2015年2月27日金曜日

まず、咲いた!

このところ、工事が佳境に入っていて、自然に向ける目さえ持っていませんでした。
まぁ、夫に比べれば、ちらちらよそ見をしていた方ではありますが。

古い合板が必要になり、取りに行こうとしたら、
 

マンサクが咲いていました。
ちょっと前に見た時には、硬い蕾で、黄色は全く見えなかったのに。


小さな朝露が、花びらの周りにびっしりついています。
 

今日は強い風が吹いています。
春一番でしょうか。




2015年2月26日木曜日

また水玉


ペンキを塗ってから経った時間と、水のたまり方には、関係があるようです。
塗ってから数日経った鉄骨の上の水玉は、大きな水玉と小さな水玉が棲み分けていました。


大きいのがたて込んでいるところもあれば、


小さいのが多いところもあります。

あれから数日、今では水玉は全然楽しめません。流れる部分は流れて、たまる部分はたまって、何の目も引きません。



2015年2月24日火曜日

野菜の地球化


Sくんのジャガイモ、こうじくんの赤カブ、さちこさんの人参、みわさんの豚肉、すべて茨城産です。
しかも、Sくんとさちこさんは、昔の仲間ですから、「生産者の顔が見える」どころの関係ではありません。さちこさんは、八郷ではなく、もっと北の方に住んでいますが、先日、やはり昔の仲間のNさんが、さちこ家から我が家に来たとき、運んで来てくれたものです。


お塩はどこのものだったかしら?沖縄だったかもしれません。
それに、インドの胡椒をふりかけ、モロッコのタジン用のミックス・スパイスも振りかけ、ビニール袋に入れて振り混ぜ、よく混ざったら、チュニジアのオリーブオイルを入れて、さらに全体になじませます。
これで、地産地消の野菜たちは、すっかりグローバルになってしまいました。


キャセロールに入れて、オーブンで焼いたらできあがり。
茨城の皆さま、沖縄の皆さま、インドの皆さま、モロッコの皆さま、チュニジアの皆さま、ごちそうさまでした。





2015年2月23日月曜日

雨のしずく


雨上がりの朝、カツラの木はいつもきれいです。


 葉がある季節は葉に、枝しかない季節には枝に、水滴がぶら下がっています。


しずく一つ一つに、景色が映り込んでいます。
  

でも、今朝はカツラだけじゃない、カエデにも水滴が留まっていました。


おや、スモモにも、
 

そして、ヤマボウシにも。




2015年2月21日土曜日

鉄の上の水玉


鉄骨にペンキを二度塗りする前に、昨日の雨の残っているのをきれいに拭き取らなくてはなりません。


それにしても、なんて面白い濡れ方をしているの?


大きな水玉と小さな水玉をちりばめて、まるで模様のようです。


さび落としもペンキ塗りもしていない部分には、水玉模様はありませんでした。


あれあれ。
すっかり乾いてから雨が降ったはずなのに、拭きとっても水玉の跡がしっかりついてしまいました。
もっとも、これはもう一度塗るし、完成したのは拭いてみると跡が残らないので、問題はありません。







2015年2月19日木曜日

カエデの実


友だちのアパートの階段わきにひょろっと生えていたカエデの木の、まだ落ちないでしがみついていた実です。


木についているときは、小さくて、薄汚くてゴミみたいだったけれど、よく見ると、
「存在感があるじゃない」





2015年2月18日水曜日

どうしてそんなに大きくなるの?


拾いものじゃないけれど、家の金魚たち、どうしてこんなに大きくなるのでしょう?


