送辞
スギナ殿
思い起こせば十年前、あなたは植木屋さんで買った木の土について、我が家にやってきました。
以来、抜けば抜くほど繁殖し、その勢力を広げてきました。
作業棟建設予定地も例外ではありません。
毎日踏まれ、突き固められ、掘り返されていたにもかかわらず、あなたは土を動かすたび一緒に移動し、さらに広範囲から芽を出すようになりましたね。
砕石を厚く敷いた時は、あなたともお別れのときが来たかと思いました。
ところがどっこい、しっかり締まった石の間を縫って生え、あなたはさらに繁栄を続けています。
その生命力には感服するばかりですが、そろそろお別れのときが近づいてきました。ここにはコンクリートを打ち、さらにアスファルトを敷こうとしています。
どうか、アスファルトを突き破ってまだ生えてこないよう、お別れしたいと思います。
送辞
ドクダミ殿
以下、同文
4 件のコメント:
いいなぁ、ドクダミとのお別れ。今の中古の家に引っ越してきたのは冬で、春先庭に赤いとんがったものが一斉に顔を出し始めたとき、何かわからず怖かったです。
hiyocoさん
どちらもお茶にできるし、浸透圧を使って酵素液もつくれるし、薬ですけどね....。どちらも、傷めつければ傷めるほど強くなる、「植物の鏡」のようなやつらです(笑)。
タマリュウの中にドクダミが混じったので、全部掘って、掘った土を篩でふるって植え替えたところにも、元気よくドクダミの方が勢ぞろいして、タマリュウを押しています。
引導を渡しても、アスファルトの下からも、絶対出てきそうです(笑)。
ところがどっこい・・・(笑)
我が家はいつのまにかドクダミがいなくなり、
寂しいです。
タマリュウが勢力をのばし、ヒイヒイしています。
しまとかげさん
そんなことがあるんですか!希望のお言葉に胸もうち震えます(笑)。
石の下などには、うどんを敷き詰めたように根が入っているし、ぶつぶつ切れて落ちるし、一生懸命とればとるほど増えて、根負けしてしまいます。
もっとも八重のドクダミは好きで、こちらは優遇しています(笑)。現金なものです。
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