2017年1月31日火曜日

お風呂上り

「さて、拾ったものを入れるためにつくった引き出しに何をどう入れようか?」
と見まわしたら、南房総に行ったとき、千倉のギャラリーでもらった、汚いタコノマクラが目につきました。割れたスカシカシパンや、カシパン、サンゴのかけらなど、籠に入れてひとまとめにしたままでした。


「汚いままで、いつまでも置いとくわけにはいかないよなぁ」
と、薄めたキッチンハイターのお風呂に入れました。
福井で拾ったブンブクは、ハイター風呂で粉々に崩れてしまったという苦い経験がありますが、タコノマクラは、以前宮崎のmmerianさんからいただいたのがあるので、万が一、これらが壊れても諦めはつくのです。
 

さて、期待していませんでしたが、タコノマクラもカシパンも、一晩ですっかり美人さんに変身しました。
内部の脆いところが崩れたのか、かなりの砂とともに欠片がボウルの底に残りましたが、表側はとっても強くできているのか、びくともしていません。
 

右は比較的きれいだったのでハイター風呂に入れなかったもの、そして左がお風呂上がりのものです。 お肌がきれいです。

貝は、タカラガイのように個体差が大きいものもあれば、巻貝のように転がりやすいものもあります。
そして薄い、引き出しに入れるには薄過ぎる貝もあります。それらをどう収めたらいいのかまだ決定的な案にたどり着きませんが、試しに、どれも似た大きさで、比較的高さもあるタコノマクラあたりから、収めはじめて見ようかと思っています。





2017年1月30日月曜日

虫のおかげで見えた種


引き出しに収めるために、種や実を集めていたとき、ビンの中から出てきた実です。
小さなどんぐりと一緒に入れてあったので、確か、涸沼のほとりに建つ農家に沿った道で拾ったものだと思いますが、何の実だったかわかりません。
もしかしたら、もう一枚皮を被っていて、丸くて艶々していたかもしれません。そんな痕跡が残っていた実もありました。


どんぐりと一緒にビンに入れておいたため、表皮が虫に食われてぼろぼろになり、中の種が見えたり、すでに種だけになってしまったのもありました。


なかなか、素敵な種です。
いっそ、全部皮をむいてしまおうかと、茹でてみました。そして皮をむこうとしましたが、固いのなんの、爪などではびくともしません。カッターナイフなどを使えば、もしかしたらむけるかもしれませんが、小さいので面倒です。
乳鉢で擂ってみたら、粉々につぶれてしまいました。
というわけで、むくのはあきらめてしまいました。


虫さん恐るべし。
きっと、表皮がとっても美味しかったのでしょう。









2017年1月29日日曜日

お茶の実


昨日、これ何だったか忘れちゃったと書いたら、あつさんから、お茶の実では?とのコメントいただきました。
灯台下暗しですねぇ。勝手に生えてくるお茶の木に囲まれて暮らしているというのに。


なんとなく、お茶の実がもっと大きいイメージがあったのは、皮つきのままの印象が強かったからかもしれません。 


さて、ではこれはいったい何でしょう?
お茶の実よりちょっと重い実です。そして、比べてみると艶々しています。


こちらはムクロジです。


ムクロジをちょっと小さくしたような、シロヤマブキの実。


これもお茶の実でしょうか。色が薄くて、どんぐりの雰囲気さえ漂わせています(もちろん、違うけれど)
 

そして、扁平だったり、斑入りだったりと、どのグループにも入らない種たちです。


シロヤマブキを除いて、大きさは似たり寄ったりです。
一番下のも、色が薄いと感じていたのですが、こうして見るとお茶の実のようです。







2017年1月28日土曜日

収めてみた


拾ったものを入れる引き出し箪笥が、ほぼ完成しました。


日本の種や実だけで、熱帯のものはここに入れないつもりでしたが、いままで小さいビンに入れたり、ほかのものと一緒にしたりしていた小さい種や、少ししかない種などは、小さい仕切りに入れると、とってもわかりやすい。
というわけで、熱帯の種や実も混じっています。


完成した六個の引き出し。
シリンダー形のガラス浮きは、拾ったものではなくて、いただいたものや、まとめて買ったものです。


残り四個の引き出しも、種と実でほぼ埋まってしまいそうです。
貝やウニはどうしたらいいのか?いまだに頭が全然働きません。


引き出しにしてよかったのは、開けるとすぐ目に入ることです。
これまで、その種にあったビンや箱をさがして入れるのは、なかなか楽しい作業でした。でも、見たいとき、探してもなかなか見つからないという難点もありました。


ところで、大量に出てきたこれは、何の種でしょう?
すっかり忘れてしまっています。







2017年1月27日金曜日

薔薇


我が家に春が来ています。
水耕栽培のバラをいただきました。いつもたくさん採れた時にもってきてくださるのですが、昨秋の天候不順でバラは狂ってしまったとか、昨年のお正月は咲きすぎて困ったのに、今年はぼつぼつだそうです。


寝室に、花を飾るのは久しぶり。


露地植えでないだろうとは思っていましたが、水耕栽培だったとは知りませんでした。







2017年1月25日水曜日

天空芋をもらっちゃった!

