原種シクラメンの株が二株あります。
パレスチナなどでは、石垣のところによく咲いているので、最初石垣の上に植えました。しかし、あまりにも陽あたりが悪い場所だったので、湿気で株が腐ってしまわないかと、別のところに移し替えました。
移したところは平らなところですが、それから数年、株が大きくなっているのか、いないのか、何とか生息しています。
そんなおり、石垣のあたりで草むしりしていて、植えたはずのないシクラメンを見つけました。
小さな小さな株が、石垣に貼りついています。
その下でも咲いています。しかも二株あるようです。左下に一枚、葉も見えます。
この石垣の上に、株を植えていたときは短く、たぶん一度花が咲いただけです。それなのに種を飛ばし、種から芽が出て育っていたのです。
「シクラメンはやっぱり石垣が好きなんだ!」
改めて、そう思いました。
パレスチナで、アネモネやひなげしが、アーモンドの木の下などの平らなところに群生して、お花畑をつくるのに比べて、シクラメンは石垣のあたりに、点々と咲いています。
たぶん、数千年かけてその場所を選んできたのでしょう。
けなげさに驚きましたが、我が家のもともとの二株も、どこか石垣の近くに植え替えてやる必要があるようです。
さて、陽あたりと湿気とをどう考えて移そうか。
パレスチナなど地中海沿岸は、日本よりずっと乾燥しています。
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