2017年8月31日木曜日

作業台カエル

最近、作業台を支える「馬」を作り直しました。
置いているところが傾斜しているところなので、四隅の高さが全部違います。それに合わせて足の長さを変えたのですが、何せできたものは、下が平らで上がでこぼこ、それを上は平らで下がでこぼこのところに置いたので、四本の柱全部が傾いでいるという、お粗末な代物でした。

それはさて置き、古い、壊れかけた「馬」を取り外そうとしたとき、高さ調節のために重ねて置いていた板の中から、アマガエルが作業台の上に飛び乗りました。ちょっと深みのある緑、マットな仕上がり(?)の小さなやつでした。

次の朝、作業場に行ってみると、アマガエルがまだうろうろしていました。


前日のカエルに間違いありません。


もしかして、一晩中、この辺りで過ごした?


のどをぴくぴく動かして、ご機嫌です。

しばらくして、作業台のところに戻ると、


あれあれ、細い棒の間に入り込んでいました。


暢気なカエルです。
「いい湯だなぁ」
なんて、言っている場合じゃないですよ。









2017年8月30日水曜日

めぐり逢い

2015年春、タラの芽を採りに行って、失くしてしまった料理ばさみ、何度探しても見つからないので、新しいのを買ったのは、それから半年ほど経ってからでした。


それが今朝、草刈りしていたら、エゴノキの近くの土の上で見つかりました。
この二年余り、もちろんそこも何度も草刈りしましたが、はさみの影も形も見えませんでした。それが、まるで今置いたように、全体を見せていたので、びっくりでした。


以前、鉄の剪定ばさみをなくしたのが見つかったときは、もうぼろぼろでした。
ステンレスのはさみを見つけたときは、ちょっと損傷していました。


ところが今回、ほぼ無傷です。
スチールたわしで洗ったら完全復活、紙を切ってみましたが問題ありません。

30年くらい使っていたので、塗料は剥離していますが、それはなくす前からのことでした。
台所ははさみ二本体制、さて、どうなることでしょう。







2017年8月28日月曜日

籠編み上手


壁が汚れている、よく見たら、誰かのおうちでした。


気持ち悪いと言えば気持ち悪い、よくできていると言えばよくできている、誰がつくったのでしょう?
繭ハンドブックを見たけれど、何者かわかりませんでした。







2017年8月27日日曜日

今年のジンジャー


ジンジャーが咲きはじめ、あたりにいい香りが漂っています。


昨日の蕾、今日の花。


後続者も、どんどん育っています。








2017年8月26日土曜日

ウマオイくん、あそぼ!

コンピュータの前でくしゃみをしたら、目の前にウマオイが落ちてきました。
「何してるの?」


畳の上に置いたら、動きが鈍い。右後ろ脚に蜘蛛の巣か、埃がついています。


丁寧に取ってやったら、あらっ、黒足袋を履いています。幼体でしょうか?


もう少し遊びましょう。
「1+2は?」
「はい」
「ウマオイくん」
「3です」
「よくできました」


「おいっ、そんなのやってられねぇよ。さっさと開放して!」
と言うわけで、解放したら、とっとと帰っていきました。






2017年8月25日金曜日

カンナ


いただきもののカンナ、咲いています。
小さいころから知っているのに、決して自分の家にはない植物。カンナもそんな植物の一種でした。赤い花を見たら、夏を感じ、終戦の日を連想しますが、うちにはないという花。それが庭で咲いているので、不思議な感じさえします。


花がない季節も楽しめるという、斑入りの葉っぱです。










2017年8月24日木曜日

どっちを向くの?


よく、
「こんな大きいイチジクの木、初めて見ました」
と言われます。
でも、私は大きいイチジクの木がある家で育ちました。
家の北に、道路を挟んで小麦わら葺きの納屋があって、さらにその北には用水路が流れていて、用水路の向こうは田んぼでした。
納屋のわきには柿の木とイチジクの木が二本ずつあり、イチジクの木は用水路に大きく張り出していました。
太い枝は、用水路を超えて、田んぼに掛かるような勢いで、枝を伝って向こう岸に降りたりして、遊んでいたものでした。
時折、川辺ではイタチを見かけました。


さて、イチジクは熟れるまでには、もう少し待たなくてはなりません。


昨年まで、イチジクの木のあたりで羽化した蝉はほとんど見ませんでしたが、今年は目立ちます。コブシの木のあたりは石を敷き詰めているので、母蝉がこちらを選んで産んだのか、コブシの木の幹には、抜け殻はまったく残されていません。

で、写真を撮って気づきました。
幼虫は葉柄を伝わってこの葉までたどり着いたはずですが、みんな来た方向を振り向くようにして、殻を脱いでいます。
偶然かな?


