これは
Cassia bakerianaの種です。花はさくらより大きく、白から濃いピンクまでグラデーションのある、いわゆる「源平」咲きで、開花したときは、その華やかさにうっとりしてしまいます。それで、「タイのさくら」なんて言われたりしています。
比較的低い木で、樹高は12メートルくらいです。
莢の中に、薄い円形の種が、ちょうどドロップとかソーダのお菓子を詰めたように、ぎっしり詰まっています。その納まり方はかわいいのだけれど、すごい悪臭がするので、種を取るのは一苦労です。
タイ北部の木ですが、花が美しいのでよく種を集めてきて、いろいろな人に配ったりしました。今では南部でも、一般家庭や街路樹などに使われはじめたそうです。
種の太さは1.5センチから2センチくらい、長さは30センチくらいです。
2 件のコメント:
この莢の写真、種の大きさの特徴などからすると、Cassia bakerianaではなく、Cassia grandisのものだと思います。
でも、花の特徴やラムネのような実が入っていて悪臭がする点はCassia bakerianaの特徴ですね。
Cassia bakerianaの莢は表面に一面ビロード状の毛が生えています。
正体はどっちなのでしょう。
Tomokiさん
実を調べてみたら、50センチ以上のものと、30センチくらいのものがありました。かつてはビロードのような毛が生えていたような気もしますが、なにせ20年以上前に拾った(笑)実で、確かではありません。
一度に拾ったのではなくて、別のところで拾ったのかもしれません。
コメントを投稿