買った時は、指ほどの大きさでした。
 

でも今は、尻尾抜きでネズミくらいの大きさ、長さは20センチくらいになっています。
小さい頃は、冬の三ヶ月はほとんど水面近くに浮かんでこなかったし、浮かんで来ても餌は食べなかった。
でも大きくなった今では、お天気がよいと浮かんで来て、餌をやると食べます。
一度死にかけた金魚も元気いっぱいです。







2015年2月17日火曜日

メタセコイア

骨董市の会場の「栗の家」の、道沿いのメタセコイヤは、今年に入ってコテンパンに切られてしまいました。今では、道からは離れた場所の数本だけ残っています。
その残ったメタセコイアの一本だけに、実が鈴生りに生っているのは知っていました。

先日、骨董市に行くと、あまやさんがシートを広げて、その上に民族人形をたくさん、無造作に転がしていました。
「あれあれ」
と近づくと、シートの脇の地面のあちこちにメタセコイヤの実が落ちていました。あまやさんの広げた店は、実が生っているメタセコイアの真下だったのです。
思わず、人形を見る前に、
「ちょっと待ってね」
と言って、メタセコイアの実を拾おうとしましたが、ほとんどつぶれていました。
「おれが踏んじゃったからね」
「いいのよ、気にしないで。もう持っているし」
それからあまやさんは、ひとしきり、実つながりでモミジバフウの実のたくさん拾える場所を教えてくれました。ただ、そのモミジバフウは街路樹なので、定期的に枝打ちされるらしいのです。
「前はさぁ、今年は左側っていうふうにまとめて枝打ちしていたけど、今は何本おきとか、変なふうに枝打ちするのよ。切ったら次の年は実が生らないからね。まとめて拾いにくくって」
どうやら拾って、四個100円とかで売っているようでした。


さて、メタセコイアです。
形をとどめていたのを三つだけ拾いました。また今度、骨董市の開かれていない週末に行ってみましょう。


メタセコイアの実をそこいらに転がしておいたら、種がこぼれていました。

メタセコイアは、案外成長の早い木です。ここいらでも、あちこちに植えてありますが、どれも大きくなっています。
新芽もきれい、紅葉もいいのですが、私は好きではありません。理由は、樹形です。
我が家の近くの山の中に、何故か一本、メタセコイアが生えています。いったい誰が植えたのでしょう。入って行ったことはありませんが、画家のKさんが近くに住んでいますから、Kさんの植えたものかもしれません。
冬以外は目立たないので問題ありませんが、冬に葉が落ちると遠くから、一本だけ樹形が目立ちます。他の木は、お互いに溶けあって一つの景色をつくっていますが、メタセコイアだけ、鋭角に尖がった、大きな三角形が、異質過ぎるのです。それが、年々大きくなっているのです。

外から家に向かうとき、嫌でも目に入り、うっとうしいなぁと思ってしまいます。
メタセコイアに罪はないのですが。








2015年2月16日月曜日

流木

種子島に住む元同僚Nさんが、遊びに来てくれました。


黒糖、


お茶、安納芋のお菓子などのお土産とともに、


指ほどの小さな流木を拾って持って来てくれました。
私が、何でも拾うのが好きなことはまったく知らずに持って来てくれたのです。

いいなあ、種子島。
もちろん、南方の実も漂着するそうです。


大笑いしている人。


寝ぼけ顔で、
「おい、お茶」
と言っている人。


片目が土偶目になってしまった人?
いえいえ、ウインクしている人です。


おいしい魚もいました。


これは、流竹かなぁ?流葦かなぁ?


中身はほぼ詰まっていますが、熱帯の竹には中が詰まっているものも多いので、やっぱり竹ではないかと思います。






2015年2月14日土曜日

バリ植物園

昔のフィルムの写真は、欲しい時さがしても一向に出て来ず、さがしてないときにひょっこり出てきたりします。
見つけたときにデジタル化しておけばいいのですが、なかなかそうもいきません。
もっとも、色も構図も悪い、たいしたことのない写真ばかりですが。

そんな、古い写真の中から出てきた、インドネシアのバリ島の植物園(1998年)の写真です。


メンガリス(Koompassia excelsa) の巨大な板根です。熱帯では、表土が薄く、そのため根が深く入れないので、高い木を支えるために板根ができます。
それにしてもメンガリスは大高木で、なんと樹高が80メートルにもなります。
日本の木は、「大きな木だなぁ」と思っても、たいていは樹高が20メートル以下ですから、80メートルと言うのは、比べものにならない高さです。

