2010年3月12日金曜日

プラタナス



たけさんの家を過ぎ、山に入ろうとする口のところに、大きなプラタナスが2本立っています。その下には、その昔、町のおばあさんが隠居所を立てて、一人で住んでいたそうです。数年後、おばあさんは年をとったので、家族の人が連れ帰って、家も取り壊されたとか、残っているのは、大きく育った白モクレン、山椿、そして、プラタナスなどの木々ばかりです。

昔のことだから、ご隠居さんが車を運転したとも思えません。何故、バス通りまで歩いて20分、郵便局まではゆうに30分かかるこんなところに、住んだのか、何故、普通は街路樹としてしか植えないプラタナスを、家のまわりに植えたのか、聞いてみたい気がします。たけさんに聞いても、「知んねえよ、おかしいよなあ」と、言うだけですから。

プラタナスの樹上には、この季節でも、たくさんの実が残っているのが見えます。しかし、ほとんどの実は藪の中に落ちるとみえて、あるいは、動物に拾われてしまうとみえて、道路上に落ちているのを見かけるのはまれです。




それでも、ときどきは落ちています。左の小さいのは、育ちきらないで落ちた実です。

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