梨畑の梨の枝は、つんつんと空に向かって伸びています。
この時期、梨農家は、要らない枝を切り、必要な枝をたわめて、張り巡らしたワイヤーにくくりつけていきます。
もうその作業がはじまっています。
すっかりきれいにくくりつけられた梨畑はさっぱりしています。
たくさんの梨畑が隣り合っています。早生も晩生もあるだろうけれど、ほかの畑の作業が進んでいると、手つかずの農家は焦るのではないかと思ってしまいます。
柿、ブドウ、栗などに比べて、一枚一枚の畑の進み具合の違いが一番よく見えるのが、梨畑でしょうか。
作業が終わっているのに、太すぎたのか残された枝、いずれ切られる運命にあります。
枝を切ったり、古い木を新しいのに植え替えたり、受粉したり、袋掛けしたり、年中作業が続きますが、梨農家が一番怖いのは、遅霜と、五月ごろの雹(ひょう)や霰(あられ)です。
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