2017年6月30日金曜日

白樺浮き、追記

昨日は、北海道ののらさんから届いた白樺浮きに浮かれすぎて、『のらつうしん』を読みもしないでUPしてしまいましたが、昨夜読んでみると、その浮きのことがちゃんと書かれていました。


道北の遠別の、みなくるびーちの浜に、ナイロン網ごと埋まっていて、ひっぱってもびくともしなかったのを、のらさんが切り離して、拾って送ってくれたものでした。
のらさん、ありがとう。


遠別から、大陸ロシアまでは、遠別から青森までと同じくらいの距離でした。
白樺浮きは、ロシアのものでしょうか?










2017年6月29日木曜日

いつか、行って見たいなぁ、北海道


北海道ののらさんから、『のらつうしん』が届きました。
普通はA3の大きさの封筒に入って届きますが、箱に入って届きました。
「何かしら?」


開けてみたら、私の大好きな白樺浮きが出てきました。
しかも、私が欲張りだと知っていて、
「どうだ、これなら満足するだろう?」
とばかり、大量に送ってくれました。うっとりするくらいきれいです。


メモによると、誰かが手をかけてつくったものとわかる、角を丸く加工したものしか拾わなかったそうです。
そんなに、選り取り見取りに、北海道の浜には、ロシア、あるいは北朝鮮から白樺でつくった浮きが流れ着いているのでしょう。
地球の小ささがわかります。何かが飛んできた場合のことばかり想定している場合じゃありません。隣国に住む人々とも、遠国に住む人々とも、仲良くしたいものです。


白樺浮きは、全部で34個もありました。


中には、紐つきのものも。
浮きは、自然素材でできているのに、紐はビニールです。

「洗って、乾かしてありますが、まだ砂は出ると思います」
と、メモにありましたが、ビニール袋の底には、砂がほんの少しだけたまっていました。


大粒の、黒い砂でした。
もっと乾燥したら、もっと砂が出てくるでしょうか。これも楽しみです。


のらさんは、7月29日に、北海道の豊頃町の海岸で、ビーチコーミング教室を開くそうです。
楽しそう!
いつか、行って見たいなぁ、北海道の海岸。





2017年6月28日水曜日

飯桐

六、七年前に、イイギリを二本植えました。
イノシシに掘り起こされたときに、一本は枯れましたが、一本は掘り起こされないようなところに植えなおして、大切にしていました。ところが、ほかの木の葉が茂って、日陰になり過ぎたのか、ほとんど成長しませんでした。
そして、今年は葉を出しませんでした。
がっかりしました。


やっぱり、イイギリが欲しい。
と、知り合いの植木屋さんに買いに行ったら、イイギリは取り扱っていないとのこと、仕方なく、ネットで買いました。


イイギリは日向を好みます。そして、大木になります。
大木になっても邪魔にならないで、陽がたっぷり当たるような適地は、もうほとんどありません。
というわけで、マユミの老木を切って植える場所をつくることにしました(ここは我が家の敷地ではないけれど)。
このマユミは、花が咲き、青い実はつけるのだけれど、毎年虫に喰われて、秋にきれいに色づくことはありません。
  

マユミは、ちょっと奥に植えてあるムクロジの日陰にもなっていました(ここも他人の土地だけど)。


イイギリには木っ端で覆ってイノシシ除けもつくりましたが、切ったマユミの枝を、片づけないで周りに置いておきました。ちょっとはイノシシ除けになると考えてのことです。


さて、枯れたイイギリを引き抜いて片づけようと見ると、
「わぉ!」
この前見たときは、葉をつけていない幹だけだったのに、新しい枝を出して、葉をつけていました。


右の細いのが生きてる枝、左がだめになった枝です。
枯れたくらいですから、ほとんど日が当たらないこの環境はイイギリに良い環境ではありません。近日中に、これも日向に移してやらなくてはなりません。
 

イイギリには、雌雄があり、雌木にしか実はなりません。
ところが、新しく買った苗木は接ぎ木してあって、うまくいけば来年から花が咲いて実が生るそうです。
早くに実を見ることは全然期待していませんでしたが、期せずして我が家のイイギリに生る実が、見られそうです。

追記:


生きていて枝を出したイイギリを移植しました。
ここは、イノシシは来ないだろうと、イノシシ除けをしていませんが、甘いかな?枯れた枝は切りました。






2017年6月27日火曜日

木のたまご

「木とこども」展で展示されていた須知大さんの作品、「木のたまご」を見て、夫がいいなと言いました。
「〇〇(次男)に買ってもらおうか?」
夫は、私と違って普段は全然物欲を持っていませんが、そう言うということは、よっぽど気に入ったのです。
「えぇ、それはないよ。私が買うよ」

