ある日、入院していた病院の洗面所に、珍しい花が活けてありました。
「なんだろう、見たこともない花だけれど」
と、よく見ると、先の方に小さな白い花がついています。赤いのは、花ではなくて実だったのです。
実は、一旦花びらのように外に開いて、しかし、表皮が中に折れ曲がってくぼんで、それからはぐちゃぐちゃっと、様々な形をとっていました。表皮はずっとつながっていて切れ目はありません。
トウガラシ(ピーマン)の仲間でした。トウガラシにもこんな形のものがあったのですね。このトウガラシは、食べられないもので、ただの観賞用でしょうか?
見慣れた野菜や穀物が雑草として生えているのを見るのは、楽しいものです。
日本にも、ナスの仲間のワルナスビ(
Solanum carolinense、北アメリカ原産)や、アマランサスの仲間のイヌビユ(
Amaranthus lividus、南アメリカ原産)などが普通に見られますが、アフリカや東南アジアで雑草のスイカ、雑草の
ヘチマ、雑草の稲などを初めて見たときは、大いに感動しました。
野菜ではありませんが、園芸植物としか思っていなかった、オジギソウ、フウセンカズラ、ノボタン、グラリオサ、アロエなどが雑草として生えているのを見たときも、やっぱり感動ものでした。
原産地の南アメリカに行けば、トウガラシ、ジャガイモ、トウモロコシなどの雑草が、あちこちに生えているのでしょうか?見てみたいものです。
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