種には、風で飛ぶ種、動物に運んでもらう種、人や動物にくっついて移動する種などいろいろありますが、くっつく種は好きになれません。
あぜ道なんかを歩いていて、裾にびっしりつかれてしまうと、憎らしいばかりです。
それに比べると、風で飛ぶ種のすてきなこと。どの種も趣向を凝らした形で、優雅に飛んでいきます。
こ れは、タイの東北部ブリラムの農家の裏に落ちていた種です。いまはもうどこも電気が来ていますが、電気がない頃、特に乾季が終わって雨季が始まる暑い季節 の午後には、もう頭がボーっとして、ぐたっとのびているだけですが、夕方になって水浴びをすると、アイスクリームや冷えたビールがなくても、すっかり生き 返って、幸せ気分を味わえたものでした。
8 件のコメント:
タイの植物図鑑を眺めていて、どこかで見覚えのある実が載っていると思ったら、春さんのページで見たものでした。
名前は、アオギリ科のScaphium macropodumだそうです。
これもまだ実物には出会えていません。探しにいかなければ。
Tomokiさん
わっ。タイの植物図鑑て、なんという図鑑ですか?私の持っている図鑑では見たことがありません。
日本のアオギリの種もおもしろいけれど、アオギリ科の種って、どれもおもしろいですね。
さらに調べてたら、この種の部分は食用になるんですね。知りませんでした。
「莫大海」といって水分を含ませて寒天状になったものを食べるとか。日本では料亭で出されるようなものみたいです。
バンコクのヤワラート(中華人街)で正体不明の木の実が売られていたんですが、それがこのタネだと判明して、僕も謎が解けてスッキリしました!!
図鑑名もうちょっと待ってくださいね。
何気なく見てたときに見つけたので、どの本に載ってたか再探索中です。
Tomokiさん
この種は、本当に美しいです。羽の部分がうっとりするほどよく出来ていて。
でも、本当にいろいろな種があって、いろいろに利用されてきていて、自然と先人に脱帽、最敬礼というところです。
図鑑の名前、楽しみにしています。
掲載されていたのは、タイの植物図鑑ではなく、シンガポールで購入した図鑑でした。
シンガポール植物園の売店で売っている「1001 Garden Plants in Singapore」という本です。様々な熱帯植物が、草・ツル・樹木と分かれて数多く紹介されています。
また、タイの図鑑でいいと思っている本は、「Wild tree in Thailand Part.1」という大型の厚い図鑑です。樹木の全体像、葉、花、実、樹皮と様々な情報が載っているので、勉強になります。続編の発行を心待ちにしています。
これら2冊はお勧めです。
Tomokiさん
ありがとうございました。
アマゾンで手に入るかと思って調べてみましたが、無理のようでした。またの機会があるかと思います。
素敵な図鑑を見るのは楽しいですね。こんどタイに行くときは、シンガポール経由で行くようにします。
春さん、これScaphiumではありませんでしたね。
同じくアオギリ科なのですが、Pterocymbium tinctoriumという別の植物の種でした。
Scaphiumのほうが大きく、羽の部分はスムースでした。
Tomokiさん
はい。イナックスの種子展で、Scaphium macropadum見ました。大きかったです。あと、Pterocymbium sp.というのを見て、そっくりだなと思っていました。
アオギリ科は面白いですね。
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