2017年9月26日火曜日

暖かすぎたのか?

去年は出なかったのに、今年は錆病が出たのか、トチノキは早々と葉を茶色くさせています。
今年せっかく、初めて実が生ったのに、
「風通しが悪いのかしら、残念だなぁ。伐る以外ない?」
と、思いながら、牛飼さんのところを通ったら、我が家ほどではないのだけれど、牛飼さんの家のトチノキも、葉は茶色くなっていました。


先日、お客さんがあったとき、
「早々と色づいていますね」
と言われたので説明していたら、きこりのHくんが、
「暖かすぎるんじゃないですか。八郷の山には、ホオノキは自生しているけれど、トチノキは自生していませんよ」
と教えてくれました。

山一つ越えた栃木県の温度が、八郷より低いのは知っていましたが、それがトチノキに影響しているとは、思ってもみないことでした。
栃木は、トチノキがたくさん生えていることが県名の由来です。

とはいえ、茨城県でも、植栽したトチノキはあります。
先月行った古河にも文学館のわきにりっぱな木がありましたし、八郷にあるフラワーパークや、つくばの植物園にもあります。

 
茨城県より南の、千葉県の下総御料牧場跡にも、古くて大きなトチノキがそびえ立っています。
なにより、我が家のトチノキの親木は、そう遠くない植木屋さんの庭でこんもりと茂り、今年も木全体にたいまつを灯したように花を咲かせていました。

せっかちに伐ることを考えずに、しばらく様子を見たいと思います。





2017年9月25日月曜日

吾亦紅

毎年、うどんこ病にやられてしまうワレモコウ、どうせ今年もダメだろう、八月には雨が続いたしと思いながら、ふと、見てみる気になって、近くに行ってみました。


ワレモコウの周りは刈り残してそのままだったので、ヨモギや篠竹も茂っていますが、ワレモコウは倒れていながらも、うどんこ病にやられていませんでした。


何と天邪鬼な!あんなに雨が降ったのに!


倒れているのを立ててみると、1メートル以上の高さです。


「よく咲いた、よく咲いた」
あんなに雨が降ったのに。









2017年9月23日土曜日

豆の赤ちゃん


エビスグサ(決明子)は、毎年こぼれ種で、庭のどこかに生えています。
この豆のつき方が、恵比寿さまが釣竿を垂れた様子に見えるので、エビスグサと名づけられたのでしょう。


ところで、花は下を向いて咲いているので、しげしげと見たことがなかったような気がします。


下から見たら、あらっ、花の真ん中から、豆の赤ちゃんが出てきています。


へぇぇ、こうやって豆ができるんだ!


豆がどんどん成長するにつれて、花びらが散っていました。






2017年9月22日金曜日

イチジクの秋


高いところのイチジクは、長い棒の先にはさみがついたようなもので採りますが、今年はちょっとおっかなびっくりです。
というもの、スズメバチが、蜜を吸おうと、イチジクの木の周りをうろうろしているからです。


しばらく前に、気温が下がってきたので、夏の間開けっぱなしていた高いところの小窓を閉めようとして、窓のすぐそばの軒下にスズメバチが巣をつくっていることに気づきました。
小さい窓で、室内から巣はよく見えませんが、ハチがブンブン飛び回っていました。

外に出て、庭から見たら、巣は直径40センチほどもありました。
低い軒下は、スズメバチが巣をつくらないよう、わりと気をつけて見ているのですが、高いところは、うっかりしていました。


スズメバチのことなら、I.Tさんに訊くに限ります。
電話して訊いたら、スズメバチは巣を使うのが一年だけ、二度霜が降りたころには巣立って空っぽになるので、地上から10メートルもあるようなところだったら、放っておいていいとの助言をいただきました。

ただし、その前に、この巣(キイロスズメバチの巣)を、地中に巣をつくるオオスズメバチが襲うことがあったら、その時は、あたりで全面戦争になるので、気をつけるようにとのことでした。いつもはむやみに人を襲ったりしないキイロスズメバチも神経質になり、30メートル離れた場所で動くものがあっても襲ってくるのだそうです。
その、スズメバチ同士の戦いがはじまると、キイロスズメバチが死に絶えるまで、約二週間続くそうです。
やれやれ。


イチジクの木の周りでは、シオカラトンボやアキアカネも、ぶつかりそうになるほど飛んでいます。


こんな、安全な隣人ばかりだと嬉しいのですが。






2017年9月21日木曜日

お世話になっています

 
いまだに不明と言っていた、二本あって、私は同じものだと思っていたのに、別のものだった、オオセンナリホオズキの方に、終わったかと思っていた花が一輪咲いているのを見つけました。


全然違う、いかにもナス科の花です。
hiyocoさん、いろいろありがとう。お世話になりました。
hiyocoさんが指摘して下さらなかったら、「紫の花」とひとくくりにして、全然注意を払わなかったと思います。というのも、実ばかり見ていて、花をまったく見ていなかったからです。