以前、友人の彫刻を見て、長男に買ってもらったことがありました。
親の遺したもので家を建てている不甲斐ない私たち、その上息子たちに頼るわけにはいきません。
おりしも、「木とこども」展の最終日は夫の誕生日、自分には手厚いのに夫には何一つあげたことがない私が、プレゼントすることにしました。


杉を刳り抜いたたまごの中に、鉄の鉢が入っていて、山から採ってきた、三年物のウリバカエデ、ヤマツツジ、それに、一年物の小さなコナラが植えてあります。
 

鉢が小さくて、大きくは育たないので、剪定にそう気を使うことはないとのことでした。
 
 
「水は遣りすぎることはないから、じゃぶじゃぶとかけて」
と言われましたが、その水が鉄鉢の底の穴から出なくなるまで、外に置いて水切りしなくてはなりません。
「毎日はあげなくていい?」
「毎日の方がいいみたい。葉には霧を吹いてやって」
「わぁ、できるかなぁ」


夜寝るときに水を遣り、朝までそのまま、シンクなどで鉄鉢の水を切って、朝起きたらそれを木のたまごに戻せばいいというのです。
となると、夫が当初置きたがった作業棟の二階に置くというわけにいきません。常に目について、水遣りが簡単にできる場所に置いておかなくてはなりません。
意外と面倒です。

夫が、継続して地味な水遣りができるとは思えません。私の仕事が増えたぞと思い、一日目は緊張して水を遣ったのになんてこと、二日目の昨夜はもう忘れて寝てしまいました。
あぁぁ、先が思いやられます。


夫のお誕生日に、次男一家から電話がありました。
「おじいちゃん、なにか買って欲しいものある?」
とはなちゃん。
「安いのでいいから、今度来るとき、クッキーを買ってきて」
と夫。
あれっ、穀物フリーの食生活をしているんじゃなかったっけ?
甘いもの大好きの夫です。






2017年6月26日月曜日

あひるの大航海

 
以前、浜辺で拾った、ソフトビニールのあひるです。
お風呂で遊ぶための小さなおもちゃですが、浜辺に漂着するあひるには、じつは壮大な物語が、秘められているのです。

1992年1月、香港からアメリカのワシントン州のタコマに向かっていたコンテナ船が悪天候に巻き込まれ、約三万個の、中国製のあひるのおもちゃ(ラバー・ダック)などを積んだコンテナが、太平洋上に落下しました。
破損したコンテナから外へと飛び出し、漂流を開始したあひるたちは、そのまま潮流に乗って南下し、三分の二がインドネシアやオーストラリアへ、そして南米沿岸に漂着しました。そして、残りの三分の一は、北米大陸に沿って太平洋を北上しました。
 

あひるたちは、一年後にはアラスカに到達していることが確認され、さらに西へと進んだものが三年後には日本に漂着しました。太平洋をほぼ一周したのです。
そのうちの一部は、ベーリング海峡を抜けて北極海に入りました。氷に閉じ込められたまま移動したと見られ、八年後の2000年には、大西洋域に達したあひるたちが、氷から解き放たれて漂流を再開しました。
そして、2003年には、北米大陸の北大西洋岸で確認されるようになりました。
2007年、イギリスのタイムズ紙が、あひるはアイルランド沿岸に向かっていると報じました。

この、あひるの大航海は、海流学者や気象学者の注目を集め、世界の潮流の動きやそれが気象に及ぼす影響の研究に、多大な貢献をすると期待されました。
海を漂流したあひるたちは、紫外線と海水によって退色しているものの、コレクターに珍重され、またアメリカでは、海岸で拾った人に、調査会社から報奨金も出されています。


うちのあひるは、2000年代になってから拾ったものですから、そんな大航海をしてきたあひるとは違うかもしれません。
でも、プチ航海を経て、我が家にたどり着いたものです。

1992年に海上に躍り出たあひるたち、あれから四半世紀経ちましたが、今でも狭いお風呂に閉じ込められるのを嫌がって、大洋上を漂い続けているあひるも、いるのかもしれません。


 


2017年6月25日日曜日

GALだって!


