2017年12月31日日曜日

ゆく年くる年


「おせちはつくるか?」
「つくらないかなぁ」
「黒豆ぐらい煮ろよ」
とI.Tさんから、黒豆をいただきました。黒豆だけではなくて、丹精込めた青大豆も小豆も、ありがたくいただきました。
育ててみるとわかりますが豆類は、収穫してからゴミを取り除いてきれいにするのが、またひと仕事なのです。


黒豆の煮たのは、毎年妹がくれます。
妹の連れ合いのやすおさんの母上が煮豆上手でした。母は毎年、やすおさんの母上が煮た黒豆と花豆をいただいていて、私たちもお相伴していました。その味を、妹が引き継いでいるのです。
そんな煮た豆を一昨日もらってきたので、I.Tさんの豆を煮るのはまたの機会になってしまいました。
あれっ、そういえば花豆はずいぶん減っています。誰が食べたのかな?


さて、センダンの木の下には、じゅうたんを敷いたみたいに実が落ちています。


センダンと黒豆で、ゆく年くる年を書いてみました。


2017年、おつき合いいただいてありがとうございました。
2018年、良い年でありますよう。





2017年12月29日金曜日

飛びそこなった!


今年は季節外れに咲いたりしたテイカカズラです。
莢が乾燥すると、ねじれて開き、その勢いで種を遠くに弾き飛ばします。


おやっ、一つ失敗して残ったのがありました。


末っ子だったのかしら?





2017年12月27日水曜日

南からの便り

家にいるばっかり、どこにもいかないので、古い友だちのイエンスから最近来た、タイ南部、クラビの写真をUPします。
イエンスとアンは、冬の間はタイ南部のクラビで、春から秋にかけてはデンマークのコペンハーゲンでと、寒さ知らず、暑さ知らずの優雅な生活を送っています。


彼らの家は、島ではなくて半島にありますが、山が阻んで道をつくることができず、船でしか行けません。
イエンスたちが土地を手に入れたころ、ここは小さな漁村でしたが、今ではずいぶん様変わりして、すぐ近くにお洒落なリゾートホテルやリゾートコテージも建っています。


彼らの家です。
雨季最後の雨が降ったとかで、床が濡れています。右が台所と食堂、手前が寝室になっています。
 

こんな鳥たちがすぐそばまで来ます。


海岸まで、あるいて2分、遠くを散歩しているのはきっとアンでしょう。



夕焼けも幻想的、左の木はターミナリア・カタパ、和名はモモタマナ。塩分に強く、成長が早く、枝を横に張って大きな木陰をつくるので、たいていのビーチに植えられています。


これは、トッケーです。
どこにでもいて、蚊を食べてくれるいいやつで、
「トッケー、トッケー」
と鳴きます。7回鳴くのを聞くと幸運に恵まれるといううわさもあり、鳴きだすと、ついつい数を数えてしまいます。鳴きはじめたばかりのへたくそなのは、
「ト、ト、ト、トッケー」
だけで終わったりします。




 

2017年12月25日月曜日

ここでは、いけなかった?


一番手前が、我が家のナンキンハゼです。
よく調べもせず、灌木で高くはならないと見込んでここに植えてしまいましたが、どうしよう、今のうちに植え替えておかなければ、高くなりすぎて、居間からの景色の妨げと言われて、伐られてしまうかもしれません。

しかも、灌木だと思っていたので、その北側にはイイギリを植えてあります。右後ろに見える囲いの中のイイギリは、去年はナンキンハゼと同じような大きさだったのに、ナンキンハゼの今年の成長で、圧倒的な差をつけられてしまいました。


さらに北には、ムクロジも植えてあります。
ムクロジは、夏にはかなり大きく育ったように見えましたが、葉を落としてみると、まだ枝もありません。広がって見えたのは葉柄だけだったのです。

ちなみに、ここは我が家の土地ではありません。
でも、放棄地だったし、私が篠竹やクズを刈らなかったらただのブッシュだったので、開墾した後の草刈りを楽にするという名目で、勝手にあれこれ植えています。





2017年12月24日日曜日

寝ている場合じゃないと思いますが

玉切りにしたままで、もう二年(三年?)も割らないで転がしている木を、焚火場に運んで燃やそうとしていました。
しかし、私は数年前に背骨を圧迫骨折してから、くれぐれも重いものを持たないようにと医師から言われている身なので、太い丸太を持ち上げるのを夫に頼みました。
「燃やさなくても、今からでも割れば、薪として使えるよ」
「そうぉ?伐ってすぐ割らないと割りにくいと言われてるじゃない」
丸太は、湿った土の上に放りっぱなしだったので、そうとうぼろぼろになっているし、薪はもう三、四年は不自由しないほど、十分積んであります。
「大丈夫だよ。割ってみるから」