端材のケヤキを薪置き場にしまっていて、ナガコガネグモの幼体の巣を見つけました。


このクモの正体もhiyocoさんに教えていただいたなぁ。








2017年9月19日火曜日

ココヤシの育て方


古い写真の探しものをしていたら、ココヤシを育てている写真が見つかりました。
ココヤシの育て方は、熱帯だと簡単、基本的には、よく熟れた実を土の上に置いておいたら、勝手に芽が出ます。


で、それを移植した時、鶏にほじくり返されないようにと工夫している畑も見つかりました。パルメラヤシ(オウギヤシ)の葉を立てて、移植したばかりのココヤシを、鶏一家がつつかないように守っています。

ココヤシは、数十年、高くなり続け、実を生らし続けます。
日本と違って、人口の割に土地が広かったタイでは、あるところに村を築いて、それが100軒以上とか飽和状態になったと感じたら、有志が新しい土地に移って開墾したという歴史があります。
そのため、タイの農村を車で走っていて村が見えてくると、ココヤシの高さで、おおよそのその村の古さを知ることができます。








2017年9月17日日曜日


いつまでたっても大きくならないナツメ(Ziziphus jujuba)の木ですが、今年も少しだけ実をつけました。
 

食べ時はいつなのででしょう?もう少しすると赤くなってちょっと甘くなりますが、タイやカンボジアの人たちなら、青いうちに食べてしまいます。


というわけで、食べてみました。
まあまあの味ですが、水気がちょっと少ないでしょうか、インドナツメのおいしさには到底かないません。


こちらがインドナツメ(タイ名、プッサー、Ziziphus mauritiana) です。
旬は暮れからお正月にかけてです。


青リンゴのような味、いくつでも食べられます。
食べたいなぁ。






2017年9月16日土曜日

庭のルビー


今頃落ちる、コブシの実は、ルビーのようにきれいです。


でも、その美しさは長続きしません。
 

すぐにしなびてきます。


春先に、冬の花芽を包んでいた暖かそうなコートを落としてから、花びらを散らし、若い実を落とし、熟れた実を落としてきたコブシは、いよいよ葉を落として、そこいらじゅうを葉の海にしようと、待ち構えているようです。






2017年9月15日金曜日

いまだに不明


ほかの場所に植えていた植物が、勝手に移転していました。


前にもUPしたけれど、まだ何だかわかっていない植物です。


実は、クロホオズキによく似ていますが、クロホオズキはナス科、花も葉も全然違います。


いったい、何だろうなぁ?
 

邪魔にならないし、大繁殖するわけではないし、
「まぁ、お好きな場所を選んでいてください」
という感じです。


hiyocoさんのご指摘で、花が咲いているのと実が生っているのは、別の植物と判明しました。
で、実が生っている方は、オオセンナリホオズキではないかと教えていただいたのですが、ちょっと実が小さい気がします。




2017年9月14日木曜日

オンブバッタ


オンブバッタのおとうさん、それにしても小さいねぇ。


こんなに小さいおとうさんを背負っても何でもなさそうなのに、大きいおかあさんも、よたよたしています。


脚が芝生に絡まっちゃったよう!







2017年9月13日水曜日

蔓延る爆ぜ蘭


今年も盛大にハゼランがはびこっています。


土間入り口の玉石を敷いているところにも生えています。
毎日出入りするので、大きくはなれず、しからばと小さいままで花を咲かせます。


可愛いからと、ほとんどは放置しているけれど、種がいっぱい。
 

来年もそこいらじゅうに咲く気、満々です。





2017年9月12日火曜日

葛の戦略


我が家の東には、ひろいちさんの畑があります。
一部果樹園、一部畑にしていますが、数年前に桐の木を伐ったのを積み上げているあたりは、間際まで草が刈れなにので、クズがはびこっています。

そして、そこから勢力拡大をかけて、クズが何本もになって我が家の方に伸びてきています。


先日、草を刈ったときに、これ以上伸びないように、途中で全部切っておきました。
ところが、枯れたのは数本だけで、あとは途中の中継点で降ろした根でしぶとく生き残り、全然、こたえていません。
 

仕方がないなぁ。
土に貼りついて、はがれまいと抵抗するクズを、一本一本引っぺがしました。

東西南北、どちらの方向からも、新天地を求めて、クズは我が家になだれ込もうとすきを窺っています。





2017年9月11日月曜日

かわいいやつら

イワシジャン、今年も咲くのを楽しみにしていたのに、梅雨時に弱って、溶けるように消えてしまいました。
まだ、根は生きているのではないか?一縷の望みを託して、のぞいてみても、新しい葉は出てきていません。
そんな鉢の中に、一面に細いきのこが生えているのを見ました。
「後で写真を撮ろう」


と、しばらくして見たときは、もう枯れたあとでした。
なんと短命な、と驚いていたら、


一本だけ、生きているのがありました。たくさん立っているときはかわいかったのに、残念でした。
次の日、新しいのがまた生えてきているかな、とのぞくと、


きのこたちは紐になっていました。
潔さに、乾杯!

それにしてもイワシジャンはどうなっているのでしょう?