2019年5月31日金曜日

小待つ宵草


コマツヨイグサ、久しぶりに見ました。
前咲いていた場所には、もう何年も生えてきません。


地を這わず、立ち上がっています。


環境がよかったのでしょう。


花はマツヨイグサの4分の1くらいの大きさ、でもそっくり、華やかです。











2019年5月30日木曜日

畔の彩り


このあたりは、田んぼに谷川の水を使っているので、水が暖まるまで待ってから田植えをします。
というわけで、ほかのところより田植えが遅いのですが、日に日に稲の苗の緑が濃くなっています。


土手や畔道にはいろいろな草が伸びてきましたが、ヒルガオも花盛りです。
白っぽいヒルガオは、たくさん咲いていても紙が散らばっているようで美しくはないのですが、ピンク色のヒルガオは華やかです。








2019年5月29日水曜日

うちの桑の実

先々週だったか、九州では桑の実が熟れたらしい。
というので、すぐうちの桑の実を見たのですが、まだ黄色でした。
先週は、湘南で桑の実が熟れたらしい。
というので昨日、我が家の桑の実を見てみました。


熟れています。


熟れています。
熟れた実を採っていたら、白っぽくなっている枝を見つけたので、剪定ばさみを持ってきました。


クワキジラミの幼虫です。


なんかすごいねぇ。
  

それに、これは何?


桑の実は、美味しくいただきました。






2019年5月28日火曜日

芝生は花盛り


腹立たしいというか何というか、芝生に根気よく座り込んでタンポポ、ヒメジョオン、ニワゼキショウ、ハハコグサなどなど抜いていたのに、2週間ほど放っておいた間に、全部元気に育っています。


「しかし、ニワゼキショウのつぼみはかわいいなぁ」
と愛でている場合じゃありません。あんなに抜いたのに!






2019年5月27日月曜日

定家蔓


作業室にいると、いい香りが漂ってきました。
見ると、テイカカズラが、今を盛りと咲いています。
 

近寄ると、蜂もぶんぶんと楽しそうでした。















2019年5月26日日曜日

ミイラ


冷蔵庫の野菜入れの片隅から、ミイラになったオクラが出てきました。
まぁ、いいじゃないの。


大掃除をしていたら、ナイトテーブルの下からカナヘビのミイラが出てきました。
お腹の赤いのは、卵かしら?トラの仕業です。

先日も遊びに来ていた母子が、二階にまだ動いているカナヘビの尻尾と、カナヘビがいたと報告してくれました。
「カナヘビをつまみ出してくれる?」
と、私。
「私、ちょっと苦手で」
と、お母さん。
「.....」
中学一年生と四年生の男の子たちは無言、きっと苦手だったのでしょう。
台所にいた私は動かず、あのカナヘビも二階でミイラになっているに違いありません。









2019年5月24日金曜日

桜の種


月に一回の絵画教室で、今回はつくばのセンタービルに写生に行きました。


みんな、思い思いに陣取って写生しました。


広場にはたくさんの種が落ちていましたが、見まわしてもケヤキしか見当たりません。


でも、木によっては、その下に鳥の糞がたくさん落ちています。


とすると、鳥たちがどこかで桜の実を食べて、ねぐらにしているケヤキに戻って糞をして、種が転がっているに違いありません。
一度お腹を通ってきた種ですが、雨に洗われて、きれいな桜色のもありました。









2019年5月20日月曜日


食堂の窓の外に植えてあるカツラの木、あたりまえだけれど、夏が近づくにつれてうっそうとしてきました。


台所から外に出て見ると、そこはもう昼なお暗い。


カツラは植えるのがちょっと建物に近すぎました。たった50センチほどの苗だったので、大きさは想像つきませんでした。
やはり小さな苗だったヤマボウシは、幸い建物からちょっと離れたところに植えたからよかったものの、こちらも樹形は違うけれど大きく育っています。
カエデは、秋に遊びに来た植木屋さんをおだてて切ってもらったからよかったけれど、また伸びる気いっぱいです。

風邪に続く脚痛で、たった2週間ばかり草刈りをしていないだけなのに、庭はどこもかしこもハルジオン、ヒメジョオンが我が世の春を満喫しています。


「カツラよ。あまりのさばると、枝を落とすぞ!」







2019年5月17日金曜日

しばらく休みます

ちょっと身体を傷めました。
身体の方は快方に向かっていますが、まだ気力が戻ってきていません。
しばらくお休みします。








2019年5月14日火曜日

丁子草


一週間ほど前のチョウジソウ、つぼみが膨らんできました。


その足元には、鉢についてきたスミレが咲いています。


で、チョウジソウが咲きました。
「地味!」
はて、どこらへんが丁子を想像させるのだろうか?


