糸島の海には、着いた日に宿から近い小道を歩いて行ってみたのですが、砂浜の手前に水が溜まっていて浜に降りることが出来ませんでした。
そして次の朝、別の小道を通って浜に降りることが出来ました。
水の残した砂模様とスナガニの仕事の跡。
浜に落ちているのは多少の小石、そしてカニの甲羅だけ。プラスティックゴミさえ落ちていませんでした。
そして、塾のみんなと別の浜に行った日。
キンセンガニ(?)の甲羅はちらほら落ちていたけれど、大きな爪は誰の?
貝は、イトマキガイの欠片を拾ったのだけれど、孫のたけちゃんが気に入って持ち続けていました。海岸を離れるとき、
「貝は?」
と訊いたら、掌にはなくて、
「探しに戻る!」
というのをなだめすかして、拾った平べったい小さな巻貝とツノガイ、そして小さなプラスティック浮きをわたしたらすっかり機嫌をなおしましたが、私の手元には石だけが残りました。
糸島から我が家へ来た石たち、ようこそ。