2013年8月24日土曜日

瓜づくし

有機農家のKさんは、古い友人の成田のこいずみさんのところで研修したあと、ここ八郷で就農しました。
ご夫婦とも、もともとは有機野菜の流通にかかわっていた方で、その過程でこいずみさんの生き方を知り、自分でも食べるものをつくろうと決心して、お百姓さんになりました。
今は母屋、納屋、煙草乾燥小屋と広い庭のある、素敵に古い農家を借りていますが、ゆくゆくは、山の中に自分の家を建てる予定で、着々と準備を進めています。

Kさんご夫妻は、他の八郷に定住した有機農業の方たちと同じように、都会のサラリーマン家庭で育った人たちですが、さすがこいずみさんの研修生をしていただけあって、年間百種類以上の野菜を育てている、文字通りのお百姓さんです。

さて、先日、Kさんご夫婦とIさんご一家とご飯を食べていた時、たまたま南インドの話になり、オーロビルの話になりました。
オーロビルはポンティチェリの近くの村で、疲弊して見捨てられた土地を手に入れ、生態系を取り戻しながら生きていこうという運動家たちが、世界中から集まっているところで、バナラシやブッダガヤのように、日本人に知られた場所ではありません。
ところが、Kさんは世界を放浪していた時オーロビルに行ったことがあり、Iさんも世界を放浪していた時、数ヶ月滞在していたそうでした。私も二週間ほど行ったことがありますが、生まれて数ヶ月のシャントヌと初めて出会ったのもオーロビルでした。
子どもも含めて九人で集まって、その中に、オーロビルに行ったことのある者が四人もいたなんて、ちょっとおもしろいことではありませんか。


そのKさんに、シマウリ、ナス、トマトなどいただきました。
シマウリは、塩でもんで食べるだけでなく、スープに入れても美味です。


それと、ナシウリをたくさんいただきました。
梨の形の瓜だからナシウリだと思いますが、初見です。
ちょっと見には、見慣れたマクワウリより色が悪く、おいしそうに見えませんが、食べてみるとマクワウリより当たり外れがなくて、とても甘くておいしい瓜でした。


話が変わって、家の北側の笹を植えてあるところです。
手前のコクマザサは思ったようにきれいにはびこらないので、全部抜き取って、その向こう側のオカメザサに植え替えようと、抜き取っていた五月に体調を崩して、中途で投げ出したまま、早三ヶ月以上経ちました。もうめちゃくちゃな状態です。
コクマザサの上には雑草が生い茂り、オカメザサは刈り込みしていないので、丈が伸びて繁茂しています。


その、コクマザサの上をわがもの顔にのたうちまわっているのがスズメウリです。


すべすべした葉。


繊細な蔓。


朝は湿気が多いからか、光が足りないからか咲いていなかった花が、


だんだん開いてきました。


スズメウリ畑にするのもいいけれど、期待すると思うようにいかないのが、植物たちです。


とにかく、脇の通路は通れるようにしたいものですが、こうなったらどこから手をつけたらいいやら。
まあ、スズメウリの実を楽しんでから手をつけましょう。


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