「おぉい、簡単に割れたぜ」
「ふぅん」
表面はボロボロになった木も、しっかりした部分もあります。
しかし、いつか割れるからと、残りはこのまま転がしておくつもりでしょうか?玉切りにして、割っていない丸太は、まだ50個ほどもあります。その間からは草が生え、上には枯葉が積もり、片づかないこと、この上ありません。


虫食いだらけの木の中に、何かいます。
タマムシでしょうか?タマムシならちょっと同情しますが、カミキリムシだったら同情心は起こりません。
もっとも、私は委細構わず燃やしてしまうつもりでした。


猫車に積んで運んだ四、五本の木は、全部割られて、積まれました。
この冬焚かれれば、虫は命を落としますが、運よく次の冬まで焚かれなかったら、無事成虫となることでしょう。




2017年12月23日土曜日

きみたち、キノコかい?

折れて落ちた枯れ枝や枯葉を集める、庭仕事をしていました。
クヌギやコナラは、葉も落としますが、毎年たくさんの枝も落とします。昔の人たちは焚き付けにと競ってそんな枯れ枝を拾ったのですが、今となっては拾う人もいません。


真ん中の、生えている木に見えるのは落ちた枝です。こんな大きなままで、突き刺さるように落ちてきたのです。


枯れ枝は小さく切って燃やしましたが、表面には、一面にキノコ(?)が生えていました。


菌は精勤です。


こんなのもいました。





2017年12月22日金曜日

グネツム・グネモン


探しものをしていたら(いつも探しものをしているみたいですが)、グネモンの写真が出てきました。
グネモン(Gnetum gnemo)のおもな自生地はインドネシアとマレーシアですが、タイ、フィリピンなど、東南アジアに広く分布して生えています。低木もあり、20メートルほどの高木もあります。
 
グネモンの熟した実はそのままで食べられ、煮ても焼いても食べられます。
未熟な実や葉、花も食べられるすぐれもので、若葉と若い花序は野菜としてスープに入れます。


茎を切って出る液は飲めるし、靭皮(じんぴ)繊維は強靭で、綱、漁網、釣り糸、弓弦、製紙原料にもなります。


インドネシアではメリンジョと呼び、「グネツム煎餅」ウンピン(Emping)をつくります。

 
デンプンを含む種子を潰して伸ばし、油で揚げて食べるのがグネツム煎餅です。
乾燥させたグネツム煎餅を置いていない、市場はないほど、インドネシアではありふれた食べ物です。
強靭な繊維が採れることから、和名では「弓弦(ゆみづる)の木」とも言います。




2017年12月21日木曜日

ロマンのツタンカーメンのエンドウ豆

しばらく前になりますが、北海道ののらさんが、「ツタンカーメンのエンドウ豆」を送ってくれました。ツタンカーメンのエンドウ豆という言葉は、そのとき初めて耳にしました。


エジプトの王家、ツタンカーメンの墓から発見されたというのです。
サイズは9センチと、わりと大き目の莢でした。

ネット検索した限りでは、ツタンカーメンのエンドウ豆とは言うものの、実際にピラミッドから出土した種かどうかは信じられないという論調の方が多くありました。1956年にアメリカから入ってきたものだけれど、大賀ハスの事例もある日本人は、「ピラミッド出土」を容易に信じたというのです。


ところで、『世界有用マメ科植物ハンドブック』(James A. Duke著、星合和夫訳、雑豆輸入基金協会発行、1986年)を見ると、
「園芸エンドウの野生の始原型はまだ発見されていないが、幾人かの発表者は、古代エジプトの植物であったと信じている」
と書いてありました。
ロマンが広がりますが、続いて、
「おそらく、ヨーロッパおよびアジア西部が起源地であった」
とも書いてありました。
メソポタミア起源説は、かなり有力だとは思います。 