私がこれまで見たうち、もっとも高い木の一つは、サラワクの熱帯多雨林の中の、川のほとりに生えていた、野生のドリアンでしょうか。
60メートルくらい、高い枝になっている実が見えないくらいの高さでした。
大高木は、熱帯多雨林にしかみられません。
多雨林ではない、タイ東北部の森の木などは、相当高い木でも計ってみると35メートルくらいでした。


アガチス(Agathis borneensis)です。


アガチスはナンヨウスギ科の常緑樹ですが、広い葉を持っています。


これは、続いての写真だから、アガチスの種だと思いますが、はっきりしません。


タコノキ。
根がお見事です。葉は細工ものにするパンダナス、このとき(11月だったか)は実が生っていなくて残念でした。


植物園ですから、在来ではない木も植えてありました。
ブラジルのインガです。インガはほどよい半日陰をつくり、マメ科なので地中に窒素を固定するので、ブラジルのコーヒー栽培には欠かせない、コンパニオン・プランツです。
雨が多いからでしょうか、インガはブラジルでは扇を広げたような逆三角形をしていますが、この木はそんな樹形をしていませんでした。


バリ島にただ一本だけ育ったというバオバブです。
形から見て、マダガスカルではなく、アフリカ大陸のバオバブでしょうか。
植物園が充実しているというのは、長い植民地支配を物語るものでもありますが、なかなか広くて、気持ちのよい植物園でした。






2015年2月13日金曜日

赤カブスープ


こうじさんに大きな赤カブをいただきました。
「お勧めの食べ方がある?」
「甘酢漬けが一般的だけど、茹でて牛乳を加えてスープにしたらおいしいですよ」


大きな赤カブで、一つで十分、タマネギも少々加えて煮ます。


柔らかくなったところで、ブレンダーでつぶし、塩胡椒と牛乳を加えました。


バターも菜種油も加えず、脂っけなしのピンクのスープは、とってもおいしいものでした。






2015年2月12日木曜日

そっくりさん

庭には、母の叔母から母へ、そして母から私へと株分けされたタマカンアオイがあります。
毎年、冬の間は見るのを忘れて春になり、そろそろ草むしりが必要になった頃に、やっと枯れそうになった花を見つけることが続いていました。
今年はどうかしら?
と、珍しく冬の間にチェックします。


数年前に株分けしたところのタマカンアオイを見ると、まだ花の気配がありません。


では、元々の株はどうかと見ると、最初から植えていた方は、石垣の上で土の湿り気が足りないからか、夏場に西日が当たるからか、葉がずいぶん傷んでいて、美しくありません。


しばらく前から気にはなっていたのですが、中にタマカンアオイにしては大きな葉が二枚ほどあります。
どうしたのだろうと、じっくり見ると、茎の感じも少し違います。


茎が一ヶ所からたくさん出て、奥の方の葉は、原種シクラメンの葉とそっくりです。そういえば、大きい葉もシクラメンの葉のようです。


タマカンアオイの葉とよく似てはいるので、突然変異だとばかり思っていましたが、シクラメンに違いありません。


抜き取ってみると、まごうことなき、原種シクラメンでした。やれやれ。
近くにシクラメンを植えていないのに、いったい何処からやって来たのでしょう?誰が運んだのでしょう?
パレスチナでは、オリーブ畑の石垣のそこここにシクラメンが群生して咲いていました。あんがい繁殖力が強いのかもしれません。


裏返して、土を落として見ると、球根は直径35ミリほどになっています。
もう長いこと、あそこに生えていたに違いありません。
冬以外はサツキの葉が生い茂って、目立たないところですが、シクラメンがタマカンアオイを脅かしていたのかもしれません。


「あれっ?」
抜いたシクラメンに、イカの口のようなものがくっついています。


シクラメンについてきたタマカンアオイの小さな株でした。


蕾がついていたのでした。
まだこんなに小さいので、すっかり見逃していました。


というわけで、元気なタマカンアオイの根元も少し掘ってみました。
ありました。
まだまだ硬い蕾でした。


シクラメンは邪魔にならないところに植え、タマカンアオイは、迷いましたが新天地に植えました。一ヶ所に植えて、土地が合わないことを心配してのことですが、こんなことをやっているから、庭がごちゃごちゃになってしまうのです。