いえいえ、どの葉を見ても、茎の方向を向いて羽化しています。


何故かわかりませんが、楽しくなります。
 

でも、家の柱を上ってきた連中の抜け殻を見ると、進行方向を向いています。


どこから出てきたのか、アスファルトの上に立つ柱の礎石で羽化したニイニイゼミも進行方向を向いています。

ほとんど水平に見えるイチジクの葉も、心持ち高い方に、見な頭を向けて脱皮したのかもしれません。







2017年8月23日水曜日

天空芋が生えてきた

作業しながらふと見ると、テイカカズラのわきに大きな葉っぱが見えました。
あのあたり、もうクズは生えてこないと思ったのに、クズかなぁと目を凝らして見たら、葉が違います。


わぉぉ、天空芋でした。
昨年、Mさんにいただいたものの、Tさんが、
「うまくないよ」
というので、植えるのをぎりぎりまで迷っていたのですが、そのままにしていても仕方ないと、蔓が登れそうなところはどこかと、ここに植えたものでした。
すっかり忘れていました。


クヌギやコナラの日陰で、いったいこれから実が生るかどうかわかりませんが、二つ埋めたのが、一つだけ大きくなり、一つは小さくてひょろひょろでした。

Mさんは薄く切っててんぷらにして食べたらおいしかったと言っていたので、楽しみです。話のタネに、食べてみなくちゃ。

それにしてもテイカカズラは太くなっています。







2017年8月22日火曜日

ウマオイ


作業台にハヤシウマオイがいました。
かっこいいねぇ!


バッタみたいにバタバタしないで、じっとしています。


ハヤシウマオイさん、毎夜あなたの鳴き声を堪能していますよ。









2017年8月21日月曜日

数珠珊瑚


骨董市で、馴染みってほどではないけれど、15年も前から知っている骨董屋さんの店先に、珍しく、植物の鉢が置いてありました。
「ジュズサンゴよ。今年はいっぱい実がついたの。かわいいでしょう?」


ジュズサンゴ(Rivina humilis)は、北米南部から南米にかけて分布するヤマゴボウ科の多年草で、アメリカのアーカンソー州やオクラホマ州からカリブ海を経て、中米、南米の熱帯地域に広がっていて、森林や雑木林、道端など、半日蔭になるようなやや湿り気のある場所に自生しています。
 

日本には大正時代初期に渡来して、現在では小笠原諸島や沖縄などで、帰化植物として野生化しているそうです。


「鉢をいっぱい増やしすぎちゃったのよ。引っ越しするから、整理しようと思って。300円よ」
300円?
まるで、おもちゃ骨董のさわださんのようでした。


花期は6月から10月だそうです。
なが!
300円でそんなに長く花や実が見られるなんて楽しいじゃないですか。

タイなど熱帯の雑草が日本では「花」として売られているのを、花屋さんでよく見かけます。
なんてこと?と思っていたのに、アメリカ大陸の雑草(雑木)を買ってしまいました。







2017年8月20日日曜日

花の命は短くて

今年も咲いたキツネノカミソリ、横目で見ながら、忙しい、忙しい。


ふと思い出して、どうなったかと見ると、あぁぁん、もう種になっていました。


茎はたったの二本だけ、これ以上咲きそうな気配もありません。
見逃してしまいました。








2017年8月18日金曜日

ソテツくん

数年前に、宮崎のmmerianさんがソテツの実を送ってくれました。
その中の何粒かを植えましたが、室内で芽を出し、移植後、育ったのは一株だけでした。そこはつくばいの傍で、水が流れ出ていていつも湿っていたせいか、何年も小さい葉が三枚だけでした。
それが、初夏に草むしりをしていたら、新しい葉を二枚出しているのを見つけました。


もう少し乾燥したところに植えてやろうと掘りあげてみたら、わっ、茎の部分が地中にできていました。
これだけ大きくなるには、時間もかかったはず、見えない部分で頑張っていたことがわかりました。


ここだと、大丈夫かな?


これは先日訪ねた鷹見泉石の家の庭のソテツです。
いったいどのくらい時間が経ったら、こんな姿に育つのでしょう?







2017年8月17日木曜日

河骨


Sさんからコウホネをいただきました。
しばらく前に咲いているのを見てうらやましがったら、持ってきてくださったのでした。


コウホネは、睡蓮のように土を入れた鉢を置かず、そのまま水に入れておけばいいのだそうです。いただいたばかりで寝ていますが、やがて自分で起きてくるそうです。


コウホネだけでなく、立派な水甕までいただきました。


数日後、コウホネは心持ち自分で立ってきました。


葉っぱは、形が素敵です。
 

水も替えなくて、減ったら足せばいいだけだそうです。
なんて、私向きなのでしょう。

ただ、このままではボウフラが育つので、早くメダカを買ってきて入れてやらなくてはなりません。






2017年8月16日水曜日

ツルボ


あれあれ、ツルボの鉢に、一輪咲いているのが見えました。


近づいたら、トンボがいました。
今年は、一帯で田んぼの農薬を、これまでのものとは変えて強くしたせいで、蛍もトンボも少ないというのが、もっぱらの噂です。


それにしても、ヘビイチゴ、カタバミ、コニシキソウ、トキワハゼなどなど、鉢の中はほかの草だらけです。


草を抜いてみたら、ツルボの寂しいこと、鉢からあふれんばかりに咲いてほしいと思っているのですが、しゃきしゃきと増えません。
 

たった一輪だけかた思ったら、


草の下に、おちびもいました。