現在、園芸エンドウ(栽培種)は、なんと1000種類もあるそうです。

育て方を調べると、ツタンカーメンのエンドウ豆は、普通のエンドウ豆と同じように、秋植えもできるし、春植えもできるようでした。
いただいたときは秋植えのちょうど適期でしたが、犬のうなぎの世話が大変な毎日で、気がついたら、すっかり寒くなっていて、間に合いませんでした。
春植えて、育ってくれるでしょうか。ちなみに、Amazonで苗を売っていました。何でも売っているのにびっくり、そのうちAmazonは、コンビニを凌駕するかもしれません。






2017年12月19日火曜日

ナンキンハゼ


日曜日に、つくばのShingoster LIVINGに行ってきました。
新しくできたレストランcoxのわきに、たくさんの実をつけた木がありました。
「この木は何?」
「ナンキンハゼ」
ひゃぁ、ナンキンハゼなら、うちにも小さい木ですが育っています。
「うちのもこんなに大きくなるかなぁ?」
「なるなる。何度も移植したのに枯れなくて、しかも前からあった柿の木を蹴散らす勢いで、とうとう柿より大きくなっちゃった」
 

ほんと、柿はちょっと居心地悪そうです。
「ナンキンハゼでリースをつくってもらったんだけど、見て」
と、しんごさん。


coxの中に入ると、壁に直径が50センチ近いリースが飾ってありました。
「これが去年の」


「で、これが今年の」
去年のは、爆ぜて白い部分が目立ちますが、今年のは黒っぽい印象です。
「へぇえ、このリースも来年の今頃はほとんど爆ぜて、白くなっているのね?」
「うぅん、もうすぐ全部爆ぜるよ、今でも毎日爆ぜているから」
「おもしろーい」
何でも拾ったり、取って置いたりする私ですが、埃がたまるドライフラワーやリースはちょっと苦手です。
でも、ナンキンハゼのリース、気に入りました。今から、自分でもつくれるかしら、つくってくれる人を探した方がいいかしらと、まだ実も生っていないのに、「採らぬナンキンハゼの皮算用 」をしています。

coxの天井

私たちもcoxでコーヒーとケーキをいただきましたが、小テーブルはもとより、20人掛けの大テーブルも、一人客、二人づれ、赤ちゃんづれなどで埋まっていて、席待ちの人さえいました。大賑わいです。
食事をしている人がほとんどでしたが、どれも美味しそう、私たちがいただいたニンジンケーキとゴマケーキも、写真はないけれど美しく、美味でした。


あぁナンキンハゼ、coxを超えて、そびえています。




2017年12月18日月曜日

柚子ジャム


埼玉県都幾川で畑をしているK夫妻から、柚子が送られてきました。今年は豊作だったそうです。
我が家の柚子は三年前だったか、移植に失敗して、残念ながら枯れてしまっています。

最近は手抜きばかり考えます。もっとも簡単にジャムにする方法はないかと、ネットで調べてみました。
あった!丸のまま茹でる方法です。ジャムを固まらせるペクチンは種から出ますが、この方法だと、抽出されたペクチンが皮の中にしっかり閉じ込められます。
まず、柚子を丸まま、沸騰してから10分、水を替えてもう10分茹でて、一晩水にさらしました。


次の日、柚子を半分に切って種を取りました。


いつも大切に取っておいて、先に煮て抽出したり、袋に入れて一緒に煮たりする種は、ここでお払い箱です。中は、すでにトロトロになっています。


種を取り除いた後、スプーンでトロトロ部分をかき取ります。


皮は半分に切ってから、細切りにします。


中身と皮を刻んだのを合わせ、砂糖を加えて、焦がさないように煮ます。
砂糖は今回は適当で、17個の柚子に対して、カップ2杯とちょっとくらいでした。


弱火で約1時間、煮詰めて出来上がりです。


ペクチンがよく抽出されていて、ちょっと硬めのジャムができました。




2017年12月17日日曜日

センダン祭りの季節到来


テラスに、センダンの実が落ちています。
やっと、食べごろになったようです。


ヒヨドリたちは、来るときはみんなで来るし、来ない時は誰も来ません。


ボケボケ写真ばかり、ボケてないのは、あぁぁ、お顔が見えません。




2017年12月16日土曜日

クスサンの繭


室内から、外を見ると、おやっ、葉が落ちたニシキギに、クスサンが卵を産みつけています。
以前この近くの窓枠に産みつけていたのを見たことがありました。どうやら、お気に入りの場所のようです。


家が近いので鳥が来ない、もし見つけたとしてもつつきにくい、わりと安全な場所であることには違いありません。


室内では、暖かい陽だまりを見つけたトラが、まったりしています。