交差点で止まった前の車を見るともなく見ていたら、JALのマークが、と思ってもっとよく見たら、GALでした。


ギャルねぇ、そういえば、ずっと前にもJALをもじったマークを見たことがあったような。






2017年6月24日土曜日

瀕死の岩シジャン


昨秋、我が家に仲間入りしたころの、岩シジャン、鬼岩タバコ、姫岩タバコです。
屋外での鉢植えの世話などしたことがなかったので、この九か月、かなり神経を使ってきました。
水遣りはこれでいいのだろうか、半日影がいいというけれど、朝日が当たるのはいいのだろうか、鉢の下は石がいい、それとも土かしらなどなど、鉢をあちこちに移動させたりもしていました。
 

四月になって、枯れていた岩シジャンの若葉が現れたときは、
「よし、これでいいぞ」
と、思ったものでした。

ところが、それから葉が増えるというわけでもなく、ちょっと不安になっていました。そして、一昨日見ると、葉がほとんどなくなり、短い茎にはみっしりと白い粉がついていました。腐ってしまったのです。

「やっぱり、鉢植えは無理だった」
と、あわてて庭に降ろして植え、花屋さんに連絡してみました。今は便利、花屋さんとはFacebookの友だちになっていたので、メッセージを送ったのです。
すると、梅雨で湿気が多すぎて枯れたのではないか、地植えより、鉢植えの方が、水管理はしやすいですよ、と返事をいただき、また、慌てて掘りあげました。


地上から上は無残ですが、根はわりとしっかりしています。


水はけがいいように、ただの網ではなく、円錐の網を底に敷いてみました。
 

一から仕切り直しです。
持ち直すかなぁ。






2017年6月23日金曜日

ワルナスビ


土手一面にワルナスビが咲いていました。


あまりにも繫殖力旺盛だからとつけられた名前がワルナスビ。


でも、花はなかなか可憐です。
せめて、ナスモドキとか、ゲンキナスビという名前だったらよかったのにね。









2017年6月21日水曜日

わっはっは

壁の中に断熱材のウール綿を入れるために、ウールの断片を入れている籠をのぞいたら、蛾が死んでいました。


「おぅおぅ、嫌だねぇ」
二階で作業中、下まで行くのが面倒だったので、ちょっとと思って、蛾をほかのかんな屑ごと床にぶちまけたら、笑っちゃいました。


こんな顔が現れたのです。
こんなちょっとユーモラスな顔を秘めて、汚い色で飛んでいるなんて、蛾はいったい何を考えているのでしょうね。。







2017年6月20日火曜日

ハンカチ花


菖蒲を見ていると、大きさと言い、色と言い、ハンカチを思い浮かべてしまいます。
ヤマボウシは、たくさん咲きすぎた年は、葉の上にハンカチを置いたみたいだけれど、普通に咲いたらそうは思えません。
ヤマボウシはすでに散っていますが、今年は平年並みで、「いとおかし」姿でした。
 

つくばいから、常時水が流れているので、根のあたりは湿っていて、菖蒲は毎年株を大きくしているようです。
いつまでも喜んではいられない気もするけれど。









2017年6月19日月曜日

放浪、はじめました


「あら、今年はこんなところで咲いたの」
敷石の間の狭い土から芽を出す植物たちは、マツヨイグサ、タカサゴユリなど、放浪が好きなものばかり、今年はネジバナも、その仲間入りをしたようです。


二本目。何本顔を出すのかなぁ?





ルナリア


今年も勝手に生えてきたルナリア、種が膨らんできました。


「でも、虫が寄ってきちゃう、私たちっておいしいみたい」


齧られている実もあれば、その虫目当てに待ち構えている蜘蛛もいます。







2017年6月17日土曜日

歓迎されない訪問者

Gさんの家では、収穫間近のジャガイモ、約300キロをイノシシに一夜にして食べられてしまったそうです。
「電気柵は?」
「くぐられちゃった。イノシシは必ずウリボウを先に歩かせるから、ウリボウが柵をくぐったら、ちょっとびりびりときても、その時だけ我慢して入るみたい。びりびりくるのは、鼻だけだから」
「残念ねぇ」
半分くらいでも悔しいのに、全部とは.....。
我が家もその昔は、サツマイモもジャガイモもつくっていましたが、柵にした頑丈なパイプを何本も捻じ曲げられて、花が咲く前のジャガイモを全部掘り返されてから、お芋づくりはとおに諦めています。


そのイノシシさん。勤勉に訪問してくれます。
 

あっちもこっちも穴ぼこだらけ。
平らにしておくと、またやってきます。これでは、花を植えるのもはばかられます。


まあ、労せずして篠竹の根っこが抜けるのは、ありがたいのだけれど.....。