2015年12月22日火曜日

パッションフルーツ、その2


樵のかとうさんの家に行ったら、家の南側一面を、パッションフルーツが覆っていました。
玄関も、パッションフルーツのすだれをくぐらないと入れません。

かとうさんは、雨が降らない限り、仕事を休みません。木を切ってもらいたい人が、いつでも大勢待っているからです。
とはいえ危険な仕事、ときおり休んだ方がよいに決まっています。
「雨の日はお休み?」
「雨の日は下見とか、打ち合わせ」
これから、西高東低の晴天続き、ちょっと心配です。


その日もお留守でしたが、後で電話で聞いたら、
「二株あるんだけど、霜が降りたから、今年は越冬できないかもしれない」
なんと、霜が降りる前に株を掘りあげて、室内で越冬させるのだそうです。

年中家にいても面倒なのに、年中家にいないのに、そうやって毎年パッションフルーツを育てているなんて、きっと何か思い入れがあるに違いありません。

実はたくさん生っていましたから、花もたくさん咲いて、見事だったことでしょう。
かとうさんは、越冬させられなかった年は新しい苗を買ってもパッションフルーツを育てるらしいので、来年は、お花見に行きたいと思いました。
パッションフルーツの花が大好きですが、手をかけて育てる自信はありません。

パッションフルーツはアメリカ大陸原産ですが、カンボジアの田舎で、野生化して雑草になっているのを見たことがありました。
ちょっと花も実も小さめでしたが、熱帯ではまったく手をかける必要なく育っていました。








6 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

ハードな仕事の合間にパッションフルーツを掘りあげて室内に取り込むなんてすごいですね。地植えの植物を室内に入れるなんて発想ありませんでした。
先日芸能人の樵体験のテレビ番組を見ていた夫が「去年で1000人以上の樵が死んでるって」と驚いていました。どの範囲の話かはわかりませんが、とにかく危ない仕事だと初めて知りました。
パッションフルーツの花を検索して初めて見ましたが、なかなか派手で南国チックですね。ちょっとクレマチスっぽい?
関係ない話ですが、昨日「たくさんのふしぎ」が届きました。すっかり1月号の「トドマツ」が来ると思っていたので、2月号の「ヘンテコ絵日記」が封筒から出てきてかなりの衝撃でした。

さんのコメント...

hiyocoさん
そう、樵はとっても危険な仕事です。特に太い木を切るときは、どちらに倒すか判断が難しいし、枝を落としてから切り倒すのが一番安全ですが、できるだけ早く切りたいこともあるようだし、その都度最適な判断が求められます。狭くて、そのままでは切り倒せないこともあるし、足場が良くないところに生えていることもあるし。そして、チェーンソーがあるとはいえ、とっても体力のいる仕事です。
我が家にはユンボ(パワーショベル)があったので、仕事は少しは楽だったようです。
かとうさんは、タンザニアではマサイの部落で暮らしていたこともあったという人ですが、60も半ばになろうというのに、高くて細い枝にのぼって、木に綱を張ったり、枝を切ったり、余人には真似できません。だから引く手あまたなのです。
パッションフルーツは別名トケイソウ、花がお日さまの方を向いて動くんだったかしら?花だけ見ても素敵です。でも蔓ですから、網を張ってやらなくてはならないし、私は枯らしたことがあります。冬、掘りあげて室内に置くなんて知らなかったので。

「たくさんのふしぎ」2月号は、こちらにはまだ来ません!『トドマツ』は、カラマツに比べると全然馴染みがなくて、振り払っても振り払っても「おそまつくん」の六つ子の兄弟のことばかり思い出しました(笑)。
はっきり言って似たような写真ばかりだったし、来なくてもそう惜しくはなかったと思います。

Shige さんのコメント...

パッションフルーツ、どこから来た名前かと思いましたが、育てるのにそんなパッションが必要なんですね。ようわからんけど、なんとなく自分で納得!(笑)

さんのコメント...

Shigeさん
あっはっは、新説ですね。育てるだけでなく、食べるにもパッションが必要だったりして(笑)。せっかく二ついただいたのに、まだ一つ残っています。

Bluemoon さんのコメント...

この地域では自然に育ちます。庭にパッションフルーツがありました。多いときは100個以上実ができました。お店では1個1ドル~1ドル50セントくらいで売っています。ぶどう、いちじく、殻の柔らかい種類のアーモンドなどは、鳥とポッサムが食べてしまいますがパッションフルーツは食べないので全部収穫できました。主人が地下雨水タンクを作ると言って根が張っていた土を掘ったので数年前に枯れてしまいました。今年9月、市役所から苗をもらったのでまた植えました、楽しみです。甘い、酸っぱい、種類によって味が違います。熟した時の色も少々違いがあります。甘く熟したパッションフルーツは何個でも食べられます。種ごと食べています。ヨーグルト、フルーツジュース、マフィンなどの焼き菓子にも種ごと入れます。



さんのコメント...

Blue moonさん
種ごと食べていいのですね!だったら、いくつか食べられます。夫と半分ずつ食べたのですが、いちいち種を出すのが面倒で(笑)。
結構、値段が高いので、びっくりです。今日、ヨーグルトに入れてみます。
かとうさんちでは、見渡した限り、20個以上は生っていました。

ブドウも種ごと食べる民族の方が多いですね。ザクロも確か、サンドイッチに入れたりしたら種ごと食べていたような。
頑張ります(笑)。