2012年8月31日金曜日
放置畑に咲いた花
Sくんの畑から、我が家の方向を見たところです。我が家は右の端の方にあります。
早春からはじまった今年のタバコ栽培はもう最終盤です。
それにしても、煙草の葉そのもので殺虫剤がつくれるし、あんなに農薬を使っているのに、タバコってどうしてこんなに虫に食われやすいのでしょうか?
葉を採り終わって、残滓を片づける前にも、来年に備えて除草剤を撒きます。
さて、この日照り続きで、農家はどこもあわてています。葉ものは枯れるし、これから秋まで採れ続けるはずのキュウリなども、諦めざるを得ないし、大根も蒔けません。
Sくんも沢から水を運んで来て、これまでやったことのない水遣りをしています。
それでも、サツマイモの葉が水不足でこんなにちりちりになったのは、初めてだそうです。
Sくんがここに畑を借りたとき、タバコ農家からはずいぶん嫌われていました。虫が飛んでくる、草の種が飛んでくる、ジャガイモ栽培がタバコ栽培によくないなどなど、文句を言われて。
そんな環境で十年以上経ち、今ではSくんも、「有機農業のにいちゃん」として、しっかり市民権を得ています。
ところがこの十年、タバコ農家も、普通の農家も、畑づくりを担っているお年寄りの体調が崩れたらそれまでで、畑が次々と放置されてきました。
そんな放置畑に咲いていた花です。また名前がわかりません。
萩やコマツナギの仲間かなと思っていたのですが、萩は木、コマツナギは草でした。
これも草のように見えますが、どうでしょう。
mmerianさん、名前を教えてください。
2012年8月30日木曜日
ラタンの実
ラタンは200種類くらいある、ヤシ科の植物です。
太いのも、細いのもあり、他の木などに寄りかかって、長いものは300メートルにも伸びるそうです。籠、家具などつくるのに、こんなに便利な植物はちょっと見当たりません。
私が生えているところを見たことがあるラタンは、せいぜい五種類くらいでしょうか。
深い森が残っているところに生えると信じていたのに、カンボジアのプノンペン近郊の村で、道端に雑草みたいに生えているのがラタンだと知ったときは驚きました。また、バングラデシュで、家の近くの畑にラタンを栽培をしているのを見た時も、びっくりしました。
本当にいろいろなラタンがあります。
でも雑草のようなラタンや栽培できるラタンより、圧倒的に多いのは、豊かな熱帯林で採れるラタンです。カンボジアのコンポントムの近くだったか、大きな自然素材屋さんがあって、近隣の人たちが森で集めてきたものを買い取り、世界中に輸出していました。
どのラタンもとげがありますので、その採集はたいへんです。
そんなラタンの実です。
実は、サゴヤシなどでお馴染みの、うろこ状の表皮に包まれていて、ビー玉ほどの大きさです。
2012年8月29日水曜日
シカクマメ
先日、やっと花が咲いたシカクマメが、あっという間に実りました。
「インドではもっと長くなってから食べるよ」
と遊びに来ているSちゃんは言いますが、そろそろ食べごろと判断して、収穫しました。
といっても、たったの三つ!
「インドではどうやって食べるの?」
「お母さんは、炒めていた」
「そう。カンボジアでは薄切りにして、 生のまま食べていたよ」
「味見してみようか?」
薄くスライスして、そのまま食べてみます。
「あっ、おいしい」
「シカクマメって、おいしい」
結局、1センチくらいにぶつぶつ切って、バターでさっと炒めて、塩胡椒だけしていただきました。
おいしいなぁ。
夫も、一緒にご飯を食べた百姓のSくんも、同じ意見でした。もっとも、四人で三つだけだけれど。
さて、今のうちにしっかり考えておかないと、豆を採る莢を残しておくのを忘れて、莢のまま全部食べてしまいそうです。
2012年8月28日火曜日
2012年8月27日月曜日
浜で浮き浮き♪
犬吠崎に打ち上がっていた、風船のようなものの中で、一番気に入ったのは猫の風船でした。
前から見ても、
横から見ても、かわいい猫ちゃんに見えます。
なにかの卵殻でしょうか。
丸いのが多い中、どれもがハート型をしているものもありました。
この浮きは、半分がもう乾いてしまったコケや、エボシガイで汚れていましたが、洗えばきれいになるだろうと、迷わず拾ってきました。
直径6センチ、韓国の球形浮きのようです。
ところが、こちらの浮きに関しては、拾おうか、そのまま見過ごすか、しばらく迷いました。裏半分の水に浸かっていた部分は、お陽さまの強い光にさらされないで、色も残っているようでしたが、なにせ汚い。黒く変色したいろいろなものがこびりついていました。
まぁ、捨てようと思えばいつでも捨てられると、結局拾って来て、夕食を片づけた後、ごしごし洗いました。
がんこな付着物もとれたのでよかった。
朝起きて、写真を撮ろうと見たら、文字が見えました。
浙江温州。
捨てなくてよかった中国製の豆型浮きのようです。
浮き網に使われるようですが、浮力300克(グラム?)はわかるとして、
耐圧水深100米(メートル)とは、いったいどのような漁をするのか、あまり想像がつきません。
左の貫通浮きはなぜか好きで、いつも拾ってしまいます。
破片をいくつか拾いましたが最後に完品を拾い、ほかのは捨ててきてしまいました。
右は錘の磨滅したもの?、ただのレンガかもしれません。
太陽光線がきつい中、画面が真っ黒な状態で花の写真を撮ったら、あれっ、せっかくの花が写っていませんでした。
2012年8月26日日曜日
私の拾わなかったもの
「日曜日どこかへいくか?」
「海がいいなぁ」
「いつもの海か?」
「ううん、波崎かなぁ」
「ええっ」
というわけで、嫌がる夫と犬二匹と暑い中、波崎に行きました。
夫が何を嫌がるかって?
