2021年1月23日土曜日

炭の湿布

「炭の湿布、やってみた?」
Kさんを訪ねたら、訊かれました。
「あっ、忘れてた」
炭を粉にして痛いところに湿布すると、炎症が解消するという治療法で、先週、まで借りたのに試していませんでした。


家に帰ってから、以前Gさんにいただいた炭を取り出してきました。


炭の袋の底の方から、小さく割れた炭を取り出します。
「あれっ?」


カタツムリの殻とヒノキの実が混じっていました。
さて、この炭、どうやって粉にしましょう?炭を扱うと、あちこちが黒くなってしまうのが難点です。


まず、ビニール袋に入れたまま、古タオルで包んで木槌で叩いてみました。


ちょっと細かくなりましたが、まだまだです。すり鉢を使うか、クロックを使うか。使うのはよいとして、そのあと洗うことを考えると、すり鉢はちょっと尻込みしてしまいます。


結局、洗いやすそうなミルを使うことにしました。


一日目、できた炭の粉を水で溶き、古タオルに塗ってじかに膝に当て、その上をラップで包みました。
ところが、古タオルがすぐに炭の水分を吸い、炭のペーストが粉に戻って、脚を伝わってさらさらと足元にこぼれてきます。ベッドに横になったまま、絶対立たないぞと思ったのに、こんな日に限ってお手洗いに行きたくなりました。そして、こぼしてはいけないと気になるからか、炭が効いているからか、寝苦しいこと。悶々としていたら、あっという間に夜中の3時を過ぎてしまいました。
次の朝、膝の痛みはちょっと薄らいでいたのですが、炭の粉をこぼさないようそっと外に出て、ラップとタオルを外したあと、真っ黒になった脚を洗うのが大変でした。

その時になって、初めて『チャコール』の本を開いて湿布のつくり方を読んでみました。日頃から、どうもマニュアル本を読むのを苦手としているのです。


すると、私のつくり方が全く違っていたことに気づきました。炭の粉には亜麻仁粉(なければ片栗粉)を混ぜてドロっとさせてから、


ペーパータオルなどに伸ばし、こぼれないように端を残して畳み、上からも紙をかぶせて包んで、それを患部に当てるとかいてあります。私がやったように直接炭の粉を膝に当てて、朝起きたら膝から下が真っ黒に汚れる必要は、まったくなかったのでした。
さて、膝はまだ万全ではありませんが、押すと痛かったところは夜になっても痛くありません。今日も湿布して寝たら、もっとよくなるでしょうか?



 

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