香りではなさそうです。
丁子の香り、大好きです。








2019年5月13日月曜日

我が家の周りの白い花


ここに越してきた18年前、我が家の敷地は、10年以上放置されていた荒蕪地でした。篠竹が生い茂り、その上を葛がのたうち回って、足を踏み入れるのも難しいほど、入り口に立っても、今はよく見えている山さえ見えませんでした。
毎日篠竹を刈り、驚くほどたくさんの葛の根を掘り起こし、それを何年か続けていたら、だんだん生える草の種類が変わり、人が住む土地の様相を呈してきました。

その我が家の西側の土地は、もっと傾斜が激しくなっていて、もっと手のつけにくい状態でした。戦中戦後は畑として使われたものの、30年以上も放置されて、ただのでこぼこした葛が原でした。
放っておけば、葛も篠竹も、草を刈っている我が家に容赦なく侵入してくるので、他人の土地ではあるけれど、毎年少しずつ開拓していきました。その景色を眺めるのは私たちなのだから、荒れた土地を目にするより、きれいな土地を目にする方がずっと気持ちいいという想いもありました。


そうやって刈ると、葛やフジの下から、コウゾ、ミズキ、センダン、マユミ、ヤブデマリ、ケヤキ、キリなど出てきました。こんなにコウゾがあるのは紙を漉けという天の声?と思ったりもしましたが、コウゾも全部切ってしまいました(まだいっぱい残っているけれど)。すると、邪魔ものを取り除かれた木たちは、一気に息を吹き返して、びっくりするほど大きく育ってしまいました。大きく育ちすぎたキリは、台風で2本とも勝手に倒れてしまいましたが。
手前のまだ葉が十分出ていないのはセンダン、その奥の陽が当たっているのはミズキです。


ミズキはあと2本ありました。
見事に真っ白な花を咲かせて楽しませてくれていましたが、瞬く間に大木に育ち、眺望を邪魔していると、夫に切られてしまいました。確かに、思いっきり視界を遮るようになったのです。
今残っているミズキは、下草を刈ったあとも木と木の間に生えていて、光を求めて上へ上へと伸びた木なので、花は上の方だけに咲いています。


ヤブデマリは元気ですが、その右のマユミは、毎年虫に丸裸にされるのでほとんどの枝を切ってしまいました。それにも負けず、今力強く再生しているところです。
またその手前のナンキンハゼは私が植えたもの(他人の土地ですが)、ずいぶん大きくなりましたが、今年も花はつけないつもりでしょうか?


まだ葉っぱはこんな感じです。


ヤブデマリは毎年元気、今が盛りです。


先週あたり、ウワミズザクラがきれいだったのに、写真を撮る前に散ってしまいました。


ホオは数日前の写真。


ヤマボウシも数日前の写真。どちらもいまはもっと花が目立っています。


これはなんだっぺ?


我が家の坂道を降りたところ、公道のわきは、いつだったか市がよこした人たちに、すっかりきれいに刈られて、ウワミズザクラ、アケビ、マルバウツギ、フジ、モミジイチゴなどは姿を消してしまいました。
この木だけ我が家寄りだったので伐られず、何とか生き残っています。
卯の花でもないしなぁ。






2019年5月10日金曜日

待宵草


マツヨイグサ(Oenothera stricta)の原産地はチリやアルゼンチンといった南米だそうです。
嘉永年間(1848-53年)に日本にもたらされ、観賞用として植えられていたものが逸出し、昭和30年代には、同属のオオマツヨイグサ O. erythrosepala )とともに空き地などに大群落を形成したこともありましたが、近年はメマツヨイグサ O. biennis )に押されて、あまり姿を見なくなりました。


「なになに、観賞用として植えたら逃げ出したんだって?」
笑ってしまいます。
マツヨイグサは本当に逃げるのが好き、そして自分でこうと決めたところには、抜いても抜いても芽を出します。


それが我が家の場合、敷き詰めた石の間です。
ここは通路だからと抜き捨てても、頑としてあとからあとから芽を出します。


以前、門を入ったすぐのところにマツヨイグサが我がもの顔にさいていたことがありました。
Iくんから、
「こんなところに月見草を植えている!」
と驚かれましたが、いえいえ、そんなところに植えたのではありません。勝手に生えたのを抜き忘れただけでした。


今年もさまようマツヨイグサ、抜いても抜いても生えてきています。