波崎までの道は、途中までは霞ケ浦などが見えていて、起伏もあり楽しいのですが、後半は、殺風景な真っすぐな道を延々と走らなくてはならないのです。
ところが、波崎の海岸は行楽シーズンと、夏祭りも重なっていて、車では入れません。波崎はパスして、銚子に生きました。
江戸時代、銚子は江戸の台所で、大店の放蕩息子は道楽が過ぎると、銚子の漁師に預けられたといいますが、利根川を渡ると、やはり町に長い歴史を感じさせられました。
ポートタワーからの眺め。180度以上が海です。
そして、犬吠埼へ。
この海岸では、石くらいしか見ませんでしたが、帰り道で寄ってみた砂浜には、いろいろな漂着物が寄っていました。
エボシガイのついたビン。
いつもの阿字ヶ浦のあたりでは、あまり長い旅をしてきたような漂着物は見かけません。
これはファンタの缶でしたが、どこにも日本語がなかったので、よその国のもののようです。
カツオノエボシは、生まれて初めて見ましたが、有名なのですぐわかりました。
この小さな風船のようなものもたくさん落ちていましたが、こちらは何ものかわかりません。
ただの海藻?
錘でしょうか。
拾おうかどうしようか迷いましたが、拾いませんでした。
そして、大きな蝉。クマゼミでしょうか。
我が家では、とんと見かけない蝉でした。
「海がいいなぁ」
「いつもの海か?」
「ううん、波崎かなぁ」
「ええっ」
というわけで、嫌がる夫と犬二匹と暑い中、波崎に行きました。
夫が何を嫌がるかって?
波崎までの道は、途中までは霞ケ浦などが見えていて、起伏もあり楽しいのですが、後半は、殺風景な真っすぐな道を延々と走らなくてはならないのです。
ところが、波崎の海岸は行楽シーズンと、夏祭りも重なっていて、車では入れません。波崎はパスして、銚子に生きました。
江戸時代、銚子は江戸の台所で、大店の放蕩息子は道楽が過ぎると、銚子の漁師に預けられたといいますが、利根川を渡ると、やはり町に長い歴史を感じさせられました。
ポートタワーからの眺め。180度以上が海です。
そして、犬吠埼へ。
この海岸では、石くらいしか見ませんでしたが、帰り道で寄ってみた砂浜には、いろいろな漂着物が寄っていました。
エボシガイのついたビン。
いつもの阿字ヶ浦のあたりでは、あまり長い旅をしてきたような漂着物は見かけません。
これはファンタの缶でしたが、どこにも日本語がなかったので、よその国のもののようです。
カツオノエボシは、生まれて初めて見ましたが、有名なのですぐわかりました。
この小さな風船のようなものもたくさん落ちていましたが、こちらは何ものかわかりません。
ただの海藻?
錘でしょうか。
拾おうかどうしようか迷いましたが、拾いませんでした。
そして、大きな蝉。クマゼミでしょうか。
我が家では、とんと見かけない蝉でした。
2012年8月25日土曜日
2012年8月24日金曜日
2012年8月23日木曜日
2012年8月22日水曜日
蝉
コブシの木を見上げると、どこもかしこも蝉の抜け殻がぶらさがっています。
アグラゼミの抜け殻です。
コブシの根元には、石を敷き詰めたり、植木を詰めて植えたりしてあります。
土から出てくるのは障害物競走のようなもので、大変ではないかと察しますが、問題なさそうです。
以前は、土にぼこぼこと蝉穴がたくさん開いているのが見えたものでした。
例年のように、家の柱や梁に進出しているのもいます。
抜け出してしばらくはじっとしていなくてはならないし、家の周りにはクモがいて、危険がいっぱいのような気がします。
数年前までは、夏になるとまずケヤキの周りにニイニイゼミの抜け殻が見られましたが、昨年あたりから減り、今年はケヤキの周りを探しても一つも見つかりません。
これはケヤキから遠く離れたところで七月半ばに羽化したばかりのニイニイゼミです。
「あなた、大丈夫?」
と声をかけたくなる無防備ぶりです。
さて、コブシの木に近づくと、アブラゼミは一斉に飛び立ちました。
ところがツクツクボウシは気にしません。
一生懸命身体を震わせて、鳴き続けていました。
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