって醜くちりちりになったりします。
ネムとはつき合えない感じです。先日も草刈りをして、生えたばかりのネムをたぶん30本くらい刈ってしまいました。
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