2009年7月22日水曜日

モダマ


モダマ(Entada phaseoloides)が海流に乗って、日本の浜辺まで辿り着くことは知っていましたが、最近ビーチコーマーさんたちのブログを覗くようになるまで、彼らの間でモダマがこんなに熱く語られているなんて、まったく知りませんでした。モダマそのものというより、遠く旅したその軌跡にロマンをかきたてられているようですが...。
私の手元にあるモダマは、旅したモダマではありません。籠や箱、缶などにばらばらに入っていて、まだ整理もついていないのでどのくらいあるかわかりませんが、50個くらいでしょうか。でも、そのうち拾ったものは、1、2個で、あとは市場で買ったり、友人にもらったりしたものです。
カンボジアでは、お正月(旧正月)にモダマをビー玉のようにして遊ぶ慣わしがあります。そのため、正月前には市場のあちこちにモダマが積み上げられます。それを見ると、毎年、お正月が近づいたんだなあと感慨を新たにし、ついつい買ってしまうというわけでした。
そして、お正月が明けると、子どもたちがモダマ遊びに興じるにぎやかな声が、路地路地に響きます。二手に分かれて、相手のモダマにぶつけて取るのですが、大人も含めて、大勢の見物人がそれを取り囲みます。それはそれは楽しそうですが、その遊びをするのは、一年でその季節だけです。

大きいモダマ、小さなモダマ、中にはハート型のモダマもありますが、とにかくまだ棚ができてないので、出して並べてみることができません。棚ができて、全部揃って見られる日が楽しみです。

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