Mさんのうちに、毎月定例の有機飼育の豚肉をいただきに行ったとき、ふと天空芋のことを思い出しました。
Kさんが、
「まずいので、全部引っこ抜いちゃう」
と言っていた、あの天空芋です。Mさんちの評価はどうだったのでしょう?
「天空芋のお味はどうでした?」
と訊いてみました。
「味はまあまあだったけど、なにせ収穫が、超簡単で便利だった」
とのこと、ジャガイモ、里芋、ヤマノイモのように、掘ったり洗ったりしなくて、ハサミも使わないで、ただ手でちぎるだけだったそうです。忙しい農家には、すごく便利だったって。

「あぁ、少し持って行って」
そんなつもりじゃなかった私は、しり込みしましたが、結局、いただいてきました。


握りこぶしほどのムカゴです。


はっきりした模様がついていて、ただの突起と、昔のコンクリートの坂道につけていた滑り止め模様のようなのと、二種類ありました。

「どうやって食べたのですか?」
そこが重要です。
Mさんは、スライスして素揚げにしたり、天ぷらにしたりして食べたそうです。
では、Kさんはどうやってたべたんだろう、気になるところです。


生命力の塊のような葉を見るのも楽しいし、大きなムカゴがなっているのを見るのも楽しそう。三月になったら、前言を撤回して、植えつけてみようと思っています。








2017年1月24日火曜日

すっぽり


1×4の古い、使い古しの板、削ってちょうど、節の上を切断しました。
節の所は釘も打ちにくい鉋もかけにくい、ぐちゃぐちゃに崩れたりもしますが、これはまるで枝が埋まっているように見えます。


すっぽり取ってみると、枝そのものです。


枝の方が先にできていて、幹が太くなってそれを覆った?
ときおり見かける形の節ではありますが、ただのリサイクルの板が、アメリカかカナダの自然の中に生えていたことを思い出させてくれます。






2017年1月23日月曜日

まだ、ぴんとしていますが。


土間入り口に置いてあるミルクブッシュ、先日まで色はよくなかったけれど、まだまだ緑だった。でも寒波で、すっかりやられてしまいました。


霜も風も当たらない陽だまりに置いてあるのだけれど、効果なしだったようです。


先日、てっぺんを詰めた室内のミルクブッシュ、多肉植物だからと数日間切り口を乾かしてから、挿し木しておいたのは、元気でやっています。


明暗が分かれてしまいましたね。







2017年1月22日日曜日

クルミ


廃材利用の、種やら貝やら、拾ったものを入れる引き出しをつくっています。
まだ完成していないけれど、ものを入れてみることにしました。
「どういう風に整理したらいいのか?」
そこから悩みますが、自分で見て楽しむだけだからと、拾った日時や場所は無視して、同じようなものをまとめることにしました。
まず、種と実です。


といっても、あちこちに入れてあるので、


蓋を取ってみて、持ってきて、似たものを集めてみます。


さて、どんぐりはどうしよう。
放っておくつもりでしたが、蓋ものに、巨大などんぐりが入っているので見つけました。
「やっぱり、どんぐりも引き出しに入れるかなぁ」
入れるとしたら、何のどんぐりかによって分類しなくてはならないのも、ちょっと頭が痛いところです。
 

ほぼ引き出しの四分の一を占めそうな量のクルミからはじめます。


色々な種を混ぜて入れているビンにも、クルミが入っています。
 

さて、もっと小分けするか、このままにするか、悩むところですが、小分けしてみることにしました。


ボール紙を切って箱にして入れてみます。


分類はできたけれど、あまり美しくありません。
それに、小分けすればするほど、収納力が落ちます。ましてや木で仕切るともっと収納力は落ちますが、木は紙のように重さで曲がったりしないので、木で仕切れば、もう少し立体的に入れられるかもしれません。
しばらく考えてみます。


数は、これ以上増やさない目安になるので、無制限に拾わないで助かります。

さて、右上の長いのは、アメリカのクルミです。
1970年代に、東京郊外に住んでいたとき、スーパーマーケットで買って、よく食べたもので、形が面白かったので少し残しておいたものです。
あれから、このクルミを売っているのを見たことはありません。





2017年1月21日土曜日

あちゃぁ!

しばらく前から、Shigeさんに触発されて、拾ったものをしまう引き出しをつくっています。
入れるものに合わせて、引き出しの中を仕切りたいので、バケツ、籠、箱、ビンなどに入れてある拾ったものを、集めてみたら、


いやはや。
小さいバケツに入れていたものは、どんぐりにいた虫に食い散らかされています。


ソテツはおいしいらしい、赤い皮が食べられています。


椿の殻に乗っているのはほおずきで、表の袋が食べられて、赤い実が残されています。
そして、ムクロジの皮も少々。


バンクシアは、食べられてはいないけれど、格好のベッドだったようです。


こんな中で暮らすのは、楽しそうです。


きれいにしたものは、一昼夜、お陽さまと、夜の寒さにあてます。
キクイムシのような小さな虫は、凍るような寒さに最も弱いので死んでしまうはずです。


それにしても、バケツの中にあったこれは何でしょう?拾った覚えがありません。
他のものから考えられるのは、椿の種の周りの黒いところを虫が食べてこうなったということですが、そんなことがあるかしら?ハート形です。


こちらは、籠に入れておいた種たち。
ほとんど被害がなかったけれど、念のため一晩外に置いて、何かが居れば死んでもらいます。


それにしても、この桃の種みたいなの、何だったかなぁ。すっかり忘れています。
どんな種の中にも、石などが入り込んでいます。


丸い種も、どうもムクロジだけではなさそうです。


一番ひどいのは密閉していたどんぐりのビンでした。


惜しげもないマテバシイの種なので全部捨てようと、焚火場に持って行って捨てて、見たらやけに美しい色をしています。


ということで、また拾い、洗って、煮て、そして雑巾で拭いて艶まで出しました。
 


どんぐりは、以前は取ってはおけないものだと思っていました。
でも、煮るといいらしい、たくさん拾ったときはちゃんと煮ていますが、ついつい